2004年 07月 28日
ブログの危険性。
豆次郎さんにちょっと話したんだけど。
ブログって、人によってはちょっと危険かも。
ブログって思ったこととかすぐ書けちゃうでしょ。
それでアップするとみんなに見てもらえる。
今日思ったこととか、時には悩みをつらつら書いたりする。
でも、そんなにみんながみんな、
自分の感情を言葉にすることに慣れているわけじゃない。
もちろんテキストの内容にもよるけど、
形の無い感情に言葉で形を与えるのっていうのが、
実はちょっと危ないんだ。
感情はもっと漠然としたもので、それは通常、形の無いまま流れていく。
言語化してしまうと流れていくべきものが残ってしまう。
その時、自分でもちょっとしか思っていなかった気持ちが、
やけにくっきりとしたエッジでもって立ち現れることになる。
ふと思った憎しみや苛立ちなどの負の感情は増幅され、
しかもテキストとして残ることで消えない痕跡になる。
それは「本当の感情」かというと微妙だ。
なぜなら感情は水のように流動的なものだからだ。
「夢を記録するのは良くない」にも少し似ているかもしれない。
ずうっと日記書いてる人は別とも思うけど、
日記はそもそも人には見せない前提のものだから。
「外部」に発信する言葉と、自分の中で反芻する言葉は別物だよ。
そんなことを思った。