2013年 08月 30日
マイ・プライベート・晩酌
自宅の定位置、パソコンの前である。
リビングの一角の間接照明エリアが、
自宅における自分のメインゾーンと言うべきものなのだが、
そこでパソコンをお供に一杯飲むのが平日の慰め的楽しみなのである。
ウッドのテーブルに見えるものは、
二段になっているただの棚で、
これは僕が東京に住み始めた頃からの付き合いだから、
実に20年ほどの物持ちになる。これはすごい。
その20年の間に、
二子玉川・高津・恵比寿・荻窪・田園調布南ときて、
今住んでいる郊外の街までこの家具は生き存えてきた。
なかなか大したものである。
ここまでくるとそれなりに愛着もあったりする。
モノや人には歴史があるが、
それは振り返った過去になってみないと歴史だとわからない。
だがもちろん、今こうしている瞬間がいちいち歴史になるのだ。
「今」というのは常に過ぎるものでありながら、
瞬間的には世界のすべてという、なんだか不思議なものである。