糸井重里「大事なもの」


普通の日常生活をできないと、それを崩すこともできない。
そもそも、守りたいものがない人は、人に優しくできない。
無鉄砲で、簡単に「命なんかいらねえんだ!」というような人は、
人の命も大事にしないのではないだろうか。

誰だって、命知らずには命を預けたくない。

むしろ、未練タラタラで、守りたいものだらけで度胸がないヤツが
「でもここは、息を止めて飛びこもう!」と言うからこそ、
チームメイトは「よし、オレもやってみよう」と思って、
やりとげることができるのだ。

大事なものがあるから、全力を尽くすことができる。


糸井重里
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Commented by いづみ at 2004-11-10 12:40 x
海外旅行に行く時(毎度旅の話ですみません)
日本に帰って会いたいと思う人がいると(つまり彼氏)
往路の機内で「絶対死なないで帰ってくるぞ」と気合入れてる。
でも、失恋直後だと「砂漠で死ねたら本望」とか思ってたりする。
無鉄砲な旅するわりには、出発前に遺書書いたりと用意周到。

>守りたいものがない人は、人に優しくできない。

愛する人が誰もいないということだからね。
Commented by shinobu_kaki at 2004-11-10 13:23
遺書書いてるのかー。
ある意味、覚悟の旅立ちだね。

漫画「プラネテス」の中で、
「宇宙飛行士はみな遺書を用意してる」
というエピソードがあったのを思いだした。
Commented by いづみ at 2004-11-10 14:19 x
小学生の頃から遺書書いてました。

最近は、旅慣れたから「死」を意識せずに旅立っていますが(笑)
2度目の一人旅でサハラ砂漠目指した時は、さすがにね。

>守りたいものがない人は、人に優しくできない。

だし、強くもなれないと思う。
Commented by kuro at 2004-11-10 15:51 x
うー。
眠すぎて、今、名前のとこにフライングして「いづみ」って書きそうに。

いづみさん、小学生にして遺書を(驚愕)。

あの、あれでしょうか。
歴代の遺書とか、とってあったりしないの?
徐々に遺産額が増えていったり、相続先が変わってったり、

変遷が見れて楽しいかと(楽しんでいいのか?)。



とりあえず。
本来的内容コメントは後ほど。
Commented at 2004-11-10 16:06 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by shinobu_kaki at 2004-11-10 18:37
んー確かに小学生で遺書ってすごいぞー>八百屋お七

くろさん、
名前に「いづみ」って書いてても、
文体でわかりますから。
Commented by あちゃ at 2004-11-11 01:44 x
>大事なものがあるから、全力を尽くすことができる。

そうだなって思うと同時に、守るべき家族が出来る前に、いかに、失敗を恐れずにチャレンジ出来るかも僕は重要な気がします。

失敗はしない方がよいけれど、立場的に許される失敗とそうでない失敗はあると思うから。
Commented by shinobu_kaki at 2004-11-11 02:43
>あちゃくん

20代前半にサーキットで事故死した、
レーシングドライバーの浮谷東次郎が好きなんだけど、
彼の自伝にある言葉で(「アフォリズム」でも取り上げた)、

「僕は、持っていて、
 持っていない時と同じ強さが欲しい」

というのがあるですが、
「何も持っていない(守るべきものがない)」状態は、
確かに強いというか冒険ができる。
ただ、最後のひとふんばりとなった時に、
限界以上の力が出せる人というのは、
自分以外の誰かのために動ける人なのではないか、
そんなふうに思うよね。

逆に、フットワークの効く時期に、
自分の限界を広げるような気持ちでチャレンジするというのは、
その時期に許された特権だとも思うし。

>立場的に許される失敗と
>そうでない失敗はあると思うから。

そう、「失敗していい時期」に、
どれだけ失敗できたかというのが
後々に効いてきそうな気がする。
Commented by kuro at 2004-11-11 02:57 x
まぁ、あの、
それぞれの文脈で捉えりゃ良いので、あれですけど、
ここでイトイ氏の言う「大事なもの」「守りたいもの」は、
かなり俗っぽい、格好悪いものも含めて言ってるみたいですね。

恋人とか家族とか、
もう、とんでもなく間違いなく大事だし守りたいけれど、
いやいや、普段の生活やら仕事やらの中でも、
行け行けどんどん的な一見豪快で頼りになりそな人が、中身はぢつはそうでもなく、
見た目、頼りなさげな人でも、
何らかの「拠りどころ」がある人のほうが説得力もあり、
いざ、何かの時に指針になることが結構ある、と。


異議なし。

理論を振り回したり、理想を語る、その向こう側に何があるのか、
ということなんでしょうね。
「そういうアンタは、実際この局面にどう対応すんのか」
というものを突きつけられた時に、
プラクティカルに何ができるのか。
できたとして、そこに周りがついてきてくれるのか。

そこなのかな、と。
Commented by shinobu_kaki at 2004-11-11 03:09
>寝てないくろさん

その解釈が正しくて、
僕は部分を引用してるのだけど、
引用元というのは「ほぼ日刊イトイ新聞の本」。

このサイトが軌道に乗るまでの紆余曲折が、
詳細にドキュメンタリーチックに書かれているのです。

その中で、会社組織的な話があって、
先の見えない仕事に対してどうチャレンジしていくのか、
リーダーはどうあるべきか、みたいな話で。

つまり、船長であるイトイ氏本人の、
リーダーとしての覚悟についての話なんですね。

なんで、くろさん解釈がその通り。

あえて前後をはしょってここにアップしてるというのは、
一事例のディテールが時に普遍性を含んだ教訓となりうる、
みたいなつもりで引用してるわけですよね。

>理論を振り回したり、理想を語る、その向こう側に何があるのか

人はそゆとこ見てますよね。
ごまかせない大事なとこだと思います。
またもやラムをロックです。


by shinobu_kaki | 2004-11-10 12:12 | 言葉は踊る。 | Trackback | Comments(10)

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