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準決勝 フランス×ポルトガル

午前4時前に目覚ましをかけて、
一度はちゃんと起きたのだがいつのまにか眠ってしまった。
キックオフの瞬間は見た。
しかし後の記憶がほとんどない。

おぼろげに覚えているのが前半終了間際で、
得点は1-0でフランスがリードしていた。
しかしこれも非常にあいまいで、
正しい記憶かどうかの自信はまったくない。

起きると試合は終わるところだった。
デコがコーナーキックを連続して放ち、
ポルトガルはキーパーのリカルドまでもがゴール前に。
しかし得点はならなかった。
結局フランスがジダンのPKによる1点を守りきって勝利。
誰かが「美しいゲーム」と形容した試合を、
僕はまるで見る事もなく寝過ごしてしまったのだった。

でもフランスの選手がイエローをもらわず勝った、
というのは実に素晴らしいことで、
ここでもう一枚もらうと累積で決勝は出られない、
そういう選手が多かったのだ。
しかもMFジダン、ビエラ、リベリ、DFテュラム、サニョルだ。
一人でも欠けたら大幅な戦力ダウンは必至。
フランスはそういった意味でもうまくやったと言える。

これで決勝のカードはイタリアとフランス、ということになる。
共通点はどちらも強固な守備ブロックを持つこと。
フランスは、ジダンという将軍はもとより、
ビエラ、マケレレ、テュラム、ギャラスといった守備陣が固い。
対するイタリアもガットゥーゾ、カンナバーロ、ネスタなど、
世界最強と言っていいディフェンスを誇る。

単純に強さで言ったら、イタリアがいま一番強いと思う。
守備力・攻撃力ともに申し分なく、
したたかで「大人」なゲーム運びをするチーム。

フランスは攻撃陣に計算が立たないところがあるし、
チーム全体の平均年齢が高く不安要素は少なくない。
しかし、これでフランスが優勝すれば、
ジダンという伝説的プレーヤーのストーリーが完結するのだ。

「ヨーロッパのW杯はヨーロッパのチームが優勝する」
そういうジンクスがあるのだが、今回もまさにその通りになった。


…しかし「寝不足ワールドカップ」もあと1試合、
いや3位決定戦を入れるとあと2試合か!
時差ってきついねえ。…ああ眠い。
by shinobu_kaki | 2006-07-06 09:34 | さかー考

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by Shinobu_kaki
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