2008年 01月 03日
僕の生家へ。前編
31日昼過ぎ発のこまちで東京を発ち、
2日の夜にはまた東京へ帰って来ていましたが、
田舎でいただいた何かがあたったのか、はたまた雪国への旅の疲れか、
秋田滞在最終日、すなわち2日の朝から腹痛、何も喉を通らなくなり、
土産などを買ったところでやはりこれは医者へ行かねばと、
正月当番持ち回りで開いていた、市内の医者へ駆け込んで点滴を打ったのでした。
結局症状は風邪だか疲れだかはっきりとせず(まったくもう)、
薬をもらって新幹線へ乗り込むも、何度もトイレへ行き、用を足したり戻したり。
3、4、5日とほぼ安静生活、最小限の買い物に家を出るものの、
ビールや酒など見るのも嫌、食欲もろくに沸かず、でもなんとか食べ、
家の中で本を読んだりネットを巡ったりDVDを観たりちょっと仕事したりと、
極めて病人的隠居生活を余儀なくされた年明けではあったのでした。
おかげで写真だけアップはしたものの、キャプションつける気力がなかった…。
というかこうして文章のようなものを書く気力がなかった。
まあ、ひどい病状とかではないので大丈夫ではあるのですが。
僕の場合はあれですね、
「ビールを飲む気が起こるかどうか」というのはひとつの健康バロメータですね。
今はまったく思わないもの。体調悪いんだよね。
むしろ身体を休める良いチャンスと思って徹底的に休んでおります。
DVDは黒澤明の「影武者」を観た。たっぷり3時間。
スケールでかくて絢爛豪華、どうやって撮ったのってぐらいカメラが綺麗だけど、
「羅生門」を評価する人のが多いってのはわかる。
ともかく写真それぞれに、簡単にキャプションだけつけていきますね。
新幹線が秋田に入った、窓から見た景色。
モノクロームの雪景色だ。
停車駅は大曲だが、その少し前の駅で緊急停車。
雪がよく降っていたから、ダイヤが少し遅れているようだ。
その窓から撮った駅のホーム。積もっているね。
無事に家へと。例によってごちそうをいただいた。
これはハタハタ。食べるポリポリと音のする卵。これが美味い。
「がっこ」こと、たくあん。これの薫製が「いぶりがっこ」。
秋田ワードだよね。
去年にひきつづき、親戚の家に移動、いとこたちと紅白を観つつ。
年越しソバ、今年も美味しゅうございました。
翌、元旦の朝のお雑煮。
いくらは炊きたてのアキタコマチにのっけていただきます。
この頃までは何もかも美味しく食べられていたのだが…。
母の家から車で15分ほど、送ってもらったのは僕の生家。
両親は僕が中学生の頃に離婚しており、母は家にそれきり戻ってない。
父親も15年ほど前に他界しているので、生家に祖父祖母だけが住んでいる。
町のはずれの製材所。これが僕の生まれ育った家である。
周りにぽつぽつと家はあるものの、とても広々とした風景に中に家がある。
冬となるとなおさら、「何もない感」が強調されるようだ。
さて、僕は中へと入って行ったのでした。つづく。