赤塚不二夫。

「天才バカボン」に代表される赤塚不二夫のマンガを、
リアルタイムで面白がって読んだ事はなかった。
おフランス帰りのイヤミも、「おそ松くん」の六つ子も、
いつも同じおでんを持って放さないチビ太も、
ちょっと放送禁止ギリギリな香りのレレレのおじさんも、
明らかにアッパー系の薬をやってるようにしか見えないお巡りさんも、
すべては漫画史に燦然と輝くポップアイコン、という認識だった。

今から15年ほど前、東京に来て最初に入った会社の社長。
彼は普段、会社に顔をまったく見せない人だった。
そんな彼がある時、スーツにニャロメのネクタイをして現れたことがある。
黒字にピンクの線で何匹ものニャロメが、
パターンのように社長の胸元に存在していた。
ネクタイのブランドは確かエルメスだったと思う。
オシャレだと思った。
当時の社長の事は大して覚えていないが、
その時のニャロメのネクタイの事だけは鮮明に思い出せる。

赤塚不二夫の酒に関するエピソードは数多く、
新宿という場所をホー厶グラウンドに、人脈も多彩だった。
タモリを発掘したのは有名だよね。
そして何しろ、赤塚不二夫はよくモテたらしい。
若い頃の写真を見ると、確かにキレイな顔立ちをしているし、
ものすごく気前もよかったらしいからね。

手塚治虫の少し後、藤子不二雄や石ノ森章太郎とは同世代だが、
誰とも違う、突き抜けたポジションを築いたと思う。
アイコンとしてのキャラクターづくりでは、
誰もかなわなかったんじゃないか。
漫画家、というよりもアーティストな感じがするね。

どうぞ、涅槃でも一杯やっててください。
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by shinobu_kaki | 2008-08-05 12:09 | エウレーカ! | Trackback | Comments(0)

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