日本代表、静かにW杯へ。

日本代表の勝利とW杯出場権獲得、おめでとうございます。
これで来年の楽しみがまたひとつ増えた。

もちろん昨夜は恵比寿「フットニック」をはじめとする都心のパブ、
それに各家庭のテレビの前において、
4年連続となる日本のW杯出場を喜ぶ盛大な祭りはあっただろうが、
僕の印象としてはかつてのそれに比べ非常に静かな決着だった。
静かというのは、盛り上がりに欠けるということね。

日本を応援する声の少ないアウェイの試合ということもあっただろうし、
アジアでベスト3には入る日本の実力に対して、
4.5というアジア出場枠の多さからくる余裕もあったかもしれない。
ちょっと納得しがたい最後の長谷部の退場とか、
選手に指示を叫んでいたら暴言と勘違いされたらしい岡田監督の退席処分とか、
試合の最後にきて「なんかちょっと」感の漂う展開もあった。
ウズベキスタンのシュートがバーを叩いたり、ひやりとする場面もあったしね。

それでも序盤の中村憲剛の華麗なパスからの、
岡崎の泥臭いシュートによる1点を守りきって日本が順当に勝利した。

岡崎という選手はよく言われるように、
かつてのゴンこと中山雅史的なガッツあふれるプレーが持ち味で、
スタイルだけではなくちゃんと点を取るところまでよく似ている。
岡崎は背も高くないし、足も遅いほうだ。おまけにルックスもイマっぽくない。
でも点を取るという一点において秀でている。
嗅覚系の選手である。短時間で点の取れるスーパーサブ的なタイプだ。
同じ系統の選手として、本当はガンバ大阪の播戸が、
この岡崎の「枠」に入りたかったのではないだろうか。

パスを出した中村憲剛、いつも玉田の入るポジションに入ったわけだが、
長めのパスを武器とするこの選手のプレースタイルはすごく好きだ。
玉田は前回のW杯でもブラジルから鮮やかな得点を奪ったり、
過去の大事な試合においても結果を出している部分もあって、
ポテンシャルは非常に高い気もするが、どこか物足りない。

その中村憲剛に代わって出て来た本田圭佑だが、
ここ数試合の攻撃的姿勢は素晴らしいものの、
ムラッ気を感じさせるアンバランスなプレーはちょっと気になる。
なんというか、プレーがやんちゃでガキっぽいのだ。
歯に衣着せぬ発言に見られるような、若さゆえの傲岸不遜な態度も含め、
過去の中田英寿になぞらえる人もいるが中田とはちょっと違うだろう。
彼はもっと(孤立しがちな傾向はあったにせよ)成熟していた。
ただ、中田と違って自分で点が取れるのは頼もしい。
本人も言っているように、日本にいないタイプではあるので、
ここからどうレベルアップしていくのかが楽しみではある。

昔話はよくないが、ドーハやジョホールバルのイラン戦の時のような、
「いざ決戦」といったヒリヒリした切迫感のない予選だった。
前回のジーコの時も無観客試合で、静かと言えば非常に静かだったしね。
どうも、トルシエが率いていた2002年の地元開催、
初戦ベルギー戦のあの熱狂をピークに、
盛り上がりという意味でのテンションは下がっている気がするなあ。

僕だけかね。
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by shinobu_kaki | 2009-06-07 09:26 | さかー考 | Trackback | Comments(0)

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