街の無電柱化率。

世界の街における、
無電柱化率は以下の通りだそうです。
つまり「無電柱化率100%」なら、
街に電柱が一本もないということね。

100% パリ
100% ロンドン
100% ボン
100% ワシントン
100% ハンブルグ
99% ベルリン
88% ミュンヘン
75% クアラルンプール
72% ニューヨーク
7% 東京
3% 大阪

ま、拾って来たソースの裏付けが取れてないのでアレですが、
確かに日本の街には電線・電柱が多い。
それが街の、特に都市の景観を損ねている大きな原因である、
というのは異論のないところだと思う。

日本の街は、広告看板が多くてごちゃごちゃしている。
煩雑だから、美しくない。
広告の仕事をしている僕が言うのもどうかと思うが、
やっぱり日本は広告が多過ぎるよね。
それなのになお、駅の自動改札の小さなすき間にまで、
ミニサイズの広告を打とうとする広告業界である。

こないだ、電車のラッピング広告が不振だというニュースがあった。
「駅停車時のわずかな時間にしか効果がない」のだそうだ。
でも、そんなのやる前からわかるはずでは?
しかもラッピング貼付けや撤去に1300万円ほどかかるらしい。
それプラス、制作費でしょ、広告代理店へのフィーでしょ。
確かにちょっと費用がかかりすぎるメディアではある。
しかも、広告効果が具体的にわかんないしね。

話がそれたけど、街の無電柱化というのは必ずしも、
景観美のみを目的としてなされたものではないらしい。
例えば無電柱化率72%のニューヨークでは、
被覆技術がまだ無く、切れた電線に感電する事故が多かったらしい。
100%のロンドンでは、ガス灯とのからみで地中化する必要があり、
実際に郊外では電柱が存在しているということだ。
さらにブロードバンド普及という面から考えると地中化は望ましくない。
工事費や管路使用料などの費用がかさむためだ。
(Wikipedia-電線類地中化より)
なるほど、街自体が高密度集積の配線のようになっているわけね。

それでも僕は、ヨーロッパのような美しい街に憧れる。
こないだ歌舞伎座がいったん無くなり、新しい建物になるニュースがあったが、
ああいった「大げさなジャパネスク」的な風格を持った建物は残して欲しいと思うし、
雑多な広告看板はもっと減って欲しいと思う。
今の日本は「散らかってる6畳間のほうが落ち着く」という状態かもだけど、
整然としたきれいな部屋は気持ちがいいと思うんだよね。
なぜ綺麗に整っていると気持ちがいいか。
それは、どこに出しても恥ずかしくないという、
自分たちの街に対するプライドが保てるからだと思う。

まあ今さらではあるけれど、街の景観を美意識あるものにするならば、
Appleにおけるジョブスみたいに、強大な力を持ったトップが、
ものすごくデザインを意識して街を作り替えないと無理だろうか…。
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Commented by HIRA at 2009-01-07 11:37 x
カメラを持って歩いていると一層そう思います。外国に行ったら写真を撮る時になにも邪魔にならないのに、日本だとあの電線がなぁって。でもそれが日本らしさなんでしょう。
Commented by shinobu_kaki at 2009-01-07 11:50
>HIRAさん

あらためて見ると、上向きのアングルの写真には、
つまり空を取ろうとした地上目線のフレームには、
かならずと言っていいほど電線が入ってきますよね。

海外の、電線のない国の人から見たらどうなのでしょうね。
僕らが香港の看板のカオスに一種の様式美を見るように、
「電線って日本ぽくて、イイNE!」とか思うのかなあ。
by shinobu_kaki | 2009-01-07 08:23 | エウレーカ! | Trackback | Comments(2)

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