「下妻物語」

「いやー最高最高!」
「どうしたんだよ」
「映画『下妻物語』最高」
「あ、観たの?」
「さっき渋谷で観て来た。パルコの上の映画館」
「そんなに良かった?」
「映画の前に腹減ったからさあ、
 朝飯に近くの『すき家』ですきやき定食食ってさあ、
 朝っぱらからすき焼きかよ!とか自分でも思ったけど」
「いいよ!『すき家』の話は!
 肝心の映画はどうだったんだよ!」
「もー最高」
「だからどう最高だったのか聞いてんだろ!」
「キャストがみんなハマってる。とくに深田恭子
「ヒラヒラした服のロリータ娘の役だろ。確かにハマってるな」
「ロココ時代に憧れてる高校生って設定なんだよ。
 ピンクのヒラヒラしたファッションが下妻の田園風景に妙に浮いてて」
「下妻って茨城だよな。そりゃ浮くだろう」
「深キョン自身『あたしはアウン・サン・スーチーの生まれ変わり』
 なんて言ってたからぴったりだよな」
「それはマリー・アントワネットだよ!
 第一まだ死んでないよスーチー女史は!」
「あと不思議ちゃんなキャラが合ってたって事もあるけど、
 深キョンがここまで出来るのかってちょっと見直した。良かった」
「他には?」
土屋アンナがすげー可愛い」
「ヤンキー娘役の?」
「そう、白百合イチゴ役。下品なレディースヤンキーで、すぐ切れるし、
 何かと言うとつば吐くし、携帯の着メロは尾崎豊だし、
 すぐ飛び蹴りとか暴力振るうんだけど、可愛いんだよね」
「土屋アンナってもうすぐ封切の『茶の味』にも出てるんだよね」
「ヤンキー特有のナイーブさとか弱さとか、よく出てたよ」
「表現力があるんだね」
「ちょっといまキてるよね、もっとブレイクしないかな」
「まあ、最近デキ婚が発表されたけどな」
「ナニイイイイイ!俺に一言もなくゥゥゥゥゥ!」
「荒木飛呂彦化するなよ!あるわけないだろ!
 あと裏話で深キョンが待ち時間に、殺虫剤で虫を殺しまくってて、
 それで深キョンが『こわ〜〜い』とか言うと、
 土屋アンナが『おめーがコエーよ!』って突っ込んでたらしいね」
「それは映画のキャラまんまの二人だな…
 でも、この映画で一番良かったかもしれない。土屋アンナ」
「確かにキャスティングの時点で、
 すでに半分勝ったと言えるほどの絶妙さだよな」
「CMディレクターとして有名な中島哲也監督だけど、
 テンポもセンスもいいし、やっぱり一枚絵の完成度がむちゃくちゃ高い。
 タランティーノの『キルビル』もそうだけど、
 撮り方と構成が漫画なんだよね。完全に」
「画面内に効果音の書き文字があるとぴったりな感じね」
バキュゥゥウンとかメメタァとかな」
「ジョジョから離れろよ!」
「でも、すごくポップだった。動く漫画観てる気分」
「楽しそうだね」
「出演者が完全にキャラクター化してた。
 もう、映画観てる間ニヤニヤしっぱなし。そして時々爆笑!」
「最近めずらしいよな、そういうの。
 篠原涼子が深キョンのお母さん役ってのも凄いよな」
「あと小池栄子とか、宮迫、そしてKIRIN☆KIKI!!」
「なんで樹木希林だけ英語なんだよ!」
「なにしろ中盤まででさんざん笑わされて気持ち掴まれてるもんで、
 感動的な部分が思いっきりくるんだよね。
 柔道でいうと足技で完全に体勢崩されてる状態だから」
「綺麗に投げられちゃうわけね」
「そうなの」
「なるほどね」
「もう稀にみる楽しい映画だった。小ネタもツボだったし。
 気持ちの良いベタさって言うかね」
「客は多かった?」
「朝イチの回だったからそうでもないよ。
 でも、エンドロールのトミーフェブラリーが終わって明るくなって、
 帰ろうかと振り向いたらちょうどすぐ後ろに!」
「どうした!」
「映画の中の深キョンと同じロリータの格好をした女の子が!!」
「そ、そういう客層もいるのか…!」
「超ビビったよ!」
「わかるよ」 
「画面の中と外、俺の前後にロリータが!!URYYYYYYYYY!
「もういいよ!」
「そして荒川良々のラブシーンが!」
「何っ!」
「不意をついて水野晴朗が!」
「出てるのか!」
「御意見無『様』の刺繍が!」
「何だそれ!」
「詳しくは映画を!超オススメ!」
「ううっ…悔しいな、終わらないうちに観なくちゃな」
「俺、もう一回観に行ってもいいよ」
「お前にしては珍しいな!」
「下妻行きたい!」
「ほう!」
「行ってジャスコで服を買う!」
「それは嘘だろ!」
「うん、嘘…」

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「下妻物語」(2004年)
脚本・監督 :中島哲也
     作 :嶽本野ばら
    製作:『下妻物語』製作委員会
  キャスト:深田恭子 土屋アンナ 宮迫博之
       篠原涼子 阿部サダヲ 岡田義徳
       小池栄子 荒川良々  樹木希林

「下妻物語」オフィシャルサイト
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Tracked from VIVA!ちどりあし at 2004-07-21 13:24
タイトル : 深田恭子&土屋アンナ「下妻物語」評
某氏が、「とにかくつべこべ言わず、さっさと見に行け!(一部脚色)」というので、 ブラザーフッドの予定を変更し、見てきました。「下妻物語」。 いやー、評判いいだけあるわ。 めっちゃ面白いです。 画が完全に漫画、もしくはアニメなんだけれど 丁寧に、かつ.... more
Tracked from ケータイ絵日記 at 2004-11-27 22:37
タイトル : (DVD) 「下妻物語」のDVDが、やっとAmazonか..
キタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!! 劇場公開以来、待ちましたよ半年。 2004年邦画最高の、超B級映画ですよぉ。 「会いたいよ、イチゴ…」 「行くぜ!。どこでも行ってやるぜ!」 早速、封を開けて鑑賞。 イチゴ@土屋アンナの登場シーンから、なぜかほぼ泣きっぱなし。 なんかパブロフの犬状態である(ぉ。 映画館で見たときは小ネタの数々で笑ってたけど、 2回目の鑑賞となると、さすがに1回目ほど笑えない。 でも、VERS○CHネタ...... more
Tracked from 美味しい生活 at 2005-08-24 00:17
タイトル : ついにミター(・∀・)
今更ながら去年大Hitした映画「下妻物語」を見ました。 そのまんまブリッコ路線の深田恭子と今や一児のママとなっているモデルの土屋アンナの映画。舞台は栃木県の「下妻」。 ロココ調とフリルと刺繍を愛する『桃子』(深田恭子)とレディースばりばりで元いじめられっこの『いちご』(土屋アンナ)の友情物語です。 「日本アカデミーで主演女優賞」(深田恭子)「最優秀助演女優賞」と「新人女優賞」(土屋アンナ)を受賞した映画で、更に周りで見た人の評判が高かったので見る前から期待してました。どたばた面白い系と聞いて...... more
Tracked from jqvtbpm at 2006-09-09 20:37
タイトル : jqvtbpm
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Commented by shinobu_kaki at 2004-07-11 10:00
あと、ちょっと
「アラビアのロレンス」入ってると思ったけど。
どうかな。
観た方の同意を求めます。
Commented by iceday at 2004-07-12 22:17
こういう映画の紹介って始めてです。最高ですね。
とてもお詳しいのですね。
他の紹介記事もさかのぼって堪能させて頂きます。
Commented by shinobu_kaki at 2004-07-13 00:04
いらっしゃいませ。
知の祭典「ボケトラバ選手権」主宰、
「近海マグロに焼きをいれる」のicedayさん。
コメントと言っても、あんなちょっとでスミマセン。
嬉しいです。来ていただいて。
選手権の模様をちょいと拝見しましたが、
まあよくぞあそこまで猛者が集まったというか、
みなさん素晴らしく何かがありあまってるというか。
圧倒されておりました。
審査お疲れさまです。審査するほうもかなり凄いです。
間違いなく。

ところでこの会話形式のテキストは僕ではなく、
僕が寝ている間にノッポとデブの小人が2人して、
勝手に漫談を投稿してしまうのです。
最近まで主にサッカーの話題だったのが、
なんか映画にも手を出したようです。
どうか生暖かい目で見守ってやってください。
悪いやつらじゃありませんから。
そして「下妻物語」は最高ですよ。
Commented by shinobu_kaki at 2004-07-14 00:41
ちなみに写真は、映画館で撮影したものではありません。
そこのあなた「映画館でシャッターを切るな!」と怒らないように。
とは言え別の部分で怒られるかも知れないが。
by shinobu_kaki | 2004-07-10 14:38 | 人生は映画とともに | Trackback(4) | Comments(4)

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