10時間睡眠と富野由悠季。

季節が、空気が冷たくなったよね。
一気に塗り替えられるように朝晩が寒くなって、
コートや厚手のマフラーが必要なほどの朝晩、という感じだ。
あとは、この寒さに見合った紅葉が待ち遠しいところ。
体感温度だけじゃなく、視覚でも季節を感じたいんだよね。

昨日は9時半には横になり、さっき起きた。
休息を欲していた身体に10時間睡眠。バッチリ眠った。

富野由悠季は「機動戦士ガンダム」などで有名な、
日本を代表するアニメーション監督。
そして時々メディアで見かける彼のコメントは本質的で辛辣だったりする。
IT media NEWS 「富野由悠季さん、プロ論を語る」より、抜粋。

「コンテンツコンテンツと言うが、コンテンツは趣旨とか内容という意味。
それがない作品はあり得ない。作品はコンテンツがないと作品にならないんですよ。
なんでコンテンツという言葉が流通して、そんな言葉を平気で使えるのだろうか。」

「キャラクターのことで言えば、みんなが好きなキャラを作って、
それが全部売れているかというと、売れていないじゃない。
それでもキャラクターを作ったと思っているのは、めでたいよね。」

「プロで重要なことは金もうけできるかどうか。」

「食えるための方法は、時代に振り回されたらダメですよ。
左右のブースと似たようなことをやっちゃだめ。
『自分のは独自性があります』と言うかもしれないが、
お前程度の価値基準で独自性があると思っちゃダメなんだよ。
所詮(しょせん)それはコピー。」

「みんな『私が好きなものは固有なもの』と言うかもしれない。
確かにそうだが、重要なのはそれがビジネスになるかどうか、
お金もうけの原資になるかどうかを考えなきゃいけない。
そういう機能を持ったキャラクターや作品はどういったものかというと、
基本的にはそれは、よくできたものでしかない。」

「他人のコピーになってしまうかどうかは、
その人が本性的にもってる指向性や方向性に合致しているかしていないかです。
11、12歳ぐらいまでにあなたが好きだったものにこだわれ、ということです。
その延長線上にあるものと今やってる仕事がフィットすると
かなりいい所に行くだろうと言えます。」

「客は徹底的に素人です。素人は絶対に自分の好みを揺るがしにしませんから。
きれいな絵、きれいなねーちゃん、きれいなヌード……きれいなもの、
ぱっと見れば見た瞬間は気持ちいいです。が、2回見ますか? 
不思議と2回、3回見ていいものは、
きれいなだけのものでは絶対にないんですよ。」

「問題なのは、獲得するためのそのための欲望をどう充足させるか。
自分の欲望を素直に見つめないで、迂回路をとってきれいなもの、
かわいいだけのものを触っていたらクリエイティブは完成しないんです。
生身が匂わなければ、臭くなければ絶対に客は付かないんですよ。
 これだけ技術が発達したにも関わらず、ライブの演奏会や演劇が
絶対にすたれないのは一体どういうことかということも思い出してほしい。」

「チームワークやスタジオワークは決定的に重要です。
こういう所に集まって仕事しようとしている人たちはほとんど我が強いんです。
隣の人の言うことは絶対聞きたくないという人がほとんど。だからダメなんです。
お前程度の技能や能力でメジャーになれると思うな、なんです。」

「志を高く持てと。自分は今ここにしかいない。
残りのリーチをなんとしてもはい上ってみせるという覚悟が必要。
覚悟というのは気合いではなく、毎日毎日階段を上っていくという作業でしかない。
これが原理原則です。」


最後で、「自分流の言葉づかいしかできなくて本当に申しわけない」とある。
でもこの「自分流の言葉づかい」的な言語センスが、
ガンダムのあの独特で印象的なセリフ回しへと繋がったんだろうね。
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by shinobu_kaki | 2008-11-02 08:11 | エウレーカ! | Trackback | Comments(0)

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