不幸せな時代。

今日、1月4日から僕はもう仕事始めです。
正月休みというのはカレンダーの曜日に大きく左右されるので、
今年はなんだか休みが短めになっています。

31日の午後に向こうに着き、
年明け2日の夜には秋田から東京の家に帰って来て、
昨日一日を一応の「休養日」ということにし、今日に備えました。
長旅の翌日にすぐに仕事(しかも久しぶりの)、
というのはいろいろと負荷が大きいということもあります。

田舎に帰っても話してきたのですが、
いま、本当の意味で「安泰」と言える人がどれほどいるでしょうか?
皆それぞれに苦しい思いをしていて、
そしてそれをこうして前提事項のように口に出すことが自然な時代、
楽観的な未来への展望を持つことがはばかられるような時代、
我々は今、そんな時代を生きているのだなあと思います。
生き馬の目を抜くと言うにはあまりにも世知辛く、
肩を寄せあうというにはあまりにも心細い。
留保条項なしの「ポジティブ」という言葉がまるでバカみたいに聞こえる、
言ってみればそんな時代。
そんな時代に生きることを幸せか不幸せかと言えば、
もしかしたら、みんなが少しずつ後者寄りなのかもしれません。

しかし、思います。
結局のところ「幸/不幸」で人生をはかってはいけないのだと。
それは、自分にとって絶対的なものではありえないから。
どこまでいってもきりがない、切ない他者比較でしかありえないから。
実体がないんです。
「幸福感」なんてその時の気分やコンディションに左右される、
非常にはかないものでしかない。
そして何より、具体性がない。
具体的にこれがこうなっていれば幸せ、なんて存在しないのです。
存在しないという言い方で悪ければ「終わりがない」のです。
なぜなら人はその立っている場所からしか風景を見られないから。

我々は、いや、過去を生きた人も未来に生まれる人もそうですが、
とにかく生きるしかないんです。
過去に人生はない。
失敗したと思っても、上手くいかなかったと思っても、
それが自分の望む形の人生ではなかったとしても、
前に進む以外はありえない。

希望を持つのも絶望するのも勝手です。
だからこそそれは平等である、と言えるんです。
誰にとっても等しく与えられたものである、と。


とにかく精一杯やりましょう。
へとへとになるまでやり尽くしたという人も、
その過去をふまえて、さらに前に踏み出しましょう。

話はそれからです。
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Commented by yukachin at 2011-01-05 21:29 x
物心ついたときには就職氷河期だった世代です。
現在は雇用が不安定な人たちに囲まれながら仕事してます。
この文章、と~っても好きです。
これだけはコメントしたくなりました。
Commented by shinobu_kaki at 2011-01-05 21:59
>yukachin

どうもありがとう。
by shinobu_kaki | 2011-01-04 07:16 | ライフ イズ | Trackback | Comments(2)

移動祝祭日


by Shinobu_kaki
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