フリーダ・カーロ、パブロ・ネルーダ

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今朝の日経新聞にフリーダ・カーロの紹介があった。
メキシコの女性画家である。
2002年、サルマ・ハエック主演で映画にもなっている。
僕も観たけれど面白かった。というか、美術がとてもキレイだったな。

フリーダについての(個人的な)謎は2つある。
ひとつは、なぜあれほどまでに自画像を描き続けたのかということ。
しかも美化して書いておらず、
もともと眉毛の濃いフリーダはその自画像においても完全に眉がつながっている。
なじみの深いところで言うと「こち亀」の両津のような眉毛なのだ。
そればかりか、自画像を見ると口ひげまで生えている。
このあたりの「男性ホルモン優位」な描写は、
彼女がいわゆるバイセクシャルだったことと関係があるのだろうか?
この写真なんか見るとそうでもないですけどね。

そしてもうひとつの謎は、
上記ともかぶるが、なぜ眉毛を剃らなかったのだろうということだ。
もちろん美の基準は人それぞれではあるし、時代や地域性においても異なる。
おかめちゃん系が美人とされたらしい平安時代や、
首の長い方が眉目秀麗と言われるアフリカの某部族の例を出すまでもない。
だが1900年代前半のメキシコにおいて、
そのような個性が「美しい」とされたことがあっただろうか?

まあ、「芸術家だから」の一言で終わる話でもあるんですけどね。


他にもラテンアメリカの誇る芸術家と言えば、
詩人のパブロ・ネルーダがいる。
彼は「イル・ポスティーノ」という映画にも登場している。
故フィリップ・ノワレがネルーダを演じた。
映画の舞台はカプリ島。こないだ「カプレーゼ」のエントリで書いた。

有名な言葉で「ペンは剣よりも強し」というのがあるが、
最近やはり、言葉を「武器」にした偉人をカッコいいと感じる。
ネルーダしかリ、(なぜか)アーサー・ミラーしかりである。
サム・シェパードだってあのルックスに加え、
優れた脚本をものにする知性があると感じられるからこそ、
あそこまで素敵に映るのだと思っている。

現実は少年ジャンプではない。ケンカが強いものが魅力的、ではないのだ。
(基本的に少年ジャンプは殴り合い漫画が多かった)
歳が枯れれば腕力も衰えよう。
物理的に戦ったとしても勝ち目は薄いだろう。
だが、成熟した大人の、本当のカッコ良さというのはそこではない。

年月をへるごとに年相応の知性を身につけていく、
ゆっくりとでいいから自身の教養を深めていく。
それがいわゆる「良い歳の取りかた」なのだと思う。
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by shinobu_kaki | 2009-07-15 14:57 | エウレーカ! | Trackback | Comments(0)

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