2004年 08月 25日 ( 2 )

団塊の世代。

昨日の夕方の1対1の打ちあわせ。
新規の仕事。初めての顔合わせだった。

イベント会社所属の彼は、よく日に焼けた顔がワイルドな風貌、
年齢はおそらく30台後半と思われた。

打ち合わせは進む。
メモをとりながらふむふむと聞く。
「ふむふむ。えーと、ターゲットはどういった層になりますか?」俺は聞いた。
「そうですね、10代の若い女性からダンコンの世代まで…」


俺はいま試されているのか、



と思った。
わざと間違えてちゃんと否定するかどうか、
この男は仕事相手の常識レベルを計ろうとしているのか?

いや、彼の発言はどうやらのようだし、
ということはこの仕事の件で人に説明を繰り返してきたとすれば、
誰にも修正されずにここまできた、
ということになるのではないか。教えてあげたほうが良いのだろうか。
それが優しさというものなのではないか。

いつもなら、

「10代の若い女性からダンコン
            「ダンカイですね」


0.2秒で修正 を入れる俺であるのだが、
昨日に限って打ちあわせ前後が非常に忙しく、少々疲れていた

俺はちょっと迷ってから、
彼からも見える位置に見える大きさで、
自分のノートにゆっくりとペンを走らせた。


「団カイの世代」


と。
by shinobu_kaki | 2004-08-25 15:30 | ライフ イズ | Trackback | Comments(17)
昨日の夜に帰宅したら、ちょうどサッカーの始まる時間だった。
五輪準決勝、イタリア対アルゼンチン。事実上の決勝戦、らしい。
知らなかったのでこれはラッキーと思い、
ちょうど買ってきたビールの「秋味」を冷やしたグラスで飲みながらサッカーを見た。
自動販売機のコーヒーにホットが登場すると冬を感じるように、
コンビニのビールコーナーに「秋味」を見つけることで秋を感じる。
季節のビールってすっかり風物詩化してますよね。

イタリアはポスト・ビエリ(か?)のジラルディーノが1トップ、
オーバーエイジで起用されたピルロがその下がり目にいる。
ピルロは本来かなり低めのポジションから長いボールを配給するタイプの選手で、
自らアタックするタイプの選手ではないため、
イタリアはジラルディーノがマークされると攻め手にバリエーションを欠く。
アルゼンチンの3バックはオーバーエイジのアジャラを擁し、
そのままA代表でも遜色ないレベル。イタリアの攻撃は寸づまりになりがちだ。

対してアルゼンチンは非常に攻撃的で、
ずんぐりしたルックスを含め「マラドーナの再来」と言われる10番・テベスがいる。
アルゼンチンは才能あふれる攻撃的な選手をこれでもかと輩出してきたが、
ここ数年はマラドーナの才能を縮小分割再生産したようなタイプの選手が多かった。
決定力はバティストゥータ、
突破力はオルテガ、
展開力はヴェロン、
インスピレーションはアイマール、
老獪さはシメオネ、
といった具合。
それはまるで神がその子供たちに自分の力を分け与える神話のようだ。
もちろん彼らはそれぞれ世界の超一流選手なのだが、マラドーナはあまりに神だった。
テベスはそれら全てを(まだ小さくとも)持っているような可能性を感じる。
アルゼンチンの1点目はそのテベスの鮮やかなボレーシュート。
テベスはここ数年目が離せない選手と思う。

「秋味」を2本空けたところで意識を失った。
どうやま床に倒れ込むように寝てしまったらしかった。
起きたら3-0でアルゼンチンが勝っていた。
1ゴール2アシストは、テベス。


朝。


起きたらつけっぱなしのテレビのニュースはどの局もオリンピック。
今週末の男子マラソンで全てのプログラムが終了するため、
各局はそろそろ総集編的な映像を流し始めた。
お父さんのアニマル浜口が目立った女子レスリングの浜口京子。
3位決定戦に勝ち、銅メダル。
「わたしはこのオリンピックで銅メダル以上の経験をさせていただきました」
しっかりした受け答え。立派だと思う。
生まれてから今まで、どれだけの愛情を受けて育っているか、
というのがその人の性格・人格に関しての最も大事なポイントだと思うけれど、
彼女はあのお父さんやお母さんからたっぷりの愛情を受けて育ってきたのだろう。
一見こわもての浜口・父だが、印象がほほえましいのは娘への愛情が見えるからだと思う。

井上康生の父親は息子が惨敗したことで、まわりの人たちに土下座していた。
だめだよお父さん、そんなことしちゃ。今は東京五輪の時代じゃあないんだから。
でも、このサムライ的な感覚が世界最強の日本柔道の強さの一端なのかな。
彼は目の前の人たちだけじゃなく、見えない「世間」に土下座している。
「罪」はないけど「恥」はある、という極めて日本的な感覚と無関係ではない。


自転車で通勤途中、いつものように美容室の前を通った。

今日たまたま目に入った美容室の値段表に、
「ジュテームパーマ」とある。
なんだろう。ジュテームパーマ。Google検索でも出ないんですが。
ジュテームなパーマなんだろうか。わからない。
くるくるした感じか?マリー・アントワネットか?
「ケーキを食べればいいじゃない」って感じ?なんだそりゃ。
誰か知ってる?ジュテームパーマ。

ちょっとクラクラしながら出勤。
朝にひと雨、今日は涼し。
by shinobu_kaki | 2004-08-25 11:19 | エウレーカ! | Trackback(1) | Comments(1)

移動祝祭日


by Shinobu_kaki