名も無き朝飯、そしてセンスを感じるタイトル。

色々入れて、味噌仕立て。
あったかいのが粋だやね。

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そして某所より、
「センスを感じるタイトル」だそうです。
その中で個人的に好きなものをいくつか抜粋。

まず、

●アルジャーノンに花束を


リズムの良い言葉の組み合わせ。
「ジャー」の部分がアクセントになってます。
ちょっと長めな言葉もリズムが良いと心地よいという見本。
長いと言えば、


●アンドロイドは電気羊の夢をみるか


ですね。映画「ブレードランナー」の原作となった、
フィリップ・K・ディックの小説タイトル。
意外性のある言葉の羅列という感じです。
意外性と言えば、


●地球の長い午後

●冷たい方程式


あたりは本来くっつかない言葉同士の組み合わせ。
意外性があります。


●欲望という名の電車


これなんかも「えっ!?」という感じしますね。
これが「欲望と言う名の男」だったら普通ですからね。

次に、言いきり的なもの。
すなわち、


●俺の屍を越えてゆけ

●おまえはそこで渇いてゆけ


「渇いてゆけ!」とかびしっと言われると、
「か、渇きます!」とか答えちゃいそうである。


●G線上のアリア

●すべてがFになる


あたりは、アルファベットがアクセント。
「G線」っていったい?と思ったら、
「バイオリンの1番低いG線だけで演奏できるよう編曲された曲」
ということなのだそうである。
で、「すべてがFになる」のFって何だろう?


●ライ麦畑でつかまえて

●天使にラブソングを


こちらは上手い翻訳タイトル、という感じ。
それぞれ「The Catcher in the Rye」と「Sister Act」が原題。
映画タイトルの翻訳に関しては、この会社がお得意のようです。


●そして誰もいなくなった


どことなく結末を暗示するような、伏線のようなタイトル。
ちなみに原作はアガサ・クリスティ。


●百年の孤独


悠久の時を感じさせるタイトルです。
焼酎のタイトルじゃなかった銘柄にもなってますね。
作者はガルシア・マルケス。
「世界傑作文学100」に選ばれているそうです。
そんなのあったんか。


●たった一つの冴えたやりかた


いいですね。読んでみたくなるタイトルです。
「たった一つの」とか言われると、それが何か知りたいよね。


●限りなく透明に近いブルー


●愛と幻想のファシズム


村上龍は、タイトルのつけ方が
一貫してすごい上手いと思うのですね。
コピーライター的センスがあるというか、
キャッチーなタイトルをつけるよなあと感心している。
「コインロッカー・ベイビーズ」「走れ!タカハシ」
「テニスボーイの憂鬱」「69」「ラブ&ポップ」「五分後の世界」
「イン ザ・ミソスープ」「KYOKO」「希望の国のエクソダス」
「悪魔のパス天使のゴール」「フィジカル・インテンシティ」…
どれもセンスを感じるタイトルである。
でも「案外、買い物好き」は良くないな。


●我輩は猫である


タイトルと導入が同じってのは好きだったりする。
上記の「走れ!タカハシ」の各チャプターの構造もそうです。


●世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド


●1973年のピンボール


村上春樹のこのへんも上手いです。
真似したくなる言葉。実際ブログエントリのタイトルで、
何度も真似してたりするんだけど。


●悪い奴ほどよく眠る


「真実系」というか、「そうかも…」と思うタイトル。
同じような意味でも「憎まれっ子世にはばかる」だとちょっとね。


●永遠も半ばを過ぎて


●今夜、すべてのバーで


亡くなった愛すべき大酒飲み・中島らも。
上の2つはすごくカッコいいよね。
これ以上はないというくらい、ニ枚目で、素敵だと思う。


というわけで、思いのほか長くなりましたが、
「センスを感じるタイトル」の話でした。
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by shinobu_kaki | 2009-01-08 08:11 | 言葉は踊る。 | Trackback | Comments(0)

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