我が意を得たりなジャストな修辞。

別に文章を仕事にしているわけでもない門外漢だし、
そういう意味では素人なわけだけれど、
例えばこういうエントリをひとつ上げる時にしても思っていることがあって、
それは、
「我が意を得たり、というジャストな修辞を探すこと」
である。

意図そのままでも構わないし、別に比喩でもいいのだが、
(自分を含めた)読み手に読んでもらった時に、
「そうそう、まさにこの言い方」という感触を得てほしいのである。
この一文、というやつだ。

ここで、今朝ふと読んだ文章を引用するのだが、
社員に「ストレス耐性」を求めるのは人道に反する
例えば上記のエントリ。
響く箇所というのは各人によって違うだろうという前提のもとに、
自分が「これだな」と思ったのは、
「壊れにくい部品が欲しい」
というフレーズである。
前後の文脈と相まって、非常にわかりやすいストレートな比喩だと思う。
この無機質なイメージの挿入によって、
「人を人とも思わない思想」というひんやりしたニュアンスが良く出ている。
言いたいことがロジックでなく感触として伝わるのである。
…って、文章内容のシビアさを思えば、
こうした表層的な部分で得心している場合ではないのかもしれないけど。

さて文章は大きく分けると2種類あると思っていて、
それは、文章が伝達目的のための奴隷というか道具になっているものと、
文章自体がある運動をすることによって存在意義を得ているものである。
これらの境界は曖昧かつ混在がちで、
説明しだすとやたらややこしい階層に突入しそうなので今日はここまで。
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by shinobu_kaki | 2013-01-10 09:20 | 言葉は踊る。 | Trackback | Comments(0)

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