2004年 06月 22日
箱男
会社が青山で自宅が恵比寿だから、
電車を使うと渋谷まわりになり、遠回りなのだ。
アップダウンはあるけれど、
すいすい飛ばして10分ほど。
満員電車に乗らなくて済むのはありがたい。
雨が降った日は会社まで歩いて行く。
歩くと30分足らず。まあ許容範囲と言える。
昨日も自転車で帰ってきた。
午後から大荒れだった天気も深夜にはおさまって、
午前1時くらいに会社を出た頃には傘もいらなかった。
いつも青山の裏通りを通って帰る。
ホテルフロラシオンの前を通り、透明プラダの前を通り、
六本木通りを横切って駒沢通り沿いを走っていく。
この帰り道にひとつ気になる事があるのだ。
プラダの先に結構広い駐車場があって、その入口には
小さなボックスが立っている。
管理人が中に入って駐車料金を受け取ったりするための窓口的なアレだ。
面積的にはタタミ一畳分も無い。
よく河川敷とかに置いてある、簡易トイレのサイズである。
このボックスの脇を夜中通ると、非常に奇妙なのだが、
いつも「テレビの音」が聞こえるのだ。
夜の1時くらいに通っても、まだ聞こえる。
…住んでる?