村上春樹「常に卵の側に」




村上春樹 エルサレム賞受賞スピーチ全文訳



村上春樹は大学在学中に結婚したそうだが、
奥さんに彼が、自分のどこが良かったのか(もしくは印象的だったか)、
聞いてみたことがあるそうだ。その答えの中のひとつとして、
「手紙の文章がものすごく上手かった」というのがあった。
このエピソードはうろ覚えかもしれないのだが、僕の印象に残っている。

手紙が上手いということは、
当り前だが「想いを言葉で表現することが上手い」ということだ。
これはとても汎用性のあるスキルだし、
そんな「手紙の上手い」春樹青年は、
今や押しも押されもせぬ世界的作家となって、
今日、スピーチの原稿がこのように世界中で読まれているわけだ。

こうして読む村上春樹のエルサレム賞受賞スピーチは、
真摯であり、端正であり、確固とした信念に満ちていて、とても美しい。
その美しさが読む人の心を打つ。

ちょっと見た目には「お老けになった」感が否めない村上春樹氏だが、
彼の紡ぐ文章はやはり、侵すことの出来ない瑞々しさに溢れている。
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by shinobu_kaki | 2009-02-18 14:08 | 言葉は踊る。 | Trackback | Comments(0)

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