フェーズ。

今回のインフルエンザ騒ぎで、
「フェーズ3」とか「フェーズ4」なんて言葉が出てきたけど、
(参考:フェーズ4って何?-てんどう2の四方山話
この「フェーズ」って言葉、一般的な浸透具合はどうなんだろう?

本来は「位相」という意味らしいが、ちょっと難しいよね。
なんだか分からない。でも広告業界的にはよく使うんですよね。
仕事において僕は「ステージ」とか「段階」に近い意味で使っている。
(間違っていたら恥ずかしいなあ)。
でも、前にも書いたが、「ダンコンの世代」という人が本当にいたり、
「物議を醸し出す」という言い方を未だにする人がいるのだから、
まあ多少の粗相は許してもらう事にしよう。

カタカタ語というのはちょっとした独特のチカラがあって、
特に流行りだしたカタカナ語は「皆が使いたがる」という特徴を持っている。
そして、具体的なカタカナ語の効果のひとつとしては、
「なんとなく、賢しらに聞こえる」というのがあるよね。
要は「頭良さそう」に見せる効果が(まあ)なくもない。
ただこれは反面リスクがあって、
「軽薄そう」「嫌みったらしい」「カッコ付けてんのがカッコ悪い」という、
さまざまなマイナス評価につながる危険もある。
何事もほどほどに、である。あと、普段のキャラも大事ね。

さらにもうひとつの効果として、
「ネガティブな言葉がネガティブに聞こえづらい」がある。
例えばこれは、世に言う「フリーター」が最も顕著だ。
「無職」と言うよりうんと聞こえがいい。
もちろん厳密に定義付けすると違う部分も多少あるかもしれないが、
「フリーター」という言葉を知らない人に説明すると、
おそらく説明の途中で「無職」という言葉が出ざるを得ないであろう。
他にも「ローン」と「借金」、「リストラ」と「退職勧告」などがある。
どれもなかなかにハードな状況を表す言葉である。
この「カタカナ語化」については、
かようにハードいや酷薄な人生におけるさまざまな局面を、
なるべく殺伐とさせないための「印象のクッション」とでも言うべき、
衝撃吸収の効果があるのではないだろうか。

まあ、それを良しとするかどうかはまた別の話であるが。
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by shinobu_kaki | 2009-04-30 11:42 | 言葉は踊る。 | Trackback | Comments(0)

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