2006.9.26

「老い」をイメージすること。
アガサ・クリスティーは、「年齢をとめられるなら35歳。
肉体・精神の全盛期であり、エネルギーにあふれているから」と書いた。
僕ももう半年ほどで35である。
実は今が最盛期なのかもしれないという認識は、
すべてが快調だと思っていない時におみくじで大吉を引くのに似ている。

老い、と言えば「死」は誰しも避けられない。
先日、丹波哲郎が亡くなった。84歳だったそうだ。
勝新太郎も横山やすしも由利徹もポール牧も伊丹十三もいかりや長介も、
本田美奈子も高田渡も河島英五も古尾谷雅人も三浦洋一も松本竜助も、
ジャイアント馬場もジャンボ鶴田も橋本真也も橋本龍太郎もナンシー関も、
みな亡くなってしまった。しかし、森繁久彌は生きている(←ええって)。

有名人のほとんどは、テレビを通して認知されることが多い。
ところでそのテレビを見なくなった。
時々見ると、その時間の不自由さに窮屈を感じる。
暴力的に挿入されるCFも正直ストレスだ。
テレビとネットコンテンツの違いは、
映画館と自宅DVDの差異に近いのかもしれないが、
テレビと映画は本質的に違う。
テレビは「寂しさを埋めるメディア」だとも言える。
本来テレビは見ていて寂しくなければそれでよいのであって、
そういった意味ではテレビコンテンツに求められるハードルは低い。
映画は「作品」だから、観た人の何かを変えなければならない。
そのハードルの高さ故に、ダメな映画は限りなくダメということになる。
しかも映画は1,800円と理不尽なほどに高い。
あと、邦画の映像が美しくないと感じるのはなぜだろうか?
黒澤など一部の映画を除いて、ほとんどの邦画の映像はなんだか安っぽい。
これの理由が知りたい。予算なのか、技術なのか、文化なのか?
トラックバックURL : http://kakiwo.exblog.jp/tb/4364266
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Tracked from 流行通信★ハヤリものはコ.. at 2006-09-26 11:53
タイトル : 丹波哲郎さん、死去
 映画「砂の器」やテレビドラマ「キイハンター」などで知られる俳優の丹波哲郎さんが、24日午後11時27分、肺炎のため亡くなった。 84歳だった。 中央大学卒業後、新東宝に入社し、1952年にギャング映画「殺人容疑者」でデビュー。長身と彫りの深い顔で悪役として注目され、61年の今村昌平監督「豚と軍艦」のやくざ役で存在感を示した。... more
Tracked from 映画 DVD 気ままなブログ at 2006-09-26 22:45
タイトル : 映画 DVD 気ままなブログに気ままに観に来てください。
日本映画や海外映画、ドラマのジャンルを問わずに気ままにピックアップしています~よかったらこれから見ようとしている映画やDVDの参考にしてください。... more
Commented by HAJI at 2006-09-26 08:43 x
洋楽と邦画。
デザインに、アルファベットが入れば格好良く見えるけど、日本語だと野暮ったく見えるのと、同じ要素もあるんじゃないかしら?
Commented by のこのこ at 2006-09-26 09:18 x
>邦画の映像はなんだか安っぽい

色じゃないですかねぇ。 
大気や室内の光の色が、日本は青白っぽいでしょう。
写真でも同じ写真でも青っぽく焼くとチープに見えて黄味赤味寄りに焼くのでは黄味よりのほうがゴージャスに見えるし赤味よりだとあったかく、料理ならおいしそうに見える。

外国に行くと実際外の景色の色が黄色っぽいことが多いです。 室内の電灯の色は明らかに違うし。 撮影のライトの色の黄色いかもよ。
Commented by shinobu_kaki at 2006-09-26 18:58
>HAJI
文字を「意味」と取るか「装飾」と取るかってことかしらん。
あと、慣れてる景色(光線)はきれいに見えないとか?
Commented by shinobu_kaki at 2006-09-26 18:59
>のこさん

>日本は青白っぽいでしょう。

蛍光灯しかりですね。

>味よりのほうがゴージャスに見えるし
>赤味よりだとあったかく、料理ならおいしそうに見える。

まさしくこちらの色相が好きな私です。
Commented by kuro at 2006-09-26 20:50 x
んー。
邦画の邦画

邦画の方が、「生っぽく見えるからではなかろうか。
よく知ってる世界だから、というか。
急に現実っぽく見えちゃう(事実現実だったりするが)。
「現実フィルター」がかなりいろいろ割り引いてんじゃないかなぁ。

「Lost in Transration」とか、洋画だけど画はきれいじゃないよね。
ってそもそも歌舞伎町だし。
「Last Samurai」は、  ロケ地NZか。

「たそがれ清兵衛」とかはきれいだと思うけど、別の次元のきれい、
だやね。

とかとか思いつつ。

ひさーしぶりにE銀へ向かうか。
Commented by shinobu_kaki at 2006-09-27 09:13
>kuroさん

確かに「Lost in Transration」は「単に、新宿」といった絵でしたよね。
現実フィルターか…。捉える意識の問題なんですかねえ。

E銀、いかがでした?すっかりごぶさたではある。
Commented by kuro at 2006-09-27 19:42 x
んー。
スタッフの変遷とともに、
taste が、びみょーに若干やや変わってきた気もする>E銀。
food が(一時的だろうけど)出なくなった、という意味でもtaste が違うが。

びみょーに若干やや残念。
Commented by シノブ at 2006-09-27 20:51 x
>くろさん なるほど、店は生きものですやねぇ。
昔から知ってるまま、ということは厳密には無いのでしょうね。

それはひょっとしたら、自分の変質という要素もあるのかもしれないけど。

久しく行ってない店があるなあ。そういう店に行ってみたいですね。
by shinobu_kaki | 2006-09-26 08:05 | ライフ イズ | Trackback(2) | Comments(8)

移動祝祭日


by Shinobu_kaki
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31