2005年 04月 25日
「AERA」より、ブログお作法5カ条ほか
特集は、
「結婚できない 会社のせい」
不況、能力主義、長時間労働…雇用環境の変化により、企業内の未婚率が高まっている。某アパレルメーカーにおいては実に、男性15.9%女性72.1%である。NECの子会社「NECソフト」など、会社の名前を背負った合コンがイベント会社により企画・実施されている例もあるという。
「オシム株急上昇 Jリーグ外国人監督の本領」
ジェフ千葉のオシム監督の評価が、特に玄人筋において高い。主力の村井・茶野がジュビロに移籍、戦力ダウンもやむなしかと思いきやそのジュビロに快勝。豊富な運動量とパスで、流れるような攻撃を可能にしたオシムのサッカーに「日本代表を任せてみたい」の声が多い。オシムは、90年ワールドカップ時に故郷のユーゴスラビアを率いてベスト8。浦和レッズのギド・ブッフバルトもその情熱と采配で評価が高まっている。監督初年度で初優勝に導いたのはエメルソン・田中・三都主ら選手だけの功績ではない。
「沖縄特集 むちぐすいな島々」
年間500万人の観光客が訪れる、日本の楽園・沖縄。海、食べ物、酒、人、音楽…。あらゆる人々をとりこにする島々。沖縄の言葉「うちなーぐち」で命薬と書いて「ぬちぐすい」、読んで字のごとく命の薬を意味する言葉。それぞれの「ぬちぐすい」を求める旅。
「ビジネスブログ成功のコツ」
名古屋の企業「ブラザー工業」は新しいプリンタの宣伝用にブログを立ち上げた。その名も「brotherhood」(うまいね笑)、ブログを通じて一般の人々にコミュニケートする形態。ブラザーの社員が驚くほどの反響があったという。コメント欄を設け、批判的なものもあえて掲載。「大企業は顔が見えにくい。現場の雰囲気を感じ取ってもらうことで、お客様との関係が密になっていく」というメリットは計り知れない。しかしこんな例も。ある飲料メーカーは新製品の売りだしに人気ブログを利用し、ブログで取り上げることを秘密裏に依頼、そのブロガーの取り上げ方が不自然だったためPR目的であることがばれ、不買運動に繋がった。「ブロガーは敏感。うまくやらないと逆効果」
個人のブログはその気安さからか、うっかり大事な情報を書いてしまいがち。IT関連企業勤務のサラリーマンが、取引先の新製品発売日をブログに書いたとして、上司に呼ばれて注意を受けたという。ブログは匿名だったが、なぜかばれたのだという。怖いね。
というわけで「AERA」の個人ブログのお作法5カ条。
1. いつ誰に見られるかわからないことを肝に命じる
2.「社長」でなければ、自分の仕事のことはなるべく書かない
3. 自分個人の情報を特定されやすい話題には要注意
4. 人から聞いた話を書くときは、相手の了解を得る
5. 批判的な書き込みが寄せられることも覚悟する
「他のブログやニュースサイトの文をそのまま転載している人は注意。
ネットで公開している以上、個人メモではありえない。
著作権的には問題になります」(小倉秀夫弁護士)
ブログといえど、人目につく以上は公の場。
安易な転記・転載はよろしくないのである。
…ん? ということは、この記事自体が…。