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パディントン2005

「はあ〜?」みたいなシゴト電話のやりとりを経て、
すっかりテンションが下ってしまった僕はビールを飲んで帰ることにした。
こういう時は「衆縁」である。気取りの無さがちょうど良いのだ。23時ちょっと前。
最近、通勤は徒歩である。会社から家まではほぼ30分。西麻布まで回り道。

急な階段を2段ほど上がり、勝手口のような扉を開ける。
立体的な作りのため、いきなり2階だ。厨房とカウンターのフロア。
いつものように迎えてくれたが、歯っ欠けKEY太郎がいない。
病気だそうで、数日休むという。
歯のスキマから気が抜けたんじゃないの?などと非道な軽口を叩きつつ、
まあ一杯だけのつもりだしとビールを頼む。
大好きなハートランドを最近置くのをやめてしまったので残念だが、
僕にはまだヒューガルデンがある。
ヒューガルデンはベルギーのフルーティな白ビール。
初めて飲んだのは新宿の「DUG」だったと記憶しているがどうか。

凄いタイミングで来たよね、と店長のJUN氏が話している。
「何?」と聞いても、まあ、あとでわかるから、と教えてくれない。
ちょうど僕のウワサをしていたらしい。ウワサ?
3階建ての店内は平日はいつもだが静かで、2階に来る客は少ない。
上の階から声がする。やがて一人が降りてきた。
彼はみかちのブログをたまたま見掛けて読者になったとかで、
もともと良く来ていたこの店が記事で紹介されているのを読んだそうだ。
彼女のブログにも時々「ペ」として紹介されている僕の話題も出たらしい。
「あとでわかる」とはこれのことか。
偶然だったが家も職場もそれぞれ近く、行動範囲が似ているかもしれない彼は、
いわば「ちどりあし・オス篇」とでもいうべき匂いがして好感。
恵比寿の飲食店の過剰行列の不条理について一瞬だが話す。

パディントンビールのドラフト、つまり生は日本にないらしい。
初対面の、空の上のお仕事をしているという女性客が教えてくれた。
ヘルムズデールあたりで見かけた気もするが、瓶だったかもしれない。
この方は正真正銘のちどりあし。ロンドンにもよく行くという。

パディントン。飲んだことはあるはずだけど憶えてない。
ギネス、キルケニー、バスペールエール…。
このあたりはサッカーバーの「フットニック」あたりでも見かける。
蜂のマークの美味しいビール。ロンドンに行ったときは好きでよく飲むんです、
彼女はそう言っていた。
「ではまた、パディントンで会いましょう」と帰り際、空の上のちどりあし。
酒の名前は往々にして土地の名前である。
パディントン。イギリス。イギリスに行く予定はまだないけれども。

僕はもう少し東の国であるベルギーの、ヒューガルデンを飲み干すと帰り支度。
コートを肩にかけたところで、焼いたギンナンがサービスで出てきた。
ニクいタイミングだったので、ギンナンを食べてから帰ることにした。
酒はタンカレー。ジン、国籍はイギリス。氷だけ入れて飲む。
なぜにギンナンにタンカレー、と思ったが、パディントンのマジック、
遠きイギリスに気持ちが飛んでいたのかもしれなかった。
by shinobu_kaki | 2005-01-28 14:39 | ライフ イズ | Trackback(2) | Comments(23)

天国と地獄。

「天国と地獄の違いって分かる?」

正反対なんじゃない?
天国と地獄だったら。

「具体的によ」

そうだなあ、天国は、なんか雲の上な感じかな。
それでみんな白くて薄い服を着て、にこにこしてる。
池があって、蓮が浮いている。天使が舞ってる。
小さな雲の上に白いテーブルと椅子があって、
人々は優雅にカフェ・ラテを飲んでいる。
ガトーショコラくらいは出してくれるかもしれない。

「地獄は?」

暗くて、とにかく暑い場所。
血の池があって針の山があって、痩せこけた人たちが裸で苦しんでる。
足もとはべちゃべちゃで、歩くのにも苦労する。
あちこちからうめき声が聞こえる。食事なんて食べるどころじゃない。
よしんば食事が出たとしても、
ちょっと想像したくない食べ物くらいしか出ないんじゃないかな。
せいぜい具の無いみそ汁とごはんとのり、
塩っからくて食べられたもんじゃないシャケの切り身。
学食のBランチレベルが関の山だと思うね。
どう?

「ちょっとステレオタイプじゃないかしら?」

そうかなあ。

「地獄と極楽はね、まったく一緒なんだって。何も変わりはない。
まったく一緒で、広い部屋の真ん中に釜があるの。
大きな釜の中にはうどんが煮えてあって、食べる物と言えばそれしかない」

素朴なんだね。
素うどんなの? 卵くらい入れたいな。
できればお稲荷さんもつけてほしいんだけど。

「お稲荷さんも卵も無いから我慢して。
それでね、おおぜいで釜を取り囲んで食事をするの。
これは天国も地獄もまったく一緒ね。
そしてどちらも、箸の長さが1メートルもある」

長いんだ。

「箸の端を、ダジャレじゃなくてね、
長い箸の端をつかんでうどんを食べる決まりなの。
でも1メートルもある箸だと、とても自分では食べられないわね。
1メートルの箸でうどんを食べた事は?」

ないよ。

「わたしもないわ。でも箸で食べなければいけないの。
それは天国と地獄のどちらにおいても、決められている。
でも地獄の人たちは、箸が長過ぎてどうしても食べる事ができない」

それはそうだよね。
でも天国も同じ箸なら条件は一緒なんじゃない?

「天国はここが違うの。
この長い箸を自分が食べるために使うんじゃなしに、
向かいの相手に食べさせてあげるの。
食べさせてもらった人はそのお返しに、やっぱり相手に食べさせてあげる。
そうすればみんながうどんをお腹いっぱい食べることができるの。
わかる?
これが唯一にして絶対的な、天国と地獄の違い」

なるほど。いい話だね。
ところでそのうどんには、ネギは入ってないの?
by shinobu_kaki | 2005-01-28 01:52 | 言葉は踊る。 | Trackback | Comments(17)

波田陽区。

いわゆる「ギター侍」。
「残念!!○○○斬りっ!!」の一発ネタ
年末年始もバラエティに出ずっぱりだった彼。


で、ここでひとつの疑問が生じる。

「陽区」ってナニヨ?

と、今さらながらに思って調べてみました。(調べるの好き♪)


生年月日は1975年6月5日。山口県の出身。
本名は「波田 晃」だそうである。
彼のデビューは1988年の春。

当時の芸名は「波田新陽区(ニューヨーク)」。

なぜニューヨークかというのはちょっと不明で(情報求む)、

「芸人がビッグになると言えばニューヨークしかない」
「ニューヨークの舞台に立つのが夢だった」
「なんか、ニューヨークが好きだった」


など諸説紛々であるのだが、
とにかく彼は「波田ニューヨーク」としてデビューしたのだった。

※ちなみに「リリー・フランキー」の正式名称は、
 「リリー・フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド」。


波田ニューヨークは芽が出ない。
波田ニューヨークは芸人としてどうも売れない。
年月が経ち、彼は思った。

「もう、NEWじゃないですから!」

(※脚色しています)

NEWじゃなくなった波田新陽区は、
「波田陽区」として再デビューを果たした。

※テロのあった時期ということで、「ニューヨーク」を自粛したとの説も…。


そして「ギター侍」としてのこのたびのブレイク。



字画が良かったんでしょうか…ねえ、細木さん?
by shinobu_kaki | 2005-01-26 16:41 | エウレーカ! | Trackback | Comments(19)

坊ちゃん出張。

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羽田の第2ターミナルの新しさに圧倒されつつ出張は始まった。


 親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりしている。
 小学校に居る時分学校の二階から飛び降りて一週間ほど腰を抜かした事がある。
 なぜそんな無闇をしたと聞く人があるかも知れぬ。
 別段深い理由でもない。新築の二階から首を出していたら、
 同級生の一人が冗談に、いくら威張っても、そこから飛び降りる事は出来まい。
 弱虫やーい。と囃したからである。小使に負ぶさって帰って来た時、
 おやじが大きな眼をして二階ぐらいから飛び降りて
 腰を抜かす奴があるかと云ったから、
 この次は抜かさずに飛んで見せますと答えた。

 夏目漱石「坊ちゃん」より


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松山は高校生の時以来だから、かれこれ15年にもなる。
その時の記憶はもう、ほとんどない。
出張といえども旅、事前に情報を集めてはみるのだが、
お世辞にも艶やかと呼べるものはない。
だいたいが「道後温泉」そして「坊ちゃん」にとどめを刺す。
温泉と小説だ。なんとも文学的と言わなければなるまい。
そして広い道路の真ん中を走る路面電車。これだ。
車と一緒に信号待ちを行なうこのバスと見まごう電車は、
完全に松山の街の中に人々の足として、また風情として一体化されている。
車と、バスと、電車が並んで走る。見た目に忙しく新鮮だが、
松山には日常だ。非常にスムースに人々は行き交う。

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ふと、県庁前の通りにデジャヴを感じる。
デジャヴは久しぶりだった。
わたしはデジャヴの感じ方に対して少々過剰なところがあり、
くらくらと立ちくらみのような状態になって立っていられなくなるほどだが、
今回は久しぶりのそれであった。
高校時代にここを歩いたことがある。
それは陽炎の立ち上る暑いさなかのことであったのだが、
広い道路、走る路面電車、少し背の高い建物と緑。
確かにここを歩いた記憶がくらくらと蘇った。

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中学校はヘルメット。「ヘル中」という。
わたしの中学もヘル中であった。
懐かしくなり、こっそりとシャッターを切る。
なにも素直にヘルメットをかぶることもないのだが、
真面目な中学生はきちんとかぶって登下校する。
いまにして思えば、なぜヘルメットなのであろう。
転んだ時の安全対策にしては、あまりに意味がない。
頭から転ぶ中学生がいたとしたら、
その運動神経全般に問題があると思われる。
もしくはこのヘルメットで命が助かった事例があるのかしらん。
まあ、一種の「制服」のようなものかもしれない、
そう結論づけてみるとしよう。

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「愛媛」というのは「美しい女性」という意味だそうである。
とても良い名と思われる。
そういう観点でいくと「愛知」もなかなかだ。
「神戸」というのも意味深だし、「和歌山」というのも滋味がある。
「京都」などは「みやこ」という意味の言葉の2段重ねだ。
そんなことを考えながら喫茶店の前を通りがかると、
猫がみゃあみゃあ鳴いてゐた。
動物の鳴き声というのはともすると、
なにを望んでいるのかわからないことが往々にしてあるのだが、
この時ははっきりとこの小さな猫の心情を解することができた。
「ちょっと〜中に入れてよォ〜」とやつは言っているのであった。
その様子が可愛くて思わずカメラを向けると、
中から飼い主とおぼしき女性が「すいません」とひと言、
泣く子を中に入れてやる。漱石だけに猫であった。

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地方都市というのは城下町が多く、
街の中心部に城址があってそのまわりに整然と区画された道路が走る。
ところどころに文明開化以前の名残が見られ、
それは金沢でも仙台でも変わらない。
クリーニング屋の脇の路地の奥に立派な門があったりもする。

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高松は讃岐うどんだが、松山にそれに代わるものはあるか。
みたところ、どうも無い。
なぜなら松山の至る所に「手打ちうどん」の暖簾が認められるからだ。
店によっては「讃岐『風』うどんできます」などと、
二番煎じを認める謙虚な姿勢も見られるほどに。
讃岐じゃなくても手打ちは魅力。夕方の薄暮の時間、
いわゆる小腹がすいたので、ひとつ食べてみることにした。

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がらがらと戸を開けて入るが時間が半端なためか、客はいない。
かま玉うどんを注文した。つゆはなく、ゆで上げたうどんに生卵を落とし、
生醤油をつるっと掛けていただくアレだ。
カウンターに座して待つ。目の前で店主がこしらえる。鍋に玉を入れ、ふたをする。
邪魔者はいない。一対一、男同士のサシの勝負なのだ。
しかし、長い。ひたすら待たされる。うどん一玉に店主は命を掛けているのだ。
まだ店主はふたを押さえたままである。終始無言の時が流れる。
やっと来た。かつぶしと天かす少量を掛け、醤油をたらして口へと運んだ。
後に、先方の担当者曰く
「ああ、あの店は『中の中』って感じですね。フツーです」

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夜は夜とて居酒屋で打ち上げる。
伊予ポジョ」という独自に育てあげられた鶏の店に入り、刺身やら焼き鳥やら。
そのあと有志というか男のみ3名でBARに行き、
スコッチを数杯空けながら来し方行く末などを話す。

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出発の朝。
ホテルのロビーに集まると、タクシーで空港へと向かう。
途中、街のど真ん中に済美高校。
甲子園に彗星のように現れ、春夏連覇を惜しくも逃した怪物高校。
済美はまるで病院のような風体をしていた。
結局道後温泉に入ったものもおらず、
漱石が「まっち箱」と形容した坊ちゃん電車に乗ったものもいない。
松山は終始曇り空。

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空港でじゃこ天うどんと明石焼きを食べていく。
じゃこは名物だそうだ。想像したものよりもじゃこ天は分厚く、相当美味い。
食べているうちに飛行機の離陸時間近く、
羽田とは似つかぬ小さな空港から、勢い良く飛行機は飛びだした。
眼下にはすぐに工業地帯と瀬戸内海が見えだした。
海はすぐそばにあったのである。
しかし飛行機はトビのようにゆったりと旋回を行なうと、
曇天もじゃこ天も、猫も温泉も出張も漱石も路面電車もデジャヴも関係のない、
まったく青と白の世界であるところの雲海の上へと飛んでいった。
機内アナウンス。東京の気温はおよそ10度。
1時間と少しで暖かい東京へと。

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※仕事の記述がまったくありませんが、仕事をしなかったわけではありません。よ。
by shinobu_kaki | 2005-01-26 13:52 | チープ・トリップ | Trackback(1) | Comments(20)
あともう一回あなたから またもう一回の電話で僕らはでなおせる
でも こういったことばっかり続けたら あの思い出がだめになっていく
がんばってみるよ 
優勝できなかったスポーツマンみたいにちっちゃな根性身につけたい

ここ最近の僕だったら だいたい午前8時か9時まで遊んでる
ファミコンやって、ディスコに行って、
知らない女の子とレンタルのビデオ観てる
こんなんでいいのか解らないけれど どんなものでも君にかないやしない

あの頃の僕はカルアミルク飲めば赤くなってたよね
今なら仲間とバーボンソーダ飲めるけれど 本当はおいしいと思えない

電話なんかやめてさ 六本木で会おうよ いますぐおいでよ
仲なおりしたいんだ もう一度 カルアミルクで


「カルアミルク」詞・曲 岡村靖幸



「ファミコンやって、ディスコに行って」というあたりが時代を感じる。
元祖の岡村靖幸のねっとりした歌唱ももちろんいいが、
最近Bank Band名義でリリースされたアルバム「沿志奏逢」、
櫻井和寿のボーカルになる「カルアミルク」もなかなかいいのだった。
電話なんかやめてさ、六本木で会おうよ、
仲なおりしたいんだもう一度、カルアミルクで…。
by shinobu_kaki | 2005-01-26 00:37 | 言葉は踊る。 | Trackback(1) | Comments(29)

(=゚ω゚)ノ

起きれたよう (=゚ω゚)ノ

こかれら


…噛んだ。

これから駆け足で羽田へ。
昼前には愛媛・松山に。
帰りは明日の昼すぎの予定。

昨夜の中華街の模様等はまた帰ってからアップします。
コメントへのお返事も、少しお待ちください。

松山…坊ちゃん…道後温泉…みかん…。

あとナンダロ。
確かめて参ります。


行ってくるよう (=゚ω゚)ノ
by shinobu_kaki | 2005-01-24 07:02 | チープ・トリップ | Trackback | Comments(13)

夢六夜。

夢を見た。


ダブルブッキングをしてしまった。

あの子との約束をすっかり忘れ、
古い友達とプールに行く予定を入れてしまったのだ。
「涙が止まりません…」あの子からのメールだ。
久しぶりに会う彼は、待ち合わせ場所のプールまで
颯爽と赤い車で駆けつけてくれたが、
事情を話すと「まあ、プールはまたの機会でいいよ」と言ってくれた。
「本当に悪い、今度おごるから」

あの子の家まで電車を乗り継いで1時間。
その前に、荷物をまとめなければならない。
僕は泊まっているホテルの古いエレベーターに乗った。
4〜5人ほどすでに乗っている。
上に昇るエレベーターに乗ったつもりだったのだが、
どうも下っているようだ。
あわてて途中で降りると、別のエレベーターに乗り込んだ。

今度はかなり新しくて広いエレベーターで、
全面がガラス張りになっている。4畳半ほどの広さがある。
同乗者は4〜5人だ。
ぐんぐん昇って行くにしたがって、
ホテルのまわりの田んぼを見下ろす形になる。
青々とした田んぼの向こうには海が見える。ちょうど朝日が海から昇る。
朝日は金色に輝いて、この世のものとも思えないほど美しい。

同乗者の一人は、清原だった。

背の高い清原は僕を見つけると、上から首を絞めてきた。
僕は清原の手首を強くつかむと、引き離すように締め上げた。
「おう、こいつ根性あるで、はは」清原が笑う。
清原に負けるわけにはいかない。
「なあ、オマエ、デザイナーやろ?」
僕はデザイナーだった。どうしてわかったのだろう。
指にできていたタコか?
「いや、手のひらの横んとこ、鉛筆で黒く汚れてるやろ。」
清原にこんな細かい洞察力があるとは思わなかった。
清原は八重歯を見せながら笑うと、エレベーターを降りて行った。
残ったのは僕と女性ともう一人。女性がやたら密着して話しかけてくる。
「このあと歌いに行こう、デュエットしてね」
いや、それはまずいよ。僕はこれから行くところがあるんだ。
こう見えても急いでいるんだよ。

いつの間にかエレベーターの周りの景色は
セピア色の街なみに変わっていた。
by shinobu_kaki | 2005-01-22 08:16 | 夢十夜 | Trackback(1) | Comments(7)

格付け番長 携帯篇

インフォバーンが発行している月刊誌「サイゾー」
以前まで「ラジコン技術臨時増刊」だったことをご存知だろうか。
一応、僕は毎月購入しております。
情報量はとても多いと思うが、ネタとしてタブロイド的というか、
ウワサ話系の記事が多い。それがいいんだけどね。脱力系。

その人気コーナーのひとつに「格付け番長」がある。
世の中の森羅万象というほどでもない色々を5候補あげて、
どれを最も指示するかをネット投票で募るのである。
ちなみに現在募集中のテーマは「負け犬系芸能人」
候補は、杉田かおる・久本雅美・さとう珠緒・飯島愛・梨花。
興味ある方は投票してみてもいいかも。

そして今回の発表テーマは「携帯電話メーカー」だ。

僕の携帯はauだが一部で囁かれたようにそこそこ古く、
カメラすらついていなかったりする。
それでも機能としては個人的には十分で、
写真はデジカメで撮っているし、
そもそも通話とメールができればオッケーである。
ツーカーの松本人志ではないけれども。


1位「au by KDDI」 

[コメント]
・着うた、かなり利用してます(男18)
・EZweb対応サイトが少ないのがねえ(女32)
・CMで、よくヨン様にあそこまで日本語を言わせたと思う(女22)
・新サービスをいち早くはじめるも、後からドコモにさらわれる悲哀(女29)
・INFORBARとか、買うのが恥ずかしい域にきてる気がする(男31)など

1位はau。上に書いたように、僕の携帯はコレ。
ながらくお世話になってます。携帯の最大手と言えばドコモだと思うけど、
auユーザーはかなり多いみたいですね。わりと電波の入りもいい印象。
デザイン携帯をいくつか出してるけど(talbyとかね)、
安目の料金で機種変更できるみたいだし、変えてもいいかと思ってもいる。
でも、ムービーとか正直いらんのよね。


2位「NTT DoCoMo」 

[コメント]
・正直、ネームバリューだと思う(女28)
・とりあえず高いので高校生にゃカナリきついです(女16)
・災害の時はドコモだよなあと痛感(女27)
・セキュリティに対する考えが甘すぎる(男41)
・機種変更高すぎ!もっと既存ユーザーを大事にしてほしい(女30)

メジャー感はやはりナンバーワンな気がする。
これって広告の力か。でもCM全般、変じゃない?
いっとき、僕のまわりはドコモばっかりだったような。
今はそうでもないのかな。
機種変更が高いのっていつも不思議に思う。
乗り換えられちゃうぞ。


3位「vodafone」 

[コメント]
・メール受信料無料がいい(女16)
・テレビが見られるのはいい。持ってる人見たことないけど(女23)
・NOKIAを出すのはvodafoneのみ!そこだけは素晴らしい(男34)
・なんか余計な機能をつけるのが好きねえ、って感じ(女29)

ベッカムのイメージかな。ロゴはカッコイイと思う。
「価格改正が頻繁で…」という意見もあるように、まだ混乱している印象。
ここの現社長兼CEOって、元ドコモの副社長なんだってね。


4位「TU-KA」 

[コメント]
・ある意味、一番奇抜な会社(女21)
・はっきりいって電話とメールだけじゃつまらないです(女13)
・あまり使わない人にとっては断然安いよね(女36)
・昔は浜崎あゆみまで担ぎ出したのにねえ(女29)
・シンプルにと言いながら、開発力がないだけに思えてしまうのは私だけ?(男28)

多機能性では完全に他社の後塵を拝しているため、
独自路線をゆこうとしているツーカー。
生き残りとしてのアプローチは間違いじゃないと思うけれども、
なんか地味なイメージはいなめない。
骨電動スピーカーとか、高齢者のほうを向いているような気がする。
これからの社会、ある意味正しい姿勢なのかもだが。
でもそれらも、あくまで結果的に、だよね。


5位「DDI POCKET」(H゛) 

[コメント]
・マイナー(女20)
・携帯電話売場では肩身が狭い(女42)
・携帯電話の料金がここまで下がると、PHSのメリットをあまり感じない(男26)
・PHS唯一の生き残りだけあって技術的にも優秀だと思う(男31)

まだあったんですか…というのが正直なとこ。エッヂ…。
実は前に使ってた。出始めの頃。
地下の店でもアンテナ立ちまくりで重宝した思い出が。



アンケートによると、今までに携帯電話を買い替えた回数は、
平均3.78回だそうです。
僕なんか物持ちのいいほうだと思うなあ。
まあ落っことして壊したことはあるけれど(データは無事だった)、
幸い紛失には至らなかったし。(でも危機は何度もあった笑)

いまやテレビ電話も出現して、
このポケットに入る小さな端末で出きることがものすごく多い。
映像も撮れるし、ネットもできる。これからどんどん進化してくのかな。
でも、これ以上の進化っていったいなんだろう。
あまり想像できない。よく、わからない。
数年前に香港で見た、小さくて機能が通話だけの丸っこい携帯、
あれが一番スマートに感じた。
どうしてもPCが苦手でアナログ属性の僕としては、
やっぱり話せりゃいいじゃん、と思ってしまうのだった。

あ、メールは絶対欲しいけどね。
by shinobu_kaki | 2005-01-21 20:34 | shinoBOOKS | Trackback | Comments(27)

アフォリズム 佐藤尚之



「世界中のいろんな街でいろんな喜怒哀楽が進行している中の
 ほんの一例が自分の人生なのだ」

佐藤尚之(クリエイティブ・ディレクター)
by shinobu_kaki | 2005-01-20 10:55 | アフォリズム | Trackback | Comments(14)

CUT 15th ISSUE

ロッキング・オンの「CUT」を初めて買ったのは、
1992年のビートルズ特集が最初だった。
その頃、遅まきながらビートルズ関係の本を買いまくっていた僕の、
アンテナに引っ掛かるべくして引っ掛かったのだった。

それから10年強。
「CUT」は買ったり買わなかったりだ。
基本的にインタビュー誌だけど、
映画スタアのインタビューって当たり障りのないものが多くて、
読み物としてたいして面白くはない。
スタアのファンなら目を☆にしてありがたがるのかもだけど、
僕は、誰かのファンになるっていう感覚が薄いのである。

今回は創刊15周年特集号ということで、久しぶりに買ってみた。


特集:この15年の15人


「CUTの歴史を華やかに彩ってきてくれた、
時代を象徴するイコン15人を大フィーチャー」だそうである。

15人の内訳は以下。


01_ジョニー・デップ

  
  ●代表作「シザーハンズ」「ギルバート・グレイプ」ほか

  アクターとしてかなり幸福なキャリアを送っている印象。
  実際、出演する作品をかなり選んでいると思う。
  整った顔立ち、立ち上る色気、華やかな恋愛遍歴…。
  しかし何より彼が凄いのは、そういった「いいオトコ要素」よりも
  「俳優としての演技力」が真っ先に語られることではないだろうか。


02
_リヴァー・フェニックス


  ●代表作「旅立ちの時」「マイ・プライベート・アイダホ」ほか
  ドラッグによる急逝からもう12年。享年23歳。
  死してなお恐るべき存在感を誇る。
  美しすぎる名前と相まって、すでに伝説となった感がある。
  後に彼の命を奪うドラッグと出会ったのは、
  あの「スタンド・バイ・ミー」の撮影の時期だったそうである。  


03
_レオナルド・ディカプリオ


  ●代表作「ボーイズ・ライフ」「タイタニック」ほか
  大作「タイタニック」の大ブレイクで「レオ様」と呼ばれた彼だが、
  「ギルバート・グレイプ」の演技が彼を見た初めてだっただけに、
  ミーハーな文脈じゃなくて、もっと演技派として扱う人じゃないか?
  と、違和感を覚えたのを記憶している。
  だってメチャクチャにルックスがいいわけじゃないでしょ?
  なので、自分の中では良くわからないポジションの俳優、
  という位置づけになってしまった人。


04
_ブラッド・ピット


  ●代表作「セブン」「ファイト・クラブ」「12モンキーズ」ほか
  プラピ。ジョニー・デップとは逆に、俳優というよりも
  「いいオトコ文脈」で語られることが多いように思う。
  意外に年齢がいっていて驚く(1964生まれ)。若く見えるよね。
  タランティーノ脚本の「トゥルー・ロマンス」にちょい役で出演している。
  あの頃はまだそんなにブレイクしてなかったよね。


05_ウィノナ・ライダー

  ●代表作「エイジ・オブ・イノセンス」「リアリティ・バイツ」ほか
  小さくて、コケティッシュ。そして希代のスキャンダル・メーカー。
  数々のビッグネームと浮き名を流したが、極め付けはジョニー・デップだろう。
  デップが自分の腕に「ウィノナ・フォーエバー」とのタトゥーを掘ったものの、
  結局別れてしまったというエピソードは有名だよね。


06_ニコール・キッドマン

  ●代表作「アイズ・ワイド・シャット」「誘う女」「ドッグヴィル」ほか
  「アメリカの息子」トム・クルーズとの結婚(&離婚)でボーンとBIGになった、
  ように思われがちだが、この人自身かなり大したタマだと思う。押しが強そう。
  かなりパワフルな人という印象。生まれはハワイだが、オーストラリア人。
  2003年の「めぐりあう時間たち」でアカデミー主演女優賞受賞。


07_スカーレット・ヨハンソン

  ●代表作「ロスト・イン・トランスレーション」ほか
  神童、だそうである。9歳で映画デビュー。11歳で主演映画賞ノミネート。
  そしてただいま弱冠20歳。これからが楽しみ、というには
  すでに老成したような印象もないではない。
  なんて言ってるけど、彼女の映画は一本も観てません。語れないね。
  

08_クエンティン・タランティーノ

  ●代表作「パルプ・フィクション」「キル・ビル」ほか
  ご存知タランティーノ。「パルプ〜」は僕が最も繰り返し観た映画(たぶん)。
  脚本はメチャクチャ面白いが、監督としては「?」という評価も。
  映画オタクらしい映画を撮る。
  つまり、好きな映画のエッセンスを取り入れるのが上手い。
  元ネタを知っていれば2倍楽しめる、マニア向けと言えばマニア向けの監督。
  もともとはビデオレンタルショップの店員だったことを思えば、
  現代のサクセス・ストーリーと言えなくもない。
  でも最近のより、初期の「レザボア・ドッグス」とかのが好き。
  

09_ウォン・カーウァイ

  ●代表作「恋する惑星」「天使の涙」「花様年華」ほか
  リリカルでオサレな映画を撮る。サングラスを外さないらしい。
  アジアン・スタイリッシュ。音楽のチョイス始め、センスがいい。
  世界が思う「香港らしさ」に上手くハマっているような印象。
  カメラのクリストファー・ドイルの功績がかなり大きいんじゃないかな。


10_ヴァネッサ・パラディ  

  ジョニー・デップの奥さん。2児の母にして、フレンチロリータ。


11_カート・コバーン

  ロック・アーティスト。カート・コバーンと言えば「ニルヴァーナ」。
  「ニルヴァーナ」とは「涅槃」という意味だそうである。
  ドラッグでリハビリ施設に強制入院。94年にシアトルの自宅で銃により自害。
  僕は「ニルヴァーナ」も聴かないし、彼を語る言葉を持たないのでご容赦。


12_ビョーク
 
  「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のインパクトが強すぎですた。
  あんな救われない映画は初めて。サントラ買うのもはばかられました…。
  ミュージシャン。出身はアイスランドらしい。猫顔・子供顔。


13_北野武

  「CUT」の前編集長である渋谷陽一氏によるインタビューが多数行われている。
  彼についてはもういいでしょう。いろんなメディアで語られているが、
  はっきりと、一種の天才と呼んで差し支えないはずである。
  浅草のストリップ劇場の幕間の芸人から世界のキタノヘ。
  誰も真似できない才能とキャリア。黄金期をいくつも持ってる希有な人。
  映画のネタをいつも考えており、常にノートは10冊を数えるそうです。
  

14_永瀬正敏

  「ミステリー・トレイン」。あと「濱マイクシリーズ」とか。
  早くから海外の映画界に行ったと思えば、国内のB級で活躍したりして。
  どこにも所属しない感のある、不思議な俳優だと思ってますけど。  


15_浅野忠信

  ロシア人とのクォーターだと聞いたことがある。存在感の役者。
  浅野はどの役でも浅野、と思えるほど存在感が演技をしのいでいる気がする。
  いいんだか悪いんだかだ。時代を築くという感じではないが、
  ある意味日本映画史に残る存在なのでは。好みはあるが、いい顔だと思う。
  ちょっと前まで、浅野が出てない日本映画は無いんじゃないか、
  と思われたほどの売れっ子だった。奥さんはCHARA。
  「CUT」言うところの「日本映画隆盛の立役者」。そうかもしれない。


あと「CUT」で思いだすのは、
以前に後ろのほうのページで小西未来が連載していた、
「映画の『科学と学習』」。メチャクチャ面白かった。
実際にカリフォルニア大学の映画学科で映画の製作を学び、
映画を撮る際のセオリーであるとかをレポートした連載。
単行本化されたら即買い、と決めているのだが。
by shinobu_kaki | 2005-01-19 16:31 | shinoBOOKS | Trackback(1) | Comments(13)

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