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人生の使い方。

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クリームシチューに続く圧力鍋料理の第二弾として、
豚の角煮を作ろうと思ったわけである。
午前中に起きて、まず朝風呂。それから自転車で隣町へ。
肉屋に寄って豚バラ肉の固まりを450g買った。
スーパーやコンビニでなく、小さな商店での買い物のシアワセ。
店員との他愛もないやりとりがどこか心地よい。
次にスーパーに寄って野菜など色々買い込み、帰ってきた。

肉をごろりと適当に切って、圧力鍋で20分ほどぐつぐつと煮込んでやる。
味付けもかなり適当だが、そこは圧力鍋のマジック、
肉がものすごく柔らかくなる。野菜を入れて軽く煮込む。美味しい。
もっと時間をかければよっぽど味も染みるというものだろうが、
まあ贅沢は言うまい。圧力鍋は色々と使い出があって本当に便利。

35歳の声を聞いたから、というわけではないが、
最近あらためて「人生の使い方」について色々と考える。
僕はそもそも名声も大金も欲しくないタイプで、
(仕事は好きだし忙しいのも嫌いではないのだが)、
圧倒的な成功や出世、のようなものも望んでいない。
欲しいものは、小さくとも喜びのある日常、
ささやかな優しさを失わずにいられる程度のわずかな余裕、
そして毎日、一杯のビールを美味しいと感じられる心だ。
男性としては少々情けないビジョンかもしれないけれど、
本当にそうなのだから仕方がない。どうも甲斐性がなくて困る。
しかし、生き方など人の数だけ無限にあるのだから。

ちなみに「有名になる人」というのは、
いわゆる才能(ポテンシャル)の多寡で決まるのでなく、
「そういったタイプの人」が有名になるのだと理解している。
つまり他人に対して分かりやすくアピールする何かを持ち合わせていて、
押し出しが強く、(言い方が微妙になるけど)恥を知らないタイプの人だ。
そういう人が世の中でしかるべきポジションにハマる、それだけのことである。
そしてそれを続けて行くには継続的な「恥知らず力」が必要で、
(屈強な「勘違い力」と言ってもいいけれど)、
そこが常人に近い感覚のままだと、つまり「まとも」だと、
クレイジーな状況に耐えられずにつぶされていく。
…なんて、有名人の気持ちなんて本当は全然知りませんけど。

春。
外は寒いが、窓から時々陽光の射す昼下がり。
今年は例年よりずいぶんと桜が早いと言われ、
明日が都内における桜の開花予想日だったのだが、
ここ数日の冬のような冷え込みもあり、
花の見頃はどうやらまだ先になりそうである。
by shinobu_kaki | 2007-03-17 13:44 | 基本はウチめし。

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by Shinobu_kaki
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