「めぞん一刻」はフランス語で何?

個人的にとてもセンスを感じさせて好きな漫画家、
黒田硫黄氏のブログづたいに、
面白いサイトを見つけました。


パリ発 マンガ情報サイト ユーロジャパンコミック


フランスでも大人気の日本のマンガ。
さまざまな作品が、フランス語に翻訳されてかの地に降り立っています。
もちろん、タイトルもフランス人にわかるようにそれなりに翻訳済み。
これを比較するとなかなか面白い。
こういうの文化の違いっていうんですかねえ。
じゃあ見て行きましょうか。

「うる星やつら」は「Lamu ラム」。
「あしたのジョー」は「Joe ジョー」。
シンプルです。
日本語の微妙なニュアンスがまるきし無視されているとも言える。
まあ、そうでないと伝わりませんけどね。

「ガラスの仮面」は、
「Laura ou la passion du theatre ローラ、演劇への情熱」。
なんかサブタイトルみたいですが。

「きまぐれオレンジロード」は「Max et compagnie マックスと彼女」。
マックスって誰。

サッカーマンガの金字塔「キャプテン翼」は「Olive et Tom オリーブとトム」。
猫とネズミが仲良くケンカする話っぽいんですけど。
ていうか誰がオリーブで誰がトムなのか気になります。

「ツヨシしっかりしなさい」は「Un garcon formidable 素晴らしき少年」。
素晴らしき少年とか言われても。

日本でも、すでにタイトルがきわどい「釣りキチ三平」は、
「Paul , le pecheur 釣り師ポール」。
三平はフランスではポールになってしまうのか。じゃあギョシンさんは。

ちょっとひどいと思ったのがこれ。
「ハイスクール奇面組」が「College fou fou fou アホアホ学園」。
なんかこれ、もうちょっとさあ。そのまんまって言えばそのまんまだが。

「めぞん一刻」は「Juliette, je t'aime ジュリエット、愛してる」に。
なんか違う話になってないか。

そしてフランスの怪盗アルセーヌ・ルパンの子孫であるはずの、
「ルパン3世」は「Edgar detective cambrioleur エドガー大強盗探偵」。
フランス国内はルパン3世の襲名を認めていないようです。

全体的に、フランス語訳された日本のアニメタイトルのちょっとした傾向として、
「主人公の名前、内容」といった構造が多く見受けられます。
例えば「北斗の拳」→「Ken le survivant ケン、生き残りし者」、
「魔女の宅急便」→「Kiki la petite sorciere キキ、小さな魔法使い」、
「魔法使いサリー」→「Sally la petite sorciere サリー、小さな魔法使い」など。
やっぱり主人公がタイトルに入った方がわかりやすいのでしょう。

そんな中、鳥山明のあの大人気マンガ「ドラゴンボール」は、
フランスにおいても変わらず「Dragon ball ドラゴンボール」。
「美少女戦士セーラームーン」もそのまま「Sailor moon セーラームーン」、
ジブリ作品の「となりのトトロ」「もののけ姫」はそれぞれ、
「Mon voisin Totoro となりのトトロ」「Princesse Mononoke もののけ姫」で
そのままストレートにフランス語訳されています。これはさすが。
まあ「世界のミヤザキ」作品に、
「アホアホ学園」とか勝手につけちゃまずいでしょうからね。
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Commented by 李花 at 2006-09-29 07:42 x
おもしろい記事ですね。
洋画の邦題もどうかと思うものが結構ありますが
逆もまた、なかなかどうして・・。
Commented by okadoo at 2006-09-29 11:33 x
先週一週間パリに行っていた時に現地の人に聞いた情報によると、
現在フランスでは『風の谷のナウシカ』が劇場公開されていて、
100万人を超える観客動員でヒット中だとか...。

ためしに映画館に行ったら確かにやってました。
タイトルがどうだったかは忘れちゃった...。

トトロやもののけのヒットで昔の宮崎作品を公開しているそうです。
ちなみに一番人気というか評価が高いのはラピュタだとか。
まぁ町並みなんかも欧州っぽいし違和感ないんだとか...。

※あっ『火垂るの墓』はフランス人には理解できんとも。
Commented by kuro at 2006-09-29 11:54 x
個人的には、
『ビンの中のロベール』が一番気に入りました。

ロベールだったのか。ハクション大魔王(言われてみれば何となく)。
アクビちゃんは…。
Commented by shinobu_kaki at 2006-09-29 14:18
>李花さん

フランスでも大人気…ってなんかすごいですよね。
これがフランス向けのタイトルってやつか!って感じで。
Commented by shinobu_kaki at 2006-09-29 14:23
>パリドゥー

おひさしぶり。巴里行ってたなんて裏山しいですなあ。
巴里の土産話を今度してくれろ。

>ちなみに一番人気というか評価が高いのはラピュタだとか。
>まぁ町並みなんかも欧州っぽいし違和感ないんだとか...。

もののけ姫は屋久島の自然だしね。
千と千尋は…まあ日本に間違いはない(笑)
違和感のあるジャポンのアニメもいいけれど、
ラピュタあたりの世界観は純粋に楽しめるってことかな。

>※あっ『火垂るの墓』はフランス人には理解できんとも。

なるほど~そうだよねええ…(しみじみ)
Commented by shinobu_kaki at 2006-09-29 14:36
>くろさん

そうだ、そんな楽しいタイトルを見逃していた(笑)
ロベール…ロバート、ロベルト…
大魔王の本名(?)がここに。
Commented by HAJI at 2006-09-29 15:36 x
そう思うと、逆に向こうの映画とかも、ねじ曲がってコチラには伝わってるのかも。
それでフランス映画は眠いのか…。

しかし個人的には、゛アホアホ学園゛が一番正確に表現できてると思うんだけど。ロミオ(シノブ)はどう思う?
Commented by shinobu_kaki at 2006-09-29 16:30
>ジュリエット

まあDNAレヴェルでなんか相容れないというか、
理解し切れんものがあるかもわからんね。
だってうちらフランス革命経験してないし。
まあ明治維新もしてないけれどもね。

フランス映画の眠さはあの言葉にある気もするね。
ぼそぼそと囁くような、トーホグ地方的ウィスパーボイス。

「アホアホ学園」は確かに正確…って、
ロミオってゆーなロミオってえ!!
Commented by どらごん at 2006-09-30 08:47 x
じゃあ、久喜青葉の「アホアホ学園」はなんて訳されるんでしょうかね。
Commented by shinobu_kaki at 2006-09-30 09:34
>どらんごん

「ハイスクール奇面組」じゃないでしょうか。
Commented by satokoala at 2006-10-02 11:16 x
そうなんよ。

フランス映画のタイトルとか、日本語だとロマンチックな
「●●の恋」とか「パリで■■」みたいな感じだけど、
原題は、日本語で言うと、

『鈴木さん』 とか、『太郎の日々』 みたいな...

そっけもない感じで。
パトリスルコントの、「仕立て屋の恋」なんかもそそられるタイトルで
あるのに、原題だと「M. Hire」だから「イールさん」だし。

翻訳者とか映画会社が頑張って、フランス映画の艶っぽい
イメージを出してるんだな。
イール氏、ってタイトルじゃ見に行こうと思わないものね。

パリで本屋に行くと、マンガ立ち読みしている青年がいっぱい。
フィギュアなんかも売られてて、すごいなーっておもうよ。
日本文化の侵略が。
Commented by shinobu_kaki at 2006-10-02 11:34
>パリコアラ

日本人はフランスに幻想抱いているってのもあるかもね(笑)
とにかく何か素敵だと思っている。
意味もなく「フランスベッド」って社名につけちゃうみたいにね。
まあ確かにフランスのイメージってあるけれど。
艶っぽい、退廃的。太陽の、カラッとした感じのあるイタリアとはまた違う。
例えばジュリー・デルピーみたいに、
フランス人女性というだけでなぜか色っぽかったりね。ほとんど反則だ。

そんなフランス人、情緒的って部分で日本とかぶるのかな。
アメリカンニューシネマの影響受けまくってる日本のアニメだけど、
微妙なニュアンスの部分はアメリカには理解できないのでは、
と思わせるものもあるしね。でもフランスは違う、わかるというような。
by shinobu_kaki | 2006-09-29 00:38 | エウレーカ! | Trackback(4) | Comments(12)

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