2007年 04月 06日
春雷
散った桜が道を埋め、小川を埋める。
桜色の道ができている。
天気が荒れた後の空に出る月はやけにくっきりとしていて、
いつもとまったく違うものに見える。
寝不足。風呂に入るとほぼ100%寝てしまって、
それでも懲りずに本など持ち込むから、
昨日は気がついたら湯船に文庫がぷかぷかと浮いていた。
東京のおよそ半分のペースだという、
イタリア人の生活のリズムを思う。
羨ましいが、きっとそれはそれでジレンマなのかもしれない。
せわしさに慣れてしまった。忙しいのが普通、という。
いろんな生き方があるよ。それを思うと面白い。
でも、日がなのんびりしている人には3日の休みだって一瞬だろうし、
毎日目の回る忙しさの人には、半日のオフですらたっぷりかもしれない。
すべては対比なんだ。
だから価値っていうのはその人の中にしかないとも言える。
手足がすごく冷えている。これは体が凝っている証拠。
休養して、あたたかいものを食べて、鍼でも打ってゆっくりしたいね。