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ジャイ子

ジャイアンこと剛田武(たけし)の妹、ジャイ子は漫画家のタマゴである。

彼女は兄の有形無形にわたる暖かい応援のもと、

「クリスチーネ剛田」のペンネームで作品をいくつか執筆している。
羅列してみよう。

●ジャイ子さん (24巻)
●ショコラでトレビアン (29巻)
●アンコロモナストーリーズ (29巻)
●日出処は天気 (29巻)
●ペロペロキャンディキャンディ (29巻)
●愛フォルテシモ (37巻)
●虹のビオレッタ (39巻)
●お兄ちゃん (44巻)

小学生にしては多作であるといえよう。

しかし「日出処は天気」など元ネタがバレバレなのはどうかとも思う。

彼女はこれらの作品に対し、
「どれもこれも、プロのまねじゃないの。
 あたしのかきたかったまんがは、こんなものじゃないんだわ。」

という名言を残している。
その意気や良し、であるが、

29巻も描いておいていまさら何を

という気がしないでもない。
と思って引用元をよく見てみると単行本の巻数ではなく、
ドラえもんのコミックスにおける登場巻数なのであった。失礼した。


「ジャイ子」という果たして戸籍として認められるのかという彼女の名前については、
諸説紛々であり、ここでは深く掘り下げない。
「ジャイアンの妹だからジャイ子」という一般的な説とは逆に、
「ジャイ子の兄なのでジャイ子のアンちゃん、ジャイアン」という

本家食いのような説までまことしやかに流布している始末である。

作者である藤子F不二雄先生はすでに逝去しており、
もはや確かめようのない、漫画界における一大ミステリーであるといえよう。



ちなみに彼女の初登場回の台詞は、
第一巻で屋根から落ちて木に引っかかったのび太に対しての、

「やぁ、首吊りだ、ガハハ」

というものであった。
後に漫画家として大器の片鱗を見せる彼女も、
幼児期は無邪気で残酷なひとりの子供であったのだった。



私事になるが、僕が小学生のころ隣の家に歳の近い兄妹が棲んでおり、

妹のあだ名は「ジャンボ」であった。
女の子としては気の毒なあだ名というほかはないが、
彼女はなんというか丸まるとしており、

その姿はトンガの王様を連想させた。
体型が、ジャンボだったのである。



何で突然ジャイ子かというと、
小鳥さんのコレにトラバしたかったからですね。

このセンスは好きだなあ。
by shinobu_kaki | 2004-08-31 16:43 | エウレーカ! | Trackback(1) | Comments(9)

アフォリズム 佐藤直樹

僕らはいずれ次のステップを踏まなければならない。ただし、それが現実逃避的なものであってはならないだろう。ある意味でじつに過酷と言える「目の前の現実」に対して、前向きに取り組んでいかなければならないのは自明のことなのだし、そうであってこそ、あくまで「同時に」とんでもない空想を自らのうちに育むこともできるのだから。そして、その空想を「新たな現実」にできるのは、今ある現実への対処によって鍛えられ身についた「術」だけなのだ。

僕らはもっと狂っていい。もちろん発狂したほうがいいなどとと言ってるんじゃない。そんなものはわかりやすすぎてつまらないと思う。けっして収束しないこと。つねに姿を変えていくということ。

佐藤直樹(アートディレクター)
by shinobu_kaki | 2004-08-30 20:40 | アフォリズム | Trackback | Comments(1)
エキサイトがこんな企画をやってました。
投票制です。


Q.アテネ五輪、あなたの印象に残った変わった名前は?

ユーシフ・チブサー(ガーナ)
イザベラ・オチチ(ケニア)
ピーター・ファンデンホーヘンバンド(オランダ)
クサイ・ムニール(イラク)
アドリアン・アヌシュ(ハンガリー)
ミャオ・ミャオ(オーストラリア)
チェーザレ・ボボ(イタリア)
ウドンポーン・ポルサク(タイ)
ニャホニャホ・タマクロー(ガーナ)


……。
「舌噛み系」「長い系」「笑っちゃう系」あたりに分類されますでしょうか。
さっき室伏の「繰り上げ金メダル」のニュース見てましたが、
「アヌシュ選手」はアナウンサー泣かせだよなあ。
あぬしゅせんしゅ。西山喜久恵アナがちょっと噛んでました。

室伏は繰り上げの金って嬉しいのかな。
金はやっぱり嬉しいのか。

4年に一度の祭りが、今夜終わる。

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by shinobu_kaki | 2004-08-29 22:49 | エウレーカ! | Trackback | Comments(5)

巨大なものが怖い、

という人がいる。
僕もその一人なわけですが。

タンカーとか、ダムとか、木星の大赤斑(目みたいなやつ)とか、
空を覆う入道雲だとか、無意味に巨大な建造物だとか。
ただ「大きい」という以上になんか恐怖を感じる。
そんな想像力豊かな人たちのために画像を集めたまとめサイトが、

こちら。

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↑こんなの満載です。怖いよう。
by shinobu_kaki | 2004-08-29 15:59 | エウレーカ! | Trackback(2) | Comments(49)

孤独のグルメ 焼肉篇

夕方、のんびりとジムに行って
アルゼンチンとパラグアイの五輪サッカーの決勝を見ながら汗を流し、
その後ついに、いよいよ、やっと、念願の焼肉を食べに行った。
場所は家からも徒歩10分と近い、恵比寿トラジ本店。
酒を飲む店にちょっと一人で行くことはよくあるものの、
「ひとりで焼肉」というのは初めてかもしれない。
まあ、それほど焼肉に飢えていたわけですが。

まずはトラジ独特の、泡のきめ細かい生ビールから。
ジム帰りの乾いた喉にビールがしみる。

飲みながら瞬時にオーダーを決める。
トラジおすすめのホルモン、
個人的にはずせない一番好きな肉、カルビ、
ネギが大好きなのでネギバカ、
そして山盛りのキャベツ。
一人だからせいぜいこんなもんだ。
バランスがいいんだか悪いんだか。きっと悪いな。

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キャベツ、ネギが来る。
キャベツはまさに山盛り。キャベツは好きなので嬉しい。
これだけでもつまみになりそうだが、
肉と一緒に食べたい。肉を待つ。

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そして肉。ホルモンから来ました。
「プリプリホルモン」と謳うだけはあり、食感に弾力がある。
「闇市倶楽部」のような野趣あふれるタイプのホルモンではなく、
もっと上品でかわいらしい味がする。美味。

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ついで、名物のカルビ。
も、ジューシィ。美味。美味しい。素晴らしい。
厚みもあり、満足度が非常に高い。
やっぱカルビです。

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ひとしきり食べて、やっぱりあれが欲しくなった。
冷麺。
メニューに「ちっちゃい冷麺」があったのでそれを。
肉の後にさっぱりした冷麺が良く合う。
固めの麺を歯で噛み切るのがいい。

かくて、十代の性欲妄想のごとき
僕の焼肉への激しい渇望はひとまず満たされた。
とてもとても満足である。

帰りに恵比寿にある、とある立ち飲み屋によってこようかと思ったが、
あまりに肉の満足度が高く、まっすぐ帰って来てしまった。

この後は家にある泡盛を水割りで飲みながら、
借りて来た沖縄の映画をのんびり見ようかと。

結局、電源OFFとかいいながらなんだかんだと忙しい、
ひとり上手な土曜日なのであった。

久住昌之 谷口ジロー「孤独のグルメ」
by shinobu_kaki | 2004-08-28 21:18 | 最初の一皿、最後の一杯 | Trackback | Comments(9)

雨の日は電源を。

昨夜は結局、渋谷の「ゆうじ」に行ってみたのだが
ちょうどラストオーダーも終わった時間、
焼肉にありつくことは出来なかった。悔しい。

帰りみちにふと、ここで事故にでも巻き込まれたなら
焼肉食べたいの詩(うた)が「遺作」ということになってしまうと思い、
いつにも増して気をつけて帰って来た。


今日は雨。
引っ越しの時に探した物件の最優先事項として
「陽当たり」を重視した僕ではあるが、雨の日は嫌いじゃない。
いつもなら休みの日はそわそわと、
必ずどこかへ出かける程の外出好きなのだが、
雨の日はなんとなく「あきらめ」がつく。
本を読んだりビデオで映画を見たりして過ごそうかという気になる。


[今日手に入れたアイテム]

江國香織「泣く大人」
王欣太「蒼天航路」32巻
箭内道彦「風とロック」
ゲームボーイアドバンスSP本体
ソフト「謎の村雨城」(懐かしいね)
ソフト「MOTHER 1+2」


今日はコトコトとゲームをしたり、
お香とか焚いてみたり、夕方からジムに行ったり、
ちょこっとお酒を飲んだり、
普段あまり見ないテレビを見たり、
「電源OFF」にして過ごそうかと思ってます。
こういう日もなかなか悪くはない。

よい週末を。
by shinobu_kaki | 2004-08-28 14:19 | ライフ イズ | Trackback | Comments(0)
焼肉食べたい。

焼肉食べたい。

焼肉食べたい。

熱くなった網にジューシーな肉を、
2枚3枚とのせ炭火であぶる。
あふれる肉汁が一瞬火を激しく躍らせる、

焼肉食べたい。

片面に火がとおったなら瞬時に肉を返し、
少しかりかりと焦げついたところを逃さずいただく。
決して躊躇は許されない。

焼肉食べたい。

厚みと歯ごたえのあるタン塩、
肉の甘みと旨味がそのままのロース、
肉汁いっぱい、口の中でとろけるカルビ。

焼肉食べたい。

じゅうじゅう音をたてて焼かれていく、
肉という名の幸せを次々とほおばり、
キンキンに冷えた生ビールでごくごくと流し込む。

ビール飲みたい。

焼肉食べたい。

焼肉食べたい。


おいしい焼肉が食べたい。
by shinobu_kaki | 2004-08-27 22:25 | 言葉は踊る。 | Trackback(1) | Comments(8)
個人的に2004年夏の最大ヒット、
スタバのストロベリークリームフラペチーノ
夏期限定商品。
とってもお世話になりました。

ひんやり、シャクシャク。
暑い日にはもう最高。

写真はトールサイズ。
@広尾店3階ソファ@二日酔い…。

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by shinobu_kaki | 2004-08-27 18:10 | 最初の一皿、最後の一杯 | Trackback | Comments(6)

アフォリズム 宮崎駿

「通俗作品は、軽薄であっても真情あふれていなければならないと思う。
 入口は低く広くて、誰でも招き入れるが、
 出口は高く浄化されていなければならない。
 貧乏ゆすりの肩代わりや、低劣をそのまま認めたり、
 力説したり、増幅するものであってはならない。
 ぼくはディズニーの作品がキライだ。
 入口と出口が同じ低さと広さで並んでいる。
 僕には観客蔑視としか思えないのである」


宮崎駿(映画監督・アニメーション作家)
参考資料/青井汎「宮崎アニメの暗号」(新潮新書)




彼はエンターテイメント作品に対して、
「ただ楽しめればいいもの」とは捉えていないことがわかりますね。
つまり作品は観客に何らかの変化を与えなければならない、としています。
観客を一段上に引き上げる「仕掛け」とはなんでしょうか。

「人と自然」「森」「神話」「五行」「アニミズム」「ケルト」「スペイン」
「母性」「非対称性」「異界」…
宮崎アニメはこんなキーワードで統一されてもいる。
子供から大人まで楽しめて、深いテーマ性があって、明快だが明解ではない。
すごい作家だと思います、宮崎駿。

ちなみに「もののけ姫」は屋久島の自然によく似ている、
との指摘が田口ランディはじめ各方面で多数ありましたが、
宮崎駿ら製作スタッフは実際に屋久島合宿をしたうえで、
あの映画を作ったんだと遅まきながら最近聞いた。
似てるはずだよね。
by shinobu_kaki | 2004-08-27 15:31 | アフォリズム | Trackback | Comments(3)

西麻布「A sign bar」

昔から名前は知っていて有名だが、それゆえになんとなく行ったことがない、そんな僕にとっての「東京タワー的」な店というのは都内にいくつかある。しかし名の知れる店というのは少なからず長所があるがために噂になるのであって、実際に行ってみるとサスガと思うことが確率的には多いと言える。

「A sign bar」の店名は進駐軍統治下におかれていた時代の沖縄にあった、軍人たちが通っていたBarがその由来。当時は衛生面等でずさんな店が多い中、その基準をクリアした「お墨付き」が「A sign」。西麻布交差点を六本木方面に100mほど行った右側の地下一階に「A」の一文字だけの看板。照明落とし気味のシックな店内、お店の人はかりゆしウェアに身を包む。
「今日はヒマヒマなんですよ」
テーブルシートに客はなく、カウンターに男女一組がいるのみだ。私来週沖縄行くのよ、とまりんの近くでお店知らないかしら。そうですねえ、とカウンター内のかりゆしが答えている。僕はカウンターの奥に座って、350種類はあるという泡盛のボトルに目を配る。絢爛豪華。泡盛ベースの果実酒も多数あるが、ここは純粋泡盛で行こう。
まずは、久米仙を、ロック。

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那覇、正確には首里っ子だというM嬢は、最近東京にやってきた。鼻筋の通った整った顔立ちに、人懐っこい笑顔と話し方。
「沖縄の地元の人は国際通りじゃあんまり飲まないかな。ほかよりも1.2倍くらい高いから。観光客向けだし。」
公設市場は?
「魚を買いに行くくらい。でも、国際通りに去年スターバックスが出来たときはおかしかった。コーヒー飲むのにみんな30分とか並んじゃって。弟が興奮してメールくれたの、スタバのコーヒー飲んだよって」
オキナワ、不思議の国。

彼女のオススメでクース「太平」を飲んでみる。去年、沖縄は慶良間諸島の阿嘉に行ったときに、夕方どこからともなく三線の音が聞こえて、見るとおじいさんが縁側で泡盛飲んで演奏してた。違う空気、違う時間が流れてると思って感激した。
「那覇のほうはそうでもないけど、田舎のほうは昼から飲むから。お客さんにお茶出す代わりに普通に泡盛出しちゃいますね。だからみんな、水割りで飲みますよ。ロックはあまり。お茶代わりだからそんなに強いと酔っぱらっちゃう」

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「泡波」という泡盛を作っているのは波照間島の酒造所だが、いまは操業していない。波照間島に行ってもなかなかボトルは手に入らない。県外に流出するからだ。もともとの生産量自体も非常に少ない。波照間の誇り・泡波は貴重な酒だ。カウンターの隅にボトルで置いてあるのを見逃すはずはない。メニューには「時価」とある。聞くのが吉。
すいません、泡波は今いくらで出してますか?
「1,500円ですね」
1ショット1,500円はシングルモルト並みの値段、安くはないがそこはそれ、モノが泡波だ。よそに行くと2,000円はくだらない。今日の3杯目は決定。

希少価値の高い高価な泡盛の話になると、奥のほうからいろいろ出してくれた。
一番貴重な泡盛は?
「これですね」奥から大事そうに抱えてきたのは「春雨 20年」。
一杯いくらで?
「いや値段はつけられないです。お店で出してもいません。置いてあるだけなんです」
そっか、飲んでみたいね。
「夢ですね」
奥からさらに2本。「守禮」に「かねやま」。「守禮」はやはりノープライス、「かねやま」は1ショット6,000円。見るだけにしようね。

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デジカメを出すと、驚くほどきさくに応じてくれる。「すいません、そういうのはちょっと」と言われるかと思ったが、
「どうぞどうぞ、どこでも撮っちゃってください。取材ウェルカムですから」
まあ取材じゃないんですけどね。パチリ。

ここの沖縄そばは手打ちだ。本土では珍しい、という。夕食後だったのでとても食べられなかったが、「うちはソバがおすすめですから」は嘘ではなさそうだ。飲んだ後にちょうどよい「半人前」の量の手打ち沖縄そば。
那覇っ子M嬢をして曰く、
「那覇のそば屋もピンキリですけど、ここのは美味いと思いますよ」
ラフテーは?
「○○○(他店)のが美味いです」
正直。そばの信憑性UP。今度はお腹を空かせてくるからね。


すでに秋近し東京。だが沖縄の至宝・泡盛の、
涼しい味はカラカラと、いつまでも夏なのである。



「A sign bar」
港区西麻布3-20-13 木村ビルB1F
19:00〜2:00 日休
by shinobu_kaki | 2004-08-27 12:45 | 最初の一皿、最後の一杯 | Trackback(1) | Comments(5)

移動祝祭日


by Shinobu_kaki