システムの濁流。


2007年のほぼ日より。

任天堂の社長、岩田聡氏の話がいい。
ソースがちょいと古いけど、
普遍的に良いことを言っていると思ったね。



これを読んで色々なことを思った。

そもそも仕事は一人でするものではないし、
そこにはたくさんの人の思惑が存在する。
上司は部下を物足りなく思っているし、
部下は上司をのやり方を雑だと思っている。
あるいは上司は部下を「わかっちゃいない」と思うし、
そんな部下は上司を「理解してくれない」と思っているのだろう。
そんなものだ。

不満の芽なんていつも存在する。
しかもその事自体が不満なのではなく、
「苦労している」「ストレスがある」という状況があって、
そこから「理由」を探しているような気がすることがある。
要は、本質的な問題と解決が結びついていないのだ。

システムがどうしようもなく悪ければ、
いくらがんばったとしても徒労に終わるというケースは少なくない。
ひとつひとつどうにかしようとしても、
いずれ押し寄せる濁流には飲み込まれることになる。
早いか遅いかの違いだけだ。
そもそもの構造がよくないのだ。

まあ実際はそんなケースばかりでもなく、
単純にやり方がまずいということはあるだろう。
しかし身の回りを見渡しても、
頑張っているのに上手く行かないということが非常に多く、
それはもう構造の問題だったりする。
明らかに人手が足りない、明らかに向かない人がやっている、
明らかにやる気のでないサイクルでやらなければならない…。
これを解決するためにかける言葉は「がんばれ」ではないだろう。

上記のリンクの内容から話がずれたが、
結局システムを改善するのにも「個」の力は必要で、
逆に言えばシステムを作るのもひとりの人間からである。
思うのは、完璧な汎用性のあるシステムというのは意外になく、
それなりにどこも個人の才能に依っている気がする。
未経験でも下手でも、そのシステムに当てはめれば必ず出来る、
そんな上手いシステムがあるだろうか。
あっても、ものすごい単純労働の類いでは無いだろうか。

良いシステムの構築は必要だし、
それにも増して「個」を磨く事はもっと必要だ。
そしてシステムの濁流に巻き込まれないためには、
自分の得意を見つけ、守り、磨く事だと思う。
それには政治が絡む。
面倒くさい事だが、人間関係的な部分を解決する必要があるのだ。
そんな状況を上手く作ることができれば、
それからの「踊り」はぐっとラクに、
しかも評価されやすいものになるに違いない。

大きな話ではない。
自分の身の回りのシステムを作る事だ。
流されないシステム、
濁流に飲み込まれずに上手く踊れるシステムを。
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by shinobu_kaki | 2010-09-13 18:59 | 言葉は踊る。 | Trackback | Comments(0)

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