誤解されやすい人。

言い方、つまり言葉の選び方だけが大事なのではないけれど、
その言葉を発する時に込められた想いのようなものは、
ちょっとした言葉尻であるとかの「部分」に表れる。

人の言葉に腹が立つのは、その言葉の向こうにある「無礼加減」や、
「ないがしろっぷり」を感じて自尊心が反応するからである。
逆に人の言葉で嬉しくなる場合というのは、
その、褒め言葉や何気ない一言の向こうに垣間見える、
親愛だったり尊敬だったりの「肯定的感情」が認められるからである。

「誤解されやすい人」というのが存在する。
つまり言葉の使い方やものの言い方が不適切だったり、
タイミングがあまりにも不適当だったりして、
本来伝えたいと思っているニュアンスから、
不幸にも遠くかけ離れてしまう人のことである。
この場合、周囲の人がその人独特の「ギャップ」を
優しく感じ取ってあげることでバランスが成立している。

また、「誤解されやすい人」というのは、
小さい頃から変わらずそうであった可能性が高い。
なぜなら「誤解されやすさ」というのは、
本人にとって得になるようなことはないと言ってよく
(いちいち誤解されるというのは面倒くさいものだ)、
なので大人になって誤解されやすいタイプにわざわざ変貌する、
ということは考えづらいからだ。

そして、小さい頃から誤解されやすかった人は、
周囲の人々による「善意の汲み上げ」をある程度前提として生活する。
他人に対する自分の態度の許容範囲を身体で覚えているのである。
そんな人の相手は、相手の真意の汲み上げに長けた人、
俗に言う「できた人」でなければ勤まらないため、
結果的にそういう人材が「誤解されやすい人」の周りに集まるのだ。
だから本人もまた、誤解をとく努力を怠る事になるのである。

何の話だっけ。そうそう、
「友達は大切にしよう」
「人間関係はバランスが大事だよね」というとこでしょうか。
教訓としては(←教訓?)。

あ、あとひとつ。
「誤解されやすい人」という言葉自体、
肯定的ニュアンスで使われる場合がほとんどである。
逆は聞いた事がない。
これは先に述べた「心優しき周辺の人」による評であることが多いからだ。
こういったケースを見ていると、
落ち着くところに落ち着くのが人間関係、という感じがする。
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Commented by HIRA at 2008-07-17 10:11 x
これは深いですね。心優しき周辺の人にいつも支えられているという感謝の念を忘れないで生きて行きたいと思います(爆)。
Commented by shinobu_kaki at 2008-07-17 15:17
>HIRAさん

ええと、該当する感じでしょうか?(笑)
感謝の念は、大事ッスよね。ええ。
by shinobu_kaki | 2008-07-15 12:37 | 言葉は踊る。 | Trackback | Comments(2)

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