ハンプティ・ダンプティ

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Humpty Dumpty sat on a wall,
Humpty Dumpty had a great fall.
All the king's horses,
And all the king's men,
Couldn't put Humpty together again.

ハンプティ・ダンプティ 塀の上に座ってた
ハンプティ・ダンプティ 落っこちた
王さまのお馬と
王さまのけらい みんなよっても
ハンプティ・ダンプティ もとにもどせなかった

マザー・グースより〜ハンプティ・ダンプティ〜



誰が買ったのか家にはかなりの絵本があった。
だから子供の頃は、よく絵本を読んで過ごしていた。
それが高じてなかなかにブッキッシュなガキになった僕だったのだが、
そんな中でも、外国の翻訳ものの絵本というのは少し奇妙な奥深さを感じていた。

幽閉された塔の上から長い髪の毛を垂らす話、
三匹のヤギが不気味なトロールと対決する話、
ドイツの泥棒が子供二人をさらって閉じこめる話、
相棒のカラスと一緒に活躍するお人よしの魔女の話、
いちご畑に住む、いちごより小さなおばあさんの話…

どれも示唆的というにはあまりにもファンタジックだった。
森羅万象に生命が宿る、というような東洋的なアニミズムとはまた違う、
妖精だとかそういった「見えない実体」がすぐそこにいるような、
子供心にひんやりとした気分になるような、そんな匂いが海外の絵本からはした。
なじみの薄い、愛想のないイラストもそれに拍車をかけていたと思う。

そんな中に「マザーグース」はあった。

もともとは答えを「卵」とするナゾナゾの歌だったハンプティ・ダンプティ。
「もう、もとにはもどらない」といった儚い話。
話の最後がかならず「めでたしめでたし」で終わる、
基本的にハッピーエンドの日本の童話と一線を画す。
そんなクールさも、子供心に引っ掛かりを感じた部分だったのかもしれない。

ハンプティ・ダンプティ、もとにはもどらない。
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Commented by どらごん at 2005-02-17 23:44 x
基本的に西洋のおとぎ話は残酷というイメージしかないですな。
あと、翻訳時にかなり話が曲げられてしまっていますし。
シンデレラなんて母が娘をいじめるお話でかつシンデレラも自分の子供をいじめるというとんでもない話だったりするわけですし。
Commented by shinobu_kaki at 2005-02-18 02:25
>りう

なんであんなに残酷なのでしょうね。
と、「本当は怖いグリム童話」系の、もっと掘り下げた系の本が
家にあったはずだけど…どこにいったやら。

バイオレンスなシンデレラ。
そうなの?(笑)
つか、ヨーロッパ人はバッドエンド好きとみた。
Commented by さやや at 2005-02-18 10:13 x
私も子供の頃は絵本や童話、神話などばかり読んでいる子供でした。
童話ってなんかファンタジックな感じと残酷さがひそんでいる気がしませんか?

ヘンゼルとグレーテルは飢えているところ拾ってくれた
おばーちゃんを殺しちゃうし

>幽閉された塔の上から長い髪の毛を垂らす話、

これなんかも痛いじゃないかーと思っていた。

孫悟空の話でもベビー型の木の実ができる話がったり、
人魚姫に足が生えるのは痛いだろうとか
関係ないところにひっかかる変な子供でした。
Commented by shinobu_kaki at 2005-02-19 13:46
>さーやさん

童話を実写にしたなら、かなり怖い事になりそうな。

>閉された塔の上から長い髪の毛を垂らす話、
>これなんかも痛いじゃないかーと思っていた。
>人魚姫に足が生えるのは痛いだろうとか

「痛そう」と思うんですね(笑)
想像力が豊かです。
たしかになかったとこに足がぐりぐり生えて来たら痛そうである。
by shinobu_kaki | 2005-02-17 15:40 | 言葉は踊る。 | Trackback | Comments(4)

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