2005年 12月 30日
空のさき、霊峰のふもと。
東海道線を、西へ、独特の無人感が続く。
某駅前。見事なまでのサビレっぷり。うらぶれたロータリー。
富士の雪解け水が豊富なのか?水が至る所で流れている。
スタジアム、ではない。単に地下通路出口。切り取られた空。
近くに広いお寺があるのだった。その参道。
ピカピカに反射する水面。ギラギラと個体のような液体。
何かを思い出した、あれだった。「千と千尋の神隠し」。
豚の姿の両親がメシを食べてる1シーン。
寒村のバス停のような、さみしい二つのオブジェ。
朝はやはり冷える。水が凍っている。
フィトンチッドの森をゆく。思わず深呼吸したくなる。
見よ!日本最強の峰、富士山である。
雲が晴れて、その威容をあらわすのに時間はかからない。
今回の旅でもっとも特筆すべきは、これ!
桜えびのかき揚げうどん。これさー、美味いんだよね。
一度食べてみてください。普通の駅そばとは一線を画します。
三島でビールを買って、飲みながら帰った。
電車の旅、小さな旅である。