朝ぼらけ。

昨日は昼の時点でもう既に、疲れたまっていよいよ疲労困憊、
誰の目にも明らかにグロッキーな30男という風情であったのだが、
深夜からもうひと山迎えることとなり、追い討ちというかトドメというか、
絞り切ったぞうきんが絞りすぎて破ける一歩手前の状態で朝を迎えたのである。
実に、細かい直しのやりとりと修正作業の終わったのが朝の6時頃であった。
もう電車も走って久しい時間帯である。タクシーで帰るまでもない。

木曜の朝なので「週刊モーニング」を買って電車に乗り、
おそらくは早起き組と見られる、居眠りする乗客に交じって、
まだ空いている夏の光射す電車内、シートの端に座って漫画など読んでいたら、
酔っぱらった朝帰りの青年だろうか、意識の焦点の合わぬ顔をした男、
おもむろに靴下を脱ぎ去り、こちらに向けて足を放り投げて横になりだした。
遠くに席を占拠するなら混み合う前の車内、見てみぬふりもしないではないが、
ぼやっとした男の汚い御足がこちらの身体に当たりそうな位置にまで伸び、
実際に当たり始めたからにはそのままには出来なかった。
一応DRUGGYな状態ではないだろうことをちらと確認し、
腕でもって足をぐいと跳ねのけてキッと一瞥などくれてやると、
男は寝ぼけたふうにして鈍い動きのまま、靴下を手に取り、
因縁つけるでもなく謝るでもなく、そのままどこかへと消えていった。

朦朧と帰って、ぬるめの風呂に浸かると湯船で居眠り。
睡眠を挟むとその前後の時間の感覚が霧消する。
腹は減っているが食事は我慢、既に太陽の降り注ぐ部屋は夏日の暑さ。
クーラーをかけて部屋の温度をひやりと下げ、
朝になっても眠れぬというヨメを寝かしつけて僕も横になる。
ついぞ寝つけないという事態のない僕は、あっという間に眠りの深淵に辿り着く。
かつての名作「ドラえもん」の中に、のび太の眠るまでの時間がまさに瞬間で、
それこそ0コンマ何秒という早業で「ぐぅ」と寝息を立てるという話があったが、
特に最近の僕などはのび太を凌駕する勢いの「早寝」っぷりなのであった。

それでも昼前には起きて、午後イチには電車に乗って会社に出た。
ここ半年、まさにアクロバティックな忙しさだったわけだが、
さらにこの1,2週間のそれは輪をかけて、実に10年に一度のそれであった。
嵐を越えた凪のような心境で今いるが、ヒマになったわけではない。
ともあれ、8方向より追い立てられるような一種の極限状況は過ぎ去った。
出社途中に銀行により、通帳の更新と家族カードの作成手続き。
9月の結婚式を兼ねた旅行も支払い手続きは終了し、
後は細かい準備をするのみというフェーズである。
何によらず、少しずつちゃんとしていくという感覚は思いのほか悪くない。
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Commented by kuro at 2007-08-03 12:30 x
ぼくの場合、
とんでもなく忙しかったり厄介にして面倒なことを
やっつけなくてはいけない時は、
まぁ、1ヵ月後はどうなってるんだろうなぁ、
少なくともこのあれやこれやは、きれいさっぱり終わってるか、結果が出てて、
別の何か楽しいことが始まったりしてるんだろうねぇ、
とか考えたりします。

まぁ、ともかく、お疲れさまです。

最近、飲み屋で(の早寝っぷり)も拝見してないし…
Commented by shinobu_kaki at 2007-08-05 18:38
>くろさん

ありがとうございます。
参考にさせていただきやす。
イメージは大切ですやね。

確かに飲み屋率は減ったですね。
ハードリカーを飲んだらコロッといってしまいそうだ。
by shinobu_kaki | 2007-08-02 17:29 | ライフ イズ | Trackback | Comments(2)

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