今日買った本。

「夢の船旅〜父・中上健次と熊野」中上紀(河出書房新社)
故・中上健次の愛娘にして作家の中上紀が、父の作品とその想い出、
魔法空間としての熊野、懐かしい路地の記憶などを軸に綴ったエッセイ。
本を開くとまず、中上健次のあの独特の筆跡になる原稿の写しが掲載されている。
健次の「秋幸三部作」についても語られている。
とは言ってもこの三部作(「枯木灘」「岬」「地の果て至上の時」)については、
僕はまだ流し読み程度できちんと読んでないんだよな。
なので、これからの楽しみに。


「Number 611号」(文藝春秋)
特集「ガンバレ、ガンバレ、野球!」
ただいま未曾有の危機にあるプロ野球に対してのエールとも言える特集。
表紙は水島新司の「ドカベン」である。
基本的にNumberは誌面が固いというか「気どりがち」なので、
こういう柔らかい素材を使ったほうが雑誌としての楽しさが丁度よい感じになる、
と思ったら柔らかいのは表紙だけで、中はいつにも増して固いのだった。
まあシリアスな内容だからね。むべなるかな。
12球団中、唯一日本一になれないまま消滅の危機を迎える、
近鉄バファローズ回顧。藤井寺球場物語。
水島新司インタビュー「野球王国・四国に新球団を」。
それにしても、あの岡本太郎デザインの近鉄のマークが消え去るのはしのびない。
手塚治虫のライオンズのマークはいつまで健在なのだろうか。

あと、夏の甲子園決勝裏話。駒大苫小牧秘話「北海道をなめんなよ」。
最後の打者、済美・鵜久森の一打同点の打席、苫小牧の青年監督の話が面白い。
「ホームランが出ても面白い、いや出たらいいな、こんなイイ試合なんだから」
ひとりのギャラリーと化した当事者。しかし結果はついてきた。
最後の捕球はショートのキャプテン、イケメン佐々木、
イージーフライのわりに危なっかしかったのは「もう泣いてたから」。
天真爛漫、無欲の勝利、素朴さを抱いての快挙は、
桑田&清原の最強PLを破って優勝した、かつての取手二高を彷彿させないでもない。

それにしても苫小牧の5番キャッチャー糸屋義典、今大会通算打率が7割強。
これって「ドカベン」山田太郎と並ぶ数字。
リアルは漫画を凌駕する。その面白さ。
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Commented by kuro at 2004-09-16 17:17 x
急展開を見せる The ALFEE の内紛の今後が気になりつつ。
とりあえず野球ネタには喰いついておこうかと。

昨日、17:32に「お先。」とつぶやき、そのままタクシーと京葉線飛ばして、
一路海浜幕張へ。海っぺりチーム、今季本拠地最終戦・対近鉄戦見物。
最終戦ということで、内野自由席タダで、既に1塁側1階2階とも満席状態。
ライトのポールのすぐ横の2階席辺りで、ほとんど立ちっぱなしで、
ビール飲み飲み、叫び、飲み飲み、叫び(繰り返し。延々)。

試合後、レフトスタンドの近鉄応援団より、プレーオフ戦線上のロッテに対し、
「がんばれ、がんばれマリーンズ」のエール。
ライトスタンドからは、お礼の「近鉄、近鉄」コール。
そして一体となって「合併反対」コールへと続き。
なかなか熱いものが(バレンタインの「酔っ払い口調風な日本語挨拶」もアリ)。

今日・明日の交渉や、いかに。

しかし。
サブロー、2塁打打ったのはいいけど、そのあとの2塁打とライトライナー(定位置)で、
なぜ帰ってこない?? ありえねー。
(直後ライトの守備についたサブローの背後から、サポーターの 「大」ブーイングが。)
Commented by shinobu_kaki at 2004-09-16 17:42
僕も野球は好きなほうだと思うが、
くろさんのそれとはまた種類が違うんだろうな、って気がするね。
愛情があるっていうか。
前にも話したかもしれないけど、僕の場合「ファン心理」がわからない。
外野スタンドで特定の球団を声を上げて応援する、
ということはないと思います。
そういう意味ではとても醒めた見方かもしれない。
野球場は内野スタンドでほわーっとビール飲みながら見るのが好きです。
とくに、神宮のような素朴な球場で。

シーンを見てないから何とも言えないが、
サブローって足は遅くないでしょ?
二塁にいて、二塁打で帰ってこれないってありえねー。
タッチアップも失敗ってことだよね。怠慢プレーですか。
抜け目の無さに定評があるPL学園OBにしてはイカンですな。
罰として登録名を「大村」に。
Commented by kyon at 2004-09-16 18:21 x
そして鵜久森君の話題に喰いついてみる。
しばらくです高見沢様。私も昨日からが秋だと思いました。
何かの流れにのまれたようにスポーツ観戦に明け暮れた今年の夏が
なんだか急に遠い過去のことになってしまったような気が・・。
そして遅ればせながら祝5万ヒット! 凄いペースですね。
で、昨日『誰も知らない』を観に出かけたのですが満席で入れませんでした。
混雑必至の水曜(女性1000円)夕方に行くのがいけないのですが。
こちらの、観てから読もうと読まずにとってある
ヨン様インタビューはまたおあずけです・・(;_;)

とってつけたように野球の話。
>四国に新球団
いいかもしれませんね。スポーツライターの二宮清純氏も、
朝生でそのようなことを話されてました。
仙台にもできるみたいだし。
Commented by kuro at 2004-09-16 18:33 x
あー。
昨日はタダだったし、イレギュラーで外野近くに>立ち位置。
そこに居た以上、座ってほわー状態は叶わず
(それでも打つ瞬間は動かずにぢっと凝視)。
ぼくも、内野から打者ごと、1球ごとに守備位置、球種とか確認しながら、
幕張の浜風を受けつつお供にゑびす、というのが圧倒的に多く>あ、もう一杯ください。

サブローね、
堀のライト線ギリギリ、フェンス際2塁打の時は捕られると思い、
タッチアップ体勢で、3塁ストップ、
福浦の火の出るようなライトライナーの時はヒットだと思い、
飛び出してしまいタッチアップできず。

あなた、どっちも見事に真逆な判断。 抜け目しかない状態。

挙げ句、ベニーのショートゴロで本塁憤死。

全体として、
サードコーチボックスに立った西村ヘッドの指示も、どうだったのか疑問だが。


流れが決まった瞬間でした…。

昨年、大村(イワオ)が引退したので、登録名戻しても問題ナシ。
Commented by アキ男。 at 2004-09-16 21:35 x
来月、熊野に行く予定。

旅のお伴に、その本持って行こうかしら。
Commented by shinobu_kaki at 2004-09-17 06:37
>kyonさん

ええと、どれから(笑

高見沢です。『誰も知らない』は凄い人気ですね。
そういう、客のすごく入る映画じゃないんですけどね。
日本人は話題に弱いんですね。
ぜひ観て、インタビューを読んでくださいな。
そんで、野球。
日本ハムって北海道に行ってほんとに良かったと思うですよ。
東京でジャイアンツに間借りしてるみたいな状態よりも。
Jリーグの新潟もそう。
水島新司は自分の漫画と現実の区別がついてなくてあれですが(笑)、
四国に球団置いたら愛されると思うんですけどね。
仙台は昔、ロッテの「準フランチャイズ」みたいなポジションでしたね。
でも東北人はきっとそのへん淡白だよ。
四国に一票なんだけどね。きっと届かない。
Commented by shinobu_kaki at 2004-09-17 06:40
>アキ男。

熊野とは。そいつは渋いね羨ましいね。
書店に行くと「熊野古道」特集が並ぶほど人気の熊野だけど、
国内において僕が行ってみたいとこのひとつ。
レポート求む。参考にしたいでつ。
by shinobu_kaki | 2004-09-16 16:23 | shinoBOOKS | Trackback | Comments(7)

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