2005年 10月 12日
WATARIDORIの見た風景。
今さらですが、観ました「WATARIDORI」。
とにかく感想としては、どーやって撮ったの!おせーて!って感じ。
鳥にカメラをつけて撮ったとかいろいろ言われているけど、
そうだとしても、映像素晴らしすぎ。
主役は鳥たち、と言いたいところだけれど、
この映画の見所は間違いなく、鳥の目で見た地球そのものだろう。
とにかくカメラが凄すぎる。
アメリカのモニュメントバレー、シベリアの氷土、
南米アマゾン河の濁流、北極の氷河、アフリカの砂漠たちが、
おびただしい数の鳥たちと共に迫ってくる。
見とれること請け合いである。
映画的な起承転結は皆無で、映画としてはフラットで退屈なのだが、
とにかく映像が素晴らしいのだった。こういう映画もある。
タイトルは忘れたが、二十代の初めの頃、
よく行っていたニコタマの飲み屋で知り合いに「こういう映画がある」と教えてもらった。
それは、世界のランドスケープをはじめとする得難い映像で構成されたもので、
たとえばアフリカの部族の祈りの光景だとか、そういうもので出来た映画だった。
もちろんセリフはない。僕は、銀座の小さな映画館に観に行った記憶がある。
感触としては「映画」というよりも、何か別のもののような感じだった。
純粋に、映像としてストライキングなのである。
話はぜんぜん変わるけど、アキタコマチの新米って食べたことある?
田舎から送ってきたんだけどさ、凄いつやつやで、やーらかくて美味しいのよ。
まだちょっとあるから、食べたい人はどうぞ家へ。
おかずなしでも食べられる、おおげさでなしにそんな感じ。
秋は食欲ですな。