印象(偏見)のみであの画家を斬る!part1

えーっと、久しぶりに書いてみます。

「印象のみで」というだけあって、
わりと勢いつけて一発で書いてる感じです。
特に調べたりもしないアドリブエントリ。
詳しい人、そりゃ違うんじゃないのみたいなメールをしてこないように。


【ピカソ】
私的代表作「ゲルニカ」

多作。とにかく多作。
物理的な時間に照らして計算が合わないくらい多作。
あと、上手い。上手いって言い方もあれだが。
女好き。
タッチの変遷がすごい。
「何とかの時代」という名前を一人でいくつも持っている。
上野の美術館で作品を見たが、10代の頃のがわかりやすい上手さで、
年を経るに連れて見るひとを選ぶ作風になってく。
キュビズムは正直良さがよくわからん。
画家というのはエネルギーの塊だと思うが、かなりエネルギー過多な人。
あと、フルネームがやたら長い事でも有名。

【ゴッホ】
私的代表作「星月夜」

ゴッホはせつないよね…。
知り合いにこの人がいたらちょっとつき合うの辛いと思う。
「耳を切った」というエキセントリックなエピソードが有名過ぎて、
そうした本人の「存在の苦渋」といった生き方がほとんど作品。
生前は一枚しか絵が売れなかったとか、
猟銃で自殺しようとしたとかさ。なにしろ存在が強烈過ぎた。
でもゴッホが凄いのは、加えて絵もいいってことだ(当たり前だ)。
パラノイアックというのか、見てるだけで少し疲弊しそうな粘り強いタッチ、
そのくせ全体的にはポップな印象も持ってる。
抜けてる感じがちゃんとある。
そしてモーツァルトとはまた違った、才能の犠牲者という感じもする。

【ゴーギャン】
私的代表作「われわれはどこから来たのかわれわれは何者かわれわれはどこへ行くのか」

ゴッホの「耳切り事件」はゴーギャンとの共同生活の際に起こったということで、
ちょっとその印象に引っ張られてる。
まあ「切ったのはゴーギャン」という噂もあるわけですけど。
絵そのものでいうと実はゴッホよりずっと好き。
色使いがビビッドでおおらか。それゆえにゆったりした印象もあるが、
この人の人生は経済的にけっこうハードモード。
それなりに稼げていた証券会社をやめ、稼げる見込みのなかった画家を選択する。
家族には非常に迷惑をかけた人であるが、
画家で経済的に成功した人というのは確率的に奇跡みたいなものなのでやむなし。

【モネ】
私的代表作「睡蓮」

印象派と言えばこの人。
印象派って、最初はインパクトに欠けるので、
それほど好きにはなりにくい。
もちろん自分の場合は、ということですけど。
「睡蓮」が非常に有名。

【マネ】
私的代表作なし

名前で損してる。
あまり絵自体の印象がない。無知なだけですが。
モネが「睡蓮」という「勝負絵」あるいは「スター絵画」を持っているのに比べ、
これというのがない気がするんです。

【ゴヤ】
私的代表作「我が子を食らうサトゥルヌス」

ベラスケスと並んで「スペイン最大の画家」と言われる。
宮廷画家。映画があったよね。『Goya's Ghosts』。
邦題は『宮廷画家ゴヤは見た』と家政婦っぽい。
西洋美術で初めて女性の陰毛を描いたというインモラルな話があるが(ゲフンゲフン)、
個人的にはゴヤと言えばやっぱり「我が子を食らうサトゥルヌス」だよなー。
「黒い家」の印象も強い。要は怖い絵を描く作家。
ちなみに有名な「巨人」は、ゴヤの弟子の作だと結論されているらしい。

【ミレー】
私的代表作「晩鐘」

農民。

【クリムト】
私的代表作「接吻」

クリムトはちょっと思い入れがある。
以前ウィーンに行った時にクリムトを見たんです。
いえ本人じゃなくて美術館で絵を。本人とっくに死んでますし。
よく言うじゃないですか、本物を見るとそのジャンルに目覚めることがあると。
ビールが苦手だった人がサッポロビール園でビールに目覚めるみたいな。
僕はちょっとファインアートコンプレックスみたいなものが少しあって、
いわゆる「一流の絵画の良さ」みたいなものがわからないと思っていたし、
実は今でも思っているんです。
でね、ヨーロッパの美術館で(ベルヴェデーレだったと思う)、
あのクリムトの作品を見る、いや観る機会を得て、
これできっと自分は雷に打たれたような、
村上春樹の表現を借りれば「皮膚的なショック」を受け、
たちどころにファインアートコンプレックスは解消されるであろうと。
しかし結果的に言えば、クリムト以前と以後で、
自分のそういった感覚というのものにさしたる変化は起きなかった。
渋谷の美術館で観た棟方志功のほうがよっぽどショッキングだった。
(もちろん棟方志功をくさして言っているわけではない)
年齢のせいかもしれないし、自分とクリムトのマッチングのせいかもしれないし、
あるいは本当に自分には「ファインアートに感応するコード」がない、
ということなのかもしれないと思ったなあ。


…っていうか、クリムト関連で一本のエントリにすべきだった(汗

というところでpart1はここまで。
では「part2」で、いずれまたお会いしましょう。



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