世界は個体ではない。

世界は個体ではない。

同じように、自分も、人も、
確固たるひとつの個体というわけではない。
それは流れ、常に姿を変えてゆく液体に近いものだったり、
空気のように目に見えない、
ぼんやりとしたあやふやな何かであったりする。

それは日々、まわりに触れることによって、
熱くなったり冷たくなったり、長くなったり短くなったり、
ざわざわと波だったり凪のようになったり、
あるいは流れ出てかさが減ったり、また増えたりもする。
そして時がたつと、心配しなくても
いつの間にかもとのかたちに戻ったりしている。

流れに逆らって無理に踏みとどまると苦しい。
誰が何をしなくたって、何もかもが自然に流れて行く。
そうして収まるべきところに自然に収まるようにできている。
あなたが心配しなくとも、流れはちゃんと続いていくし、
何かが損なわれたように見えたとて、
すぐに新しい流れがやってきて、
やがて忘却へと押し去ってしまうのである。
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Commented by こーさく at 2007-09-19 20:34 x
詩人の吉野弘さんは
「世界は多分 他者の総和」
ってうたってましたね。
Commented by shinobu_kaki at 2007-09-20 07:58
>こーさく

調べてみました。これですね。
http://blog.sq-life.jp/okabe/log/message/000639.shtml

それにしても「詩人」って不思議な職業ですね。
ねじめ正一がそうだったかな。
同時に文筆業をしたりするのだろうけど、
純粋に詩だけで食べられるものなのだろうか?
Commented by こーさく at 2007-09-26 21:38 x
谷川俊太郎、あいだみつの両氏は
「詩で食べてる」感じがしますね。
吉野さんはどうかなぁ・・・
自身の詩が広告に使われた時も
一銭ももらわなかったそうですし・・・
http://www.hakutake.co.jp/fun/kokoku/15.html
Commented by shinobu_kaki at 2007-09-27 06:24
>こさーく

>自身の詩が広告に使われた時も
一銭ももらわなかったそうですし

それは普通にギャラ受け取ったほうがいいよね(笑)
生き方ってやつでしょうか。

朝方の会社より更新。
by shinobu_kaki | 2007-09-19 09:24 | 言葉は踊る。 | Trackback | Comments(4)

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