2008年 04月 23日
マインドよ萎縮をやめよ。
なにが一番怖いとみなさんは思われますか。
消費マインドの冷え込みでも、ライバルの動きでもありません。
それは、経営やビジネス現場のマインドが萎縮してしまうことだと思います。
不況期ほど物事は悲観的に考えすぎない方がいいというのが
昔からの教えですが、ビジネス・マインドが萎縮し、
変化に流されてしまうというのが最悪だとということです。
大西 宏のマーケティング・エッセンス
「危」を「機」にという楽観主義のオススメより
これってけっこう色々なことがそうで、
不利な状況とか、思うようにいかないこととか、ちょっとした失敗とか、
そういった「事実」自体よりも、
それによって落ち込んだりマイナス思考になったりする自分のマインドが、
最も良くないのだと思う。要は切り替えが大事なのである。
こちらのブログはテーマが明確な上いつでも示唆に富んでいて面白いが、
同じ記事の、以下の一節も興味深い。
さてマーケティングの視点から言えば、消費が冷え込んでくると、
市場のパイが縮小され、生き残りをかけた熾烈な競争が激化してきます。
しかも、かつてのように、中国などの途上国から安く商品を輸入して、
価格勝負で切り込むというのも難しい状況であり、
焦点は非価格競争に移ってきます。さらに、それぞれのカテゴリーで
シェアが強いブランドに集約されていくということになってきます。
消費が冷え込めば冷え込むほど、ブランド間競争が激しく起こるということです。
これまで以上に淘汰のメカニズムが強く働き始めます。