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本棚から。対談集

「経験を盗め」(中央公論新社)
ごぞんじ糸井重里の「ほぼ日ブックス」シリーズ。
基本的に3人で話す鼎談形式で、
クマさんこと篠原勝之と橋本治の「独身のお話」、
その後「海馬」へと発展する池谷裕二×樋口清美の「記憶のお話」、
川上弘美を交えて「昆虫のお話」など、テーマもユニーク。
それにしても糸井重里の触媒としての能力は凄いと思う。
装丁は柿木原政広氏。

「独特對談」(リトルモア)
編集者・後藤繁雄の対談集、「独特」シリーズ。
1994年から1998年までの短い対談を集めている。
その数50人。特筆すべきはその顔ぶれで、
横尾忠則、岡本太郎に始まり、ジョン・ルーリー、
ジョナス・メカス、鶴見俊輔、亀倉雄策、田村隆一、
蜷川幸雄、村上龍、森山大道と実に多彩。
バイブル然とした装丁は仲條正義氏。

「平成日本のよふけ」(フジテレビ出版)
鶴瓶と香取慎吾をホストに、日本において名を成した御人を呼んだ
フジテレビの同名深夜番組が一冊に。
佐々淳行(元内閣安全保障室長)、早坂茂三(元政治家秘書)、
岡本敏子(岡本太郎養女)、小田実(作家)、鳩山由紀夫(政治家)等。
とんでもなく得難い経験と熱い思いを持った「先輩」の話は、
興味深くもエキサイティング。
香取慎吾が流石についていけてません。むべなるかな。

「頂上対談」(新潮社)
ビートたけしの対談集。「頂上」と銘打つだけあって、
長嶋茂雄、石原慎太郎、中田英寿、古田敦也、今村昌平、松本人志、
桜庭和志、さくらももことメジャーどころばかりである。
話の内容としてはちょっと優等生的かな。
たけしの対談後のコメントに本音が見えて面白い。
柳美里の時は、「柳さんは何考えてるんだか、全然わかんなかったな」
きっと本人読んでますから!

「天才たちのDNA-才能の謎に迫る」(マガジンハウス)
「リング」「らせん」でおなじみのマッチョな作家、鈴木光司の対談集。
ゲストにそのつど脳波を測定してもらい、その数値を分析するという
ユニークな形式をとっている。
ゲスト陣はアカデミックからいわゆる「有名人」まで幅広い選考。
糸井重里、秋元康、俵万智、久石譲、村治佳織、知念かおり(棋士)、
苫米地英人、加藤鷹(AV男優)、松本隆、等。
「天才たち」の脳波は「常人」と比較してどうだったのか?
…それは本書をお読みください。
装丁は一目で分かる横尾忠則氏。
by shinobu_kaki | 2004-07-06 09:33 | shinoBOOKS

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