遅刻する食パン少女はバナナの皮ですべって転ぶか?



遅刻する食パン少女まとめ

いわゆる物語表現の「ベタ」というか「定型」の話。

エヴァTV版のラスト近くにも見られた、
食パンくわえて「遅刻チコク」と走りながら
曲がり角で男子とぶつかる転校生の女の子とか。
地味で冴えない子が眼鏡をはずすと美少女だったりとか。

そうした見たこともないはずの「定型」を、
なぜ我々は「ありがち」と感じるのか。
そうした問いを起点に、
少々パラノイアックな感じで調査考察してるページ。
「眼鏡を外して美人!というパターンの元ネタは何か。
日々古本屋に通って1970年代のマンガにはほぼ全て目を通し、
眼鏡っ娘が出てくるマンガは全て購入した」
というあたりMADで良い。

で、結論から言ってしまうと、
「高度成長期以降の日本人の物語認識が、
アメリカンホームドラマの世界をひとつのロールモデルとしていたから」
という話になってる。
上記の諸々はアメリカンホームドラマ、
さらにそれに影響を受けた諸作家たちの作品群によって、
我々の「自意識」が形作られていったという仮説はなかなか面白い。

ちなみに「定型」というネタについては、
以前ブログでこういうエントリを書いたことがある。
完璧なもの

言葉はちょっと遊んでますが、要するに「定型」の話。
一発目に食パンくわえた女の子がさっそく出て来てくるけど、
要はそれだけ定型としてシンボリックなんですよね、これ。

あと寿司折りぶらさげた酔っぱらいのお父さんとか、
バナナの皮ですべって転ぶとか、
パイプにベレー帽の画家とか、0点の答案とか。
ひたすらに定型的なパターンを挙げていくと、
どれも非常に昭和の香りがする。
そういう意味では前述のパラノなブログが指摘するように、
高度成長期の一種の幻想が、これらの「定型」なのではないか。

まあ、共通して抱くイメージってのは必然的に過去のものであるはずで、
この時点での過去が昭和であったり高度成長期であったりというのは、
実はタイミングとして当たり前と言えば当たり前ではあるんですけど。


まあそういう話。
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by shinobu_kaki | 2011-08-11 10:49 | エウレーカ! | Trackback | Comments(0)

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