連帯責任と世間への謝罪。


企業に不祥事が起きれば経営責任者のトップが謝罪する。
彼らはいったい誰に謝っているのかという話は置いといて、
まあ話として分からなくもない。
でも野球部の連帯責任は不思議に感じていた。

先日、とある高校の生徒が事件を起こして、
これが野球部の甲子園出場が決定していた学校だったために、
すわ出場権取り消しか、という話題があった。
でも結局その高校の野球部はそのまま、
甲子園大会への出場を取り消される事はなかった。

もし僕が野球部員の1人で、
3年間死ぬ思いで頑張って勝ち取った甲子園出場が取り消されたら、
その生徒に対して平静ではいられないね。
というか今までも、連帯責任の原因になった生徒は、
野球部の生徒に呼び出されたり家ごと嫌がらせを受けたり、
けっこう色々あったんじゃないか。
これはもちろん犯罪を犯した生徒が最も悪いと思うけど、
連帯責任という制度についてまわる属性でもあるよね。
だからこそ抑止力になるんだ、という事もあるだろうけど。

責任を取る、というのは大変なことだ。
企業レベルの問題の場合、1人の社員が謝ってもどうにもならない。
その社員が辞めたってダメだろう。
どうしたって企業のトップが表に出てくることになる。
そして記者会見の場で、きっと「なぜ俺が」という思いとともに、
釈然としない気持ちで深々と頭を下げるのだ。
彼らは世間に謝っている。
しかし「世間」とは空気感のようなもので、実在しない。
この構造はなんだろう、と常々思う。
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Commented at 2008-08-06 11:59 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by shinobu_kaki at 2008-08-06 12:07
>鍵さま

事実誤認でした。間違えていた。
というわけで修正しました。

ありがとう!
by shinobu_kaki | 2008-08-06 11:11 | エウレーカ! | Trackback | Comments(2)

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