2009年 06月 10日 ( 1 )

普段は買わない雑誌。

a0022014_13283390.jpg

「東洋経済」を買ってみた。
今までほとんど買った事のない雑誌。
「週刊ダイヤモンド」は何度かあるけれど。

この2誌を比較するのが適当かどうかはわからないが、
内容は同じようでありつつ、なかなか対照的で面白い。

週刊ダイヤモンドはデザイン界の大御所、
岡本一宣氏がアートディレクションを手がけている。
今の本文ページの担当は違うかもしれないが、
表紙や中面のデザイントーンは明らかに岡本氏のそれである。
要は(好き嫌いはあるかもしれないが)個性的で、デザイン性が高い。
カッコいいデザインという意味ではなくね。
ここで言うデザインって「情報のまとめ方・見せ方」みたいなもの。
料理の仕方が個性的ということだ。

対して東洋経済はデザイン云々で言うと見るべきものは別にない。
もちろんちゃんと見やすいし、ジャーナリスティックな匂いも感じる。
要は個性的なデザインでないというだけの話だ。
週刊ダイヤモンドの佇まいを無理矢理Macに例えるなら、
東洋経済はWindowsである。かわいげがなく、そっけない。
でもそれでいいという割り切りも感じる。
扱っている話題が経済という一種非常にシリアスなものだから、
余計な装飾や作り込みは必要ではないと言っているようだ。
逆にいえば週刊ダイヤモンドは、
書体の選び方やデザインの処理の仕方から何から、
ちょっと癖がありすぎるのではないかと思えてきた。
これは加減の問題である。

ところで今手元にある東洋経済をめくると、
本来巻末にあってほしい奥付が30ページ目にあるのね。
ずいぶん早いエンドクレジットだよなあと思った。
乱丁かと思ったくらいだ。
最近、モーニングで「バガボンド」の乱丁もあったしね。

あと、AERAはシンプルだがデザイン上手いと思う。
さらに雑誌で言えばエスクァイアが最終号。
会社で資料として買ったのだが、
ここ数年のごとくに熱量・熱気の少ない内容だった。
各ページをめくってみても、こちらに迫ってくるものがない。
遠くで小さな声で何か言っている感じがした。
主要メンバーによる回顧録のページもいくつかあったが、
総決算なら総決算らしく分厚く回顧して欲しかった。
後藤繁雄と森永博志の対談(4ページ)なんて文字数少なすぎるよ。
個人的には「クラブシャングリラ」を最終号だけ復活して欲しかったけどな。
多分編集部でもそういう声はあったかもしれないが、
そうさせない何かがあったということでしょう。
主役2人の「あれはもう終わった事だから」みたいなスタンスとかね。

さらばエスクァイア。
20代前半の頃の自分の、あの背伸びした自意識とともに。
by shinobu_kaki | 2009-06-10 12:59 | デザイナーという病 | Trackback | Comments(2)

移動祝祭日


by Shinobu_kaki