睦奥宗光の坂本龍馬評。

非常に有名な文ですが、
ふと思い出したので記録の意味で以下に記します。

漫画「お〜い!竜馬」(武田鉄矢・小山ゆう)でも、
暗殺された京都近江屋で竜馬と中岡が倒れた見開きシーン、
この陸奥宗光の手になる文章が実に印象的に使われています。


「坂本は近世史上の一大傑物にして、その融通変化の才に富める、
その識見、議論の高き、その他人を遊説、感得するの能に富める、
同時の人、能く彼の右に出るものあらざりき。
(中略)薩長二藩の間を連合せしめ土佐を以て之に加わり、
三角同盟を作らんとしたるは坂本の策略にして
彼は維新史中の魯粛よりも更に多くの事を為さんとしたるもの也。
彼の魯粛は情実、行がかり個人的思想を打破して
呉蜀の二帝を同盟せしめたるに止まる、坂本に至りては、
一方に於て薩長土の間に蟠りたる恩怨を融解せしめて、
幕府に対抗する一大勢力を起こさんとすると同時に直ちに幕府の内閣につき、
平和無事の間に政権を京都に奉還せしめ、
幕府をして諸候を率いて朝廷に朝し、事実において太政大臣たらしめ、
名において緒候を平等の臣族たらしめ、もって無血の革命を遂げんと企てぬ。
彼、もとより土佐藩の一浪士のみ。」

陸奥宗光


どうですか?かなりカッコいい。

しかし、陸奥は三国志時代の魯粛を引き合いに出していたんだね。


参考リンク:同時代人の龍馬評判
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by shinobu_kaki | 2010-04-16 16:25 | 言葉は踊る。 | Trackback | Comments(0)

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