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金曜日。深夜。大手印刷所の出張校正室。
スタッフは5人。とある印刷物の最終色チェックで、 我々は朝からのカンヅメを余儀なくされていた。 2〜3時間ごとに上がってくる印刷見本を、 その都度チェックしてすぐに戻す必要があるため、 半日とか、あまり長く席を外すことはかなわない。 また酔っぱらうわけにもいかないため、 近くの神楽坂のいい感じの店まで行ってちょっと一杯、 という選択肢もありえなかった。 なので、我々はひとつ部屋でえんえんと待つ、という夜を過ごしていた。 沈黙は重苦しいので、いきおいダラダラと雑談をすることになる。 中に、キャバクラの好きな御仁がいて、その話になった。 「キャバクラの『キャバ』ってキャバレーの『キャバ』ですかね」 「そうらしいですね」 「キャバクラとスナックの違いって何でしたっけ?」 「スナックは女性がカウンターの中にいる」 「いや、横についてくれるスナックも多いですよ」 「あ、そうなの?」 「キャバクラってカラオケあるんですかね?」 「あるトコロもありますよ」 「パブって何?」 「さあ…」 「『パブリック』のパブだから、 アイリッシュパブとかそういうとこから来てるんでは」 「で、キャバクラとスナックの違いは?」 誰も明確に定義できない。 私は後悔していた。 最近入手したある本を、この場に持ってこなかったことをだ。 その本とはこれである。 「ザ・カタカナ語ディクショナリー」 知っているようで知らなかった常識カタカナ語、区別がつかないカタカナ語、 名前がまぎらわしいカタカナ語、呼び方が変化したカタカナ語などを、 ユニークな文章&個性的な挿画でわかりやすく解説したカタカナ語辞典の決定版。 (ビーケーワン 本書内容説明文より) ![]() 「アレ、何?大辞典」に続き、竹馬的友人・ササキ氏が上梓した2冊目の本。 この本によると、キャバクラの項(正確には「ディスコ:クラブ」のページの関連語) には、このように定義されている。 キャバクラ: 80年代半ばから、料金が時間制で明朗会計、 さらに女子大生らを起用して「若さ」「素人っぽさ」でアピールし、 あれよあれよとキャバレーを押しのけ主流になったのがキャバクラ。 こちらは「キャバ嬢」が接客。「店外デート」「同伴」など、 口説ける要素は増えたが、素人っぽさが売りだけに話術が巧みとは限らない。 こちらがサービスしているのでは、と思うことも多々。 では、「スナック」はどうだろうか。 スナック: ウイスキーなど洋酒類を飲んで雰囲気を楽しむカウンター式の酒場兼軽食堂。 カウンター内の女性(多くはママ)または男性が接客。 その他、数名の女性が席につくなどして接客する場合もある。 飲酒が主だが、その名の通り夜食代わりの軽食ならつくってくれる。 バー、パブ、スナック、キャバレーなど、線引きが難しい夜の店のタイプ分けだが、 キャバクラは「キャバ嬢の接客」がメインなのに対して、 スナックは「飲食(飲酒とつまみ)」がメインなのだろう。違うラインの店なのだ。 こうして定義されると分かるし、面白い。ていうかこういうの大好き。 カフェラテとカフェオレの違いは? スローライフとロハスはどう違う? ニートとフリーター、ネットショッピングとeコマース、 ロールプレイングゲームとアドベンチャーゲーム、 EDとインポテンツ、オタクとマニア、パスタとスパゲティ… 混同しがちな最新カタカナ語を可笑しみ満載に網羅。 言葉の定義だけならネットでwikipedia見るのが手っ取り早いけど、 この本が面白いのは関連語が充実しているんだよね。 例えば「ドレッドヘア:アフロヘア」の項の関連語には、 コーンロウ、カーリーヘア、ボンバーヘッド、ソバージュetc, さらに飛躍して、ドレッドノート(戦艦)、ジレット(カミソリ)、 アムロ(ガンダム)、テフロン(合成樹脂)、アフラック(保険会社)、 ここまで「脱線」した言葉までが解説されているのであった。 ちなみにロールプレイングゲームとアドベンチャーゲームの違いって何でしょう? 具体的なソフトで言うと、前者は「ドラゴンクエスト」や「FF」、 後者は「ポートピア連続殺人事件」が代表的。 ゲーム上のキャラが「成長」するのがロールプレイングゲーム、 物語が進んで行くのがアドベンチャーゲーム。 ね?面白いでしょ。 ※このブログはトラックバック承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
タイトル : 新しいバーチャルタウン『TANTANTOWN』がオープン♪
★究極の名馬を育てその名を全国へ轟かせ!★ ▼さあ、貴方が馬主!愛馬を育てよう♪ ▼育成したらレースへ出走だ! ▼全国のツワモノ達が育てた名馬とガチンコレース!!! TANTANTOWN『BIG WIN TURF』...more この辞書買いますー。 面白い。 >まめじろさん
これ、贔屓目とかじゃなく、面白い本ですよ。 ツボに入る人はけっこうぐぐっとくると思うなあ。 おススメです。
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