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模倣とアレンジの巧みさを軸に、
成長と洗練を遂げたといわれる近代日本文化。 世界的にもその評価が確立した今、 逆に世界から模倣される日本について書かれた本。 オープニングで「深作欣二にささげる」と銘打たれた クェンティン・タランティーノの映画「キル・ビル」は 日本映画へのオマージュというか引用の宝庫。 あろうことか「千葉“ソニー”真一」まで出演させている。 「帯のNo.1は黒帯」という言い方が変化した名前のキャラ、 「オビ=ワン=ケノービ」と言えばルーカスの「スター・ウォーズ」。 そのオビ=ワン役としてルーカスは三船敏郎に打診したが、 三船がルーカスを知らなかったために断られたという。 ルーク・スカイウォーカーの衣装は日本の道着だし、 ダースベイダーのヘルメットは日本の兜だし、 「ジェダイ」という言葉は日本の「時代劇」から頂いている。 なにより映画の設定の元ネタが、黒澤明の「隠し砦の三悪人」、 作品中に横溢する「フォース」などの精神性は、 まさに日本というか東洋におけるそれだ。 しかしそういう例は枚挙にいとまがなく、 同じく黒澤明の「七人の侍」は「荒野の七人」などのリメークの他に、 「プライベート・ライアン」「バグズ・ライフ」などにその影響が見られる。 あの「マトリックス」だって、押井守のアニメ映画、 「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」を見たウォシャウスキー兄弟が、 「これを実写でやりたい!」と思ったのがはじまりだし、 ジェームズ・キャメロンの「ターミネーター2」は、 大友克洋のあの「AKIRA」のあからさまな影響が認められたし、 当時キャメロンは日本のマンガ雑誌「アフタヌーン」掲載の、 岩明均の「寄生獣」を購読していたと言われ、 あの手が変化するアイデアには岩明の影があらたなのである。 最後に面白いエピソードを一つ。 もう、有名なのかもしれないけど。 1956年に上映された、 中平康監督作品の「狂った果実」という映画がある。 これは主演が石原裕次郎、脚本が石原慎太郎で、 裕次郎はまだ正式な演技のトレーニングを受けていなかったし、 慎太郎は映画の構造、常識を叩き込まれていないまま、 「原作と脚本を一晩で書いた」(本人談)ような状態で、 くわえて中平はこれが初めての監督作品だった。 当時映画会社が嫌うとされていた水上撮影の多い映画で、 演技を知らない裕次郎は思ったように動かないし、 野外や水上は手持ちカメラを使わざるをえないなど、 撮影は困難を極め、監督の中平にとって、 カット割りやイマジナリーラインなどのいわゆる映像文法に、 しっかりとこだわっている余裕がなかった。 その結果としてできあがったつぎはぎのような「狂った果実」はしかし、 当時のフランスの若き映画人たちに影響を与え、 既成の映画文法にこだわらずとも作品は成立するということを、 皮肉ながらも証明したのだった。 そしてジャン=リュック=ゴダールがヌーベルバーグの先鋒として、 「勝手にしやがれ」を発表したのがその数年後、1959年だった。 ![]() 模倣される日本 映画、アニメから料理、ファッションまで 浜野保樹(祥伝社) Amazon.com ※このブログはトラックバック承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
へぇぇ。その本、面白そうだな。 日本の美はすごいもんねぇ。世界中どこにいっても日本の伝統的な芸術ほど精緻で美しい作品にはそうは出会えません。 そういやゴッホ展いかなくちゃ!(ゴッホ=浮世絵マニア) タラちゃんの日本サブカル好きは有名ですよね。 キルビル、笑った~~~~。2より1が好き。 ミフネ・・・スターウォーズ出演逃したんだ・・・初耳。ミフネといえば、外国人でも知らないもの無し、と。 外国で人気の日本文化で圧倒的に力があるな、と思うのは日本のアニメ!ヨーロッパやアジアじゃ当たり前ですがアフリカの田舎でも日本のアニメ流れてるしね。アラビア語の吹き替えが、かわいーの。 しかし。。。。。アナタ忙しいのに、ほんとよく読みますね。飲むし、出かけるし、書くし、仕事もするし・・・いつ寝てるんですかねぇ。睡眠学習だろうか。(謎) >のこのこさま ゴッホ展めちゃ混んでますよ。(なれなれしく…すみません) 私2回前まで行ったけど、2回(土曜の午後と金曜の昼過ぎ)とも 建物の外まで行列で断念しました。 生ゴッホはやはり観たいのでまた行こうと思ってますが。 東京駅から小さな送迎バスが出ていて、 全国からのお客さんが次々に運ばれてくるようです。 行かれるのなら(可能であれば平日の)朝イチがいいかもです。 Kyonさんありがとうございます~。 >東京駅から小さな送迎バスが出ていて、 全国からのお客さんが次々に運ばれてくるようです。 げっ。マジ? いや、むっちゃ混みってのは聞いてたけど・・・ 花見と重なったからかと思ってた・・・(汗) 私も静岡からだから、そのバスに乗って・・・・(苦笑) しらなかったしらなかったー! 興味深い!興味ぶかーい。 へー。 ほんと、面白そうな本! >しかし。。。。。アナタ忙しいのに、ほんとよく読みますね。飲むし、出かけるし、書くし、仕事もするし・・・ ほんとー。 感心。 私の70倍くらい実りある人生なきがします。 というか、ゴッホ展混んでいるんだ・・・。 ゴッホばっかり見るのって、楽しそう。確かに。 >のこのこさん そうそう、ゴッホの浮世絵の模写も載ってます。 キルビル2、まだ観てなかったり… 睡眠学習、ありましたねえ。 中学の雑誌の巻末に広告が…(笑) >kyonさん 「生ゴッホ」っていいですね(笑) 生っぽくて。なんか。 ていうかゴッホ展はどこでやってるんだろ? >わさ美 記事に書いたのは第一章、 あともっといろんな話が載ってるよー。 おすすめです。 70倍て。 >ていうかゴッホ展はどこでやってるんだろ? 東京国立近代美術館です。こちら↓ http://www.tokyo-np.co.jp/event/gogh/ 地下鉄の駅でいうと東西線の竹橋。千鳥ヶ淵も近いです。 今サイトを見て知ったんですが、 >本展は、午後1時〜午後3時の時間帯が特に混雑しております。 >上記の時間外もしくは、木・金の夜間開館時間 >(午後5時〜午後8時)の 観覧をおすすめ致します。 だそうです。私、ちょうど一番混んでる時間に行ってしまっていたみたいです…。 先週の金曜は、午後1時頃行って行列を見て花見に切り替えました。 先週mkさんのところで写真を見て「千鳥ヶ淵凄い!!」と思っていたので。 そうそう。私もゴッホ展行きましたが、混んでます。 45分待ちってプラカードがあり、入り口からもなかなか進まない。。。 まさにネズミーランドみたいでしたよ。 でも見る価値ありでした。 僕もこの本に興味ありです。 今度手に取ってみよう。というか立ち読みしよう(笑) ゴッホ展も興味ありです。しかしやはり混んでるのですね。 近代美術館といえば昨年「琳派」展の時行きました。 あの風神雷神の絵で有名なやつらです。 はじめまして、どうも。知らなかった・・・オビ・ワンが黒帯から来ているとは、凄いな・・・びっくりです。それでは、失礼します。 >kyonさん ゴッホ情報、いやゴッホ展情報ありがとうございます。 いまゴッホが来てるのね。いや作品が。 話題になったことすら知らなかったですね。 そういや駅でポスターを見たような。いいのかこんなんで。 千鳥ケ淵写真、凄かったねえ>mkさんとこの池のが特に >さやぱそ 45分待ち…僕の限界は15分だ…ラーメンのだけどね。 ゴッホ展、行って来たんですね。 最後はやっぱりお土産ブース? 「耳ストラップ」とか無かった?(←悪趣味) >ユフイチラウさん 買ってもいいかと(笑) >あの風神雷神の絵で有名なやつらです。 「やつら」っていいですね。 ところで「琳派」は「リンパ」でいいのですか。読み。 >TOMISABURO2さん はじめまして。 でも、どうなんでしょうね。 そういう噂は他でも聞いたことあったけど、 事実は本人つまりルーカスしか知らないわけだし。 「ケノービ」が「黒帯」てそりゃちょっと強引、 みたいな気もしちゃったりしますが、 まあそのほうが面白い気もしますのでいいとします。 そうですそうです「リンパ」です。なんか腫れてそうですけど(笑) 尾崎光琳の琳なんですよね。 日本のポップアート的な表現をされることもある琳派ですね。 風神雷神の絵って、あれって漫画のキャラクターみたいじゃないです?? 商業デザイン的な考え方もされてたみたいで、本当凄いですです。 琳派いいですよー。 >風神雷神の絵って、あれって漫画のキャラクターみたい
キャラとしての完成度高いですよね(笑) 主線、というか輪郭がきっちりしてるからかとも思います。 ポップアート的といえば、 伊藤若冲なんかもいいですね。
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