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目黒 闇市倶楽部

「この辺で肉、ですか?
 なら、目黒の『闇市倶楽部』ですね。
 恵比寿、目黒近辺ではそこがダントツです。」
(広尾 餃子バー店員)

順番的にほかにも書くネタはあるのだが、
とにかく興奮さめやらぬうちに書く。
先ほどまで友達と恵比寿「じょう」でたらふく飲んでいて、
「実は、今日は焼肉に誘おうかと思ったんだ」と僕がいった。
会計直前だ。
「うそ、行く」
「今から?」
「行く」
電車でひと駅。目黒の雑居ビルの地階「闇市倶楽部」。
噂には聞いていた。
さっき腹一杯食べている。ひと皿がせいぜいだろう。
5分待って入店。
中目黒「鳥小屋」のごとく、壁びっしりのサイン。
ほぼ満席だ。
ビールとカルビ、ホルモンをオーダー。
え?煮込み食べたい?じゃあ、煮込みも。
炭火の台がカウンターに無造作に置かれる。暑い。
お通しは山盛りのキャベツだ。
最初はカルビ。焼く。
瞬時に2枚が食べごろに。ガッと行く。
もぐもぐ。
「ちょっと待って」「何?」
「これ、ちょっと美味いよ。ヤバい」
「ヤバい」は美味いの最上級だ。
次々行く。ホルモンが来た。
店の名前は「ホルモン道場 闇市倶楽部」だ。
ホルモンをはずす事はできない。
すぐに焼いて、食べる。
とんでもなく美味い。
肉汁がじゅわっとあふれる。
ホルモンがカルビを超えている。
満席の店内は戦場の忙しさだ。
それに触発されるように、我々は食べ続ける。
おいおい、ひと皿だけじゃなかったっけ?

会計を終えて、我々は笑顔が途切れない。
お互いに「美味かった」しか言わない。
「噂どおりだったね」と僕が言う。
朝までやってるからさ、夜に肉が食べたくなったらここしかないね。
非常に満たされていた。美味すぎた。
目黒駅のホームで笑顔で別れる。

煙りがモクモク、多少匂いがつくかもしれない。
嫌?
とんでもない。
明らかにレベルの違う、美味しい肉。
焼肉好きなら、絶対にはずせない。
満足感は保証する。
本当に、美味いよ。

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闇市倶楽部
品川区上大崎2−27−1 
サンフェリスタ目黒B−110
17:00〜5:00(L.O.4:30)
土日祝16:00〜5:00(L.O.4:30)
無休
by shinobu_kaki | 2004-07-31 23:42 | 最初の一皿、最後の一杯 | Trackback | Comments(10)


憧れるのは 速度ではなく

その辺の 道端に 

無数無量に 当たっている

光を束ねたような 

静かな静かな キンキンギラギラだ

そんなのに なれたらいい

キンキンギラギラ 静かに輝いて 

声や言葉を失って 

バターみたいに 君と溶けたなら

ゴールデン

その向こうに 何があろうと 構わない

溶けてしまった 

かつて二人だった この私たちは

石の上で輝いて 気紛れに 

虫たちの影を 葉脈に落すだろう

風にハラハラと屈折し

夜にはさようなら 

陽が昇ればこんにちわ

かつて人間だったことを 

私たちはいつまで 覚えているのだろう



藤代冥砂「ゴールデン」(SWITCH 1999年9月号掲載)
by shinobu_kaki | 2004-07-31 17:01 | 言葉は踊る。 | Trackback | Comments(1)
オレ様「オレdays」のバンコク旅行記に触発。
いつかのバンコク、一晩だけの放浪記。



年前の社員旅行はタイランド。社員旅行で海外、まだおおらかな時代。朝には成田を発った我々、8時間ほどのフライト。バンコクのドンムアン空港には夕方着。2月のタイは蒸すように暑いがこれでもまだ快適なほうらしい。亜熱帯の国なのだ。みんな仕事で徹夜明けだが、疲れに反比例してテンションは高い。空港でバーツにExchange。バスで移動。ちょうどバス一台分の団体。ホテルまでハイウェイを走る。夕暮前のタイ王国の首都を見下ろしてぐんぐん走る。ミレニアム前のバンコク。予想以上に背の高いビル群。逆光。眩しい。つくりかけの街、建設工事の騒音、舞い立つ埃。ところどころに茶色、貧民街の様相。見覚えのある日本企業の看板、そして英語とタイ語の混在。近代化途上。印象は、それだ。

翌日の朝にはプーケットへ旅立つ。から、食事と寝る為だけにチェックインしたようなホテル。ピカピカというほど新しくはない。が、立派だ。ロビー集合。スケジュール発表。食事まで小一時間休憩。食事のあとは自由行動。当然だ。同僚と相部屋、交替でシャワー。水まわりをみるとホテルのグレードがわかる。ここはいいホテル。冷蔵庫の缶ビールを飲みテレビをつけた。異国の番組。文化的差異を感じる最も手早い方法。まず色づかいが違う。濃い。すべてに色合いが濃い。次々チャンネルを変える。誰かが歌ってる。地元のシンガーか。タイ語は馴染みがない。独特に語尾を伸ばす。日本語が日本そのものであると言われるように、言葉はその国を象徴する。タイは優しく感じる。言葉のせいかもしれない。それと、やはり、笑顔。

ディナーはホテルのラウンジ。4人一組、白いテーブルクロス。初めての亜熱帯、初めてのタイ・フードだ。ビールで軽く乾杯し、次々やってくる料理に手を付ける。やはり期待はトム・ヤム・クン。本場の辛さはいかほどか。ひとくち。そうでもない。思ったより辛くない。裏切られた気になってガッカリする。しかし裏切りはこのホテルだけだったといずれ判明するのだが、それはまた後の話。2時間ほど掛けてゆっくり食事。いずれも上品な味だ。

食べた。どうする。街に行こう。かねてからつるんで遊びに行こうと話していた友人達数人に声を掛ける。意外。眠いらしい。思えば徹夜明けだし無理もない。1〜2時間寝るからさ、それから行こうよ。飛行機で寝たじゃないか。元気なのは俺だけか。返事は決まっている。俺、先に行くよ。

バンコクは逃げる。街は逃げていく。追わなければならない。空港で換金したバーツを握り、ホテルの前のタクシーを拾う。トゥクトゥクは?ここにはない。普通の黒塗りのタクシーが並ぶ。一台捕まえる。行き先は?もちろんパッポン・ストリート。運転手は英語を話す。こちらもカタコトだが、コミュニケーションが取れないということはない。チャイニーズ?ノー、ジャパニーズ。彼の中では眼鏡はすべてチャイニーズだ。いろいろ話して、笑う。何を話したかは忘れた。10分ほど走ったか。やけに明るい。まったく見知らぬバンコクの街。あたりは暗いが、夜の街は昼のように煌々と光を放つ。どこも同じだ。街の明るさは欲望の量に比例する。着いたよ、ここがパッポンさ。サンキュー。バーツを払う。出る前に聞いていた適正の値段。優良だ。ちょっと拍子抜け。値引き合戦はどうした。裏切られた感すらある。しかし裏切りはこのタクシーだけだったといずれ判明するのだが、それはまた後の話。俺はこの時、初めての海外。チャイニーズのようなジャパニーズは、夜のバンコクに乗り込んでいく。(つづく)
by shinobu_kaki | 2004-07-30 20:46 | Trackback | Comments(4)

虹を見たかい

さっき、空に大きな虹が。
すかさずシャッターを切ったんだけど、
月と一緒で肉眼にはかなわない。

電線がジャマだよ。

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by shinobu_kaki | 2004-07-30 16:09 | ライフ イズ | Trackback | Comments(4)

チャーハン。

今日のランチは青山「ひちょう」の五目チャーハン。
ニガテな椎茸が入っていたのは誤算だったが、まあ気になんない。
ここは全体的に味付け濃いめ。
いつも混んでる。この界隈で「定食屋」って貴重かもね。

テレビでやってる高校野球を見ながら。もうそんな季節だ。

ごちそさまでした。

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by shinobu_kaki | 2004-07-30 15:29 | ライフ イズ | Trackback | Comments(2)
音楽のようになりたい
音楽のようにからだから心への迷路を
やすやすとたどりたい
音楽のようにからだをかき乱しながら
心を安らかにみちびき
音楽のように時間を抜け出して
ぽっかり晴れ渡った広い野原に出たい
空に舞う翼と羽根のある生きものたち
地にはう沢山の足のある生きものたち
遠い山なみがまぶしすぎるなら
えたいの知れぬ霧のようにたちこめ
睫毛にひとつぶの涙となってとどまり
音楽のように許し
音楽のように許されたい
音楽のように死すべきからだを抱きとめ
心を空へ放してやりたい
音楽のようになりたい
by shinobu_kaki | 2004-07-30 09:15 | 言葉は踊る。 | Trackback | Comments(8)

祝37,000アクセス

5月23日にBlogを始めて約2ヶ月。
ありがとう、おかげさまで



37,000Hits!



一度「事故」みたいにアクセスが爆発した日がありましたね。
そのせいで、本来のペースからすると異常に多い数値と言えよう。

「37,000って中途半端」と思われる向きもありましょうが、
ええと、ほら、誕生日の数字だったりいろいろと。

ひとつ今後ともごひいきに♪
by shinobu_kaki | 2004-07-29 09:06 | ライフ イズ | Trackback | Comments(10)

Battle fanatic 「Numper」

これ、懐かしいですね。
高校時代からのつきあいの友人で、
現在フリーライターのササボンの年賀状@2000年。
本人の承諾を得て掲載。

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まあ表紙体裁のカードというのはよくあるアプローチなんですが、
一度実際にやってみたかったんですよね。
そしたらなかなか好評で、このあとササボンの年賀状は
僕の手になる「表紙3部作」として、
シリーズ化していく事になるわけです(笑)

タイトルは「b」だけひっくり返せばいいってんで、
特に意味もなく決定。
コンテンツのコピーは当時のNumberコンテンツのパロディで、
それが全てササに関したものになってます。
金子達仁のエッセイ「いつかどこかで」が
「いつでもどこでも」になってたり(笑)ひどい話だ。
そうそう、彼は当時キャバクラ通いが盛んだったんですよね。
右下のはなぜか唐突に「ソトコト」の猿ふう。
なぜか猿が降りてきたんだよなあ。
コピーに関しても、この時は僕が9割方書かせてもらいました。
「JOB &〜」の部分だけササ作。

写真はちっちゃいポラしかないのを無理やり高解像度でスキャン。
陰影つけまくったりして、かなりいじってますね。
ちょっと顔、赤いですけど(笑)
それにしても、まさか数年後の年賀状には、
プロのカメラマンが起用される事になろうとは…!

でも、僕だったら年賀状に自分の顔はこんなに出せないですね。
ササは結構出たがりなんだよね、いろいろと。
トータル的に、おバカっぷりが気に入ってます。
まさに一発ネタやね。
by shinobu_kaki | 2004-07-29 01:03 | こしらえたもの | Trackback(1) | Comments(2)

ブログの危険性。

こないだ二子玉のBarのカウンターで浴衣で飲みながら、
豆次郎さんにちょっと話したんだけど。

ブログって、人によってはちょっと危険かも。

ブログって思ったこととかすぐ書けちゃうでしょ。
それでアップするとみんなに見てもらえる。
今日思ったこととか、時には悩みをつらつら書いたりする。

でも、そんなにみんながみんな、
自分の感情を言葉にすることに慣れているわけじゃない。

もちろんテキストの内容にもよるけど、
形の無い感情に言葉で形を与えるのっていうのが、
実はちょっと危ないんだ。
感情はもっと漠然としたもので、それは通常、形の無いまま流れていく。
言語化してしまうと流れていくべきものが残ってしまう。
その時、自分でもちょっとしか思っていなかった気持ちが、
やけにくっきりとしたエッジでもって立ち現れることになる。
ふと思った憎しみや苛立ちなどの負の感情は増幅され、
しかもテキストとして残ることで消えない痕跡になる。
それは「本当の感情」かというと微妙だ。
なぜなら感情は水のように流動的なものだからだ。
「夢を記録するのは良くない」にも少し似ているかもしれない。

ずうっと日記書いてる人は別とも思うけど、
日記はそもそも人には見せない前提のものだから。
「外部」に発信する言葉と、自分の中で反芻する言葉は別物だよ。

そんなことを思った。
by shinobu_kaki | 2004-07-28 22:37 | エウレーカ! | Trackback | Comments(1)

アフォリズム 坂本龍一

「一人の人間のいいところなんてひとつあれば十分。
 ないやつがほとんどだから。
 誰だってそうでしょ。
 使うアイテムだって5個ぐらいしかない。
 結局ひとつのことしかやってない。
 だから、別に過去に固執したり、
 後ろを振り返るというわけでもなくて、
 でも、出せるものはひとつしかないよね。
 それでいいんじゃない?」

坂本龍一(音楽家)
  
by shinobu_kaki | 2004-07-28 10:23 | アフォリズム | Trackback | Comments(7)

移動祝祭日


by Shinobu_kaki