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印象(偏見)のみで大作曲家を斬る!

いとこの女の子がクラシックピアノをやっていて、
音楽の先生だったりもする。
彼女の家に行くと、いわゆるクラシックと言われる作曲家のCDは、
ほとんど網羅していたはずだ。昔の話。今は知らないけど。

僕はといえばクラシックの素養はゼロに等しく、
学校の音楽の成績だって悪かった。
でも中学生の時の歌のテストで、
「上手いですね。コブシが効いてて」と言われた事はある。
コブシかよ、と僕は思った。

まあそんなことはいいのだけれど(ゴホンゴホン)、
大作曲家と呼ばれる人たちがいる。
死後100年を経過しても決して色あせない珠玉の音階を生み出した、
へんてこなカツラもサマになる偉大なる巨匠たち。
今日はそんな彼らを「印象」だけで一刀両断してみたいと思う。
なんでかって言うと、たまたま今クラシックを聞いていたからである。
曲はリストの「コンソレーション第3番」でした。
ナビゲーションは、城達也です(←わかる人いるかなあ)。

それでは参ります。ゴホン。

【ハイドン】
“パパ”ハイドン。パパっていうくらいだから偉大である。
なんつーか立派な人だったみたいね。モーツァルトと仲良かったらしい。

【バッハ】
クラシックと言えばバッハ。中学生の時に音楽室で聞いた、
「小フーガ・ト短調」は衝撃であった。美食家、大食漢。
「バッハ」というのは「小川」という意味らしい。小川さんだったのだ。

【モーツァルト】
説明不要。神の子である(なんか信者みたい…)。
というか「イタコ」みたいなもので、あの美しい作品群の犠牲者。
なにせ下品でスカトロ趣味あり、二重人格、天然痘、
腸チフス、関節リウマチに心臓弁膜症に悪妻と、
ありとあらゆる病気(?)にかかって35歳で死んでいる。
あと、身長140cm台で肥満体型だったらしいです。でも、神の子。

【ベートーベン】
耳が不自由。構築的、神経症的な曲を作る。ファン多し。というか、
作曲家が曲を売って食えるようになったのは、この人からだと言われている。
年末と言えば掃除、いや第九。いわゆる換気、いや歓喜の歌。
女性にオクテで、生涯童貞だったとも言われていますね。

【シューマン】
かなり不安定な人だったらしく、河に投身自殺未遂とかしてます。
しかしシューマンと言えば、何と言っても奥さんのクララ・シューマン!
弟子のブラームスとの一人の女の取り合いは壮絶だよなあ。
でもクララ、シューマンとの間に子供7人とかいるんですけどね。

【ブラームス】
上記のクララのために、生涯結婚しないで通したとか。
歩き方から何からベートーベンに似ていたそうです。悪い意味でね。

【ドビュッシー】
スーパー坂本スター龍一が若い頃に、
「自分はドビュッシーの生まれ変わりだ!」と思い込んで(?)、
ドビュッシーのファーストネーム「クロード」のサインを
ノートに練習しまくったとか…坂本さんって変な人ね。

【シューベルト】
30歳で死んでますね。若いです。ワイン好き。あのサリエリに師事。
「ベートーベンの隣に埋葬してくれ」と遺言したほど、
ベートーベンを崇拝していたようで、実際に墓はベーの隣にあるとか。

【ショパン】
スペイン語読みだと「チョピン」。雰囲気変わりますね。どうでもいいけど。
彼の楽曲は奏法に独特の運動能力が求められるといいます。
素人の僕なんかにとっては、よくわかんないけどとにかく速い!ってカンジ。

【ショスタコーヴィチ】
この人の名前を見るたび「ショタコン」を思い出す…。

【ラフマニノフ】
映画「シャイン」にも取り上げられてますね。
女子フィギュア、この曲を選んでたのは誰だっけな。

【ラヴェル】
定番ですが「ボレロ」と「亡き王女のための…」が好き。
僕と誕生日が一緒なんだよね。ほんとどうでもいいですけど。

【マーラー】
グスタフ。友達おすすめの「交響曲第5番」をいま借りてきていたりする。
ていうかマーラー、この人のまわりの呪われっぷりはすごいよ。
どこかで調べてみてください。くわばらって感じだ。グスタフ。

【リスト】
誰か一人、昔の大作曲家に生まれ変わるとしたら?
僕はこの人。リスト。軽やかなイメージがいい。けっこうルックスもいいしね。
華やかな感じがするよね。かなりモテたらしい。
というわけで、リスト(何が?w)。

【ガーシュイン】
「ラプソディ・イン・ブルー」は大好き。
絵の具のような名前。それはガッシュ。

【メンデルスゾーン】
名前が怖い。そう思うのは僕だけか?
なんでだろう?……はっ。
…「ミステリーゾーン」…?

【チャイコフスキー】
手塚治虫も愛したという「悲壮」いや「悲愴」が画期的。
ロシアという国家を背負って、いろいろ大変だったみたい。
最後は毒薬による自殺説とかありますね。
楽曲は、ちょっとオーバーセンチメンタル気味。大仰でいいけどね。

【ドヴォルザーク】
夏の旅行、ウィーンのオペラは行かなかったが、
プラハの教会でパイプオルガンコンサートを聞く事ができた。
そこでやっていたのはドヴォルザーク。チェコ生まれだからね。
ドヴォルザークと言えば「新世界交響曲」。
小さい頃、田舎の町に流れる「家に帰りましょうアナウンス」がアレだった、
「遠き山に日は落ちて」。かーえろ。

【ワーグナー】
「ワルキューレ」もいいが、「タンホイザー」はカコイイ!
ノイシュバンシュタイン城で有名なルードヴィヒ2世がパトロン。
この人、リストの娘とつき合ったりしてますね。軍用曲的。
ヒトラーに重用されたため、ワーグナーはユダヤではいまだにタブーのはず。
探検家のスウェイン・ヘディンみたいね。


病跡学(パトグラフィ)という学問がある。
「精神的に傑出した人物の創造過程を精神学・心理学の視座から研究する方法」
だそうで、これによると大作曲家たちは見事なまでにビョーキである。
人間的にとても「よくできた」とは言いがたい人格の方ばかりで、
圧倒的なまでに強烈な、痛みと苦悩に満ちた人生である。

なんというか、天才って大変なのね。
by shinobu_kaki | 2005-12-27 00:32 | エウレーカ!

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