流れない水。

私たちは「私を超えるもの」を仮定することによってしか
成長することができない。これは人間の基本である。
子どもは「子どもには見えないものが見ている人、
子どもには理解できない理路がわかっている人」を想定しない限り、
子どものレベルから抜け出すことができない。
人間のすべての知性はそういう構造になっている。

内田樹(内田樹の研究室より)


最近「やっぱりそうだよなあ」と
思っている事がいくつかあるんだけど、
これもその中のひとつ。

レベルを上げるというか、上達しようと思ったら、
今の自分の「ちょうどいい」状態から少しがんばらないといけない。
ちょっとだけ無理をする事が必要なのだ。
しかし、いつも通りやっているだけではなかなか無理ができない。
少し上のレベルを自分で設定する必要がある。
そういった考え方が習慣化している人ならともかく、
そうでない人にとってそれは結構しんどい。
「きっかけ」も必要だしね。
自分で上げられない人は「鬼上司」のような存在が有用となるが、
叱られるのがとにかく耐えられないという僕のようなタイプの人は、
なんとかして自分で自分を上げる方法を見つけるべきだろう。

こういうのについて経験上思うんだけど、
常に外部の刺激というものに意識を置いておくといいかもしれない。
他人に会うでもいいし、本を読むでもいいし、街を歩くでもいい。
とにかくいつもの自分と違うイメージに触れること。
がんばっている人に会えば目標ができるかもしれないし、
街で誰かに出会わなくとも、日々が変わっていることを肌で感じれば、
風が吹くように、あるいは水が流れるように、
気持ちのどこかが入れ替わるかもしれない。
「流れない水は澱む」のである。
昨日と今日は違う日なのだ。忘れてはいけない。
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by shinobu_kaki | 2009-05-18 14:46 | 言葉は踊る。 | Trackback | Comments(0)

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