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みうらじゅん「KEEP ON!」

でも、努力は面白いよね。
「努力って言葉は嫌い」っていう人いるけどさ、一番面白いのにね。
それが報われなかったりするのもまたいいんだ。
無駄な努力って一番面白い。
いいじゃん、そういう努力してる人って。
なにか必死でやってさ、「水の泡」っていうのがいいんだよ。

みうらじゅん(イラストレーター、ミュージシャン)


ひと回りすると、かっこ悪いのも「かっこ良さ」になる、
そんなパラドクスを体現するようなみうらじゅん。
「特別なことって一個もない。すべてのものに意味がないとなると、
逆にすべてのものに意味があるとも言える」と語る。

続ける事、やる事そのものに意味がある、そのことが意味になる。
みうらじゅんがエロスクラップをライフワークにしてるのも、
横尾忠則が滝のポストカードを集めていたのとある部分同義である。
意味があるかどうかなんて、後から人が決めればいいのだ。
きっとみうらじゅんは、そんなことを言っている。

ところでみうらじゅんって、僕が最初に入った会社の上司に似ている。
似ていると言っても、サングラスと長髪だ。
それだけあれば、大抵の人はみうらじゅんになることができる。
彼は、飲みに行って30分もすると必ず寝てしまう人で、
若き自分は「疲れているんだろうなあ、でももったいないなあ」
とか思っていたものだったのだが、
よもや10年を経て自分自身が「寝る側」にまわるとは、
とうてい予測し得なかった事態ではあった。

みうらじゅんを見るにつけ、ときどき彼のことを思い出す。
元気かなあ、O橋さん。
by shinobu_kaki | 2005-10-29 09:47 | 言葉は踊る。 | Trackback | Comments(10)
 ルドルフ・シュタイナーの本を読んでいる時に、人間を種子として見よ、という言葉があった。相手を現在のあり方だけで見るのではなく、その人の遥か過去と未来を見通して見ろ、ということであった。どこから来てどこへ行くのか。どういう過去からやってきて、どういう未来に向かって行こうとしているのか、そういう途上の人として現在の相手を見る。これは一種の宗教的ともいえる眼力トレーニングだ。
 この言葉を意識して人を見るようにしていたら、多少ともその雰囲気がつかめるようになってきた。過去・未来に対する正確な理解を求めているというわけではない。まことしやかな占いとは違う。そのような連続した生として相手を見ること自体が、相手に対する見方を変えるのである。遺伝子という決定的な運命を担う存在として、人間は、その生を生きなければならない。そうした宿命を負う者同士としてお互いを見ることができれば、コミュニケーションの余裕も変わってくるに違いない。
 私たちはある時期、競争社会に巻き込まれる。しかし、それが永遠に続くわけではない。やがては皆死ぬ事になる。死から逃れる事は誰にもできない。この公平さが、お互いの存在に対する哀れみや切なさに変わってくる。すべての人を愛することはできないとしても、理解をすることは不可能ではない。

(斉藤孝「コミュニケーション力」より)


時々、本を読んでいると、
自分の考えと奇麗にシンクロするテキストに出会うことがあって嬉しい。
上記のような感覚はよく分かる。
僕の場合は微妙に違って、どんな人であろうと、その人の少年時代、
もしくはもっとさかのぼって幼年時代を想像してしまう。
そして、誰もが無邪気で切ない、そんな季節を過ごしてきたのだと思うと、
少々の小憎たらしい所作でさえも、時々可愛らしく思えてくるのだった。
まあ、いつもそうではないですけど。
斉藤孝は、ベストセラーになるだけあって面白い。
言葉の使い方がしっくりくる。
売れる、というのはそういうことなのだろう。
違和感のあるものは売れない。そういうものなのだ。
by shinobu_kaki | 2005-10-26 01:33 | 言葉は踊る。 | Trackback | Comments(4)

昔の仕事。

昔の資料が出てきた。
正確には控えというか、提出物のコピーである。

駆け出しだった頃の20代アタマの、
小さなプロダクションにいた頃につくったマークたち。
数えるとゆうに100点を超えているが、
控えていないものもあるはずなので、もっとたくさん存在するはずである。

若い頃、今は統合されて名前の残っていない、
某大手都市銀行の周年マークをつくっていた時期があった。
もう、10年も前になる。

当時は今のようにMacなんてなかったから、
制作されたマークはすべて、手書きによるものである。
雲形定規とロットリング。
そしてコピーの切り貼り。超、アナログだ。
あの頃はカッターとペーパーセメントが「武器」だった。

制作ツールも味わい深いが、
マークの造形、若き自分の発想がなんとも興味深い。
奇をてらいすぎていたり、妙に雑だったり、
何かの影響が垣間見えたり、よけいな事をしすぎたりしている。
気持ちと気合いばかりが先走っている。
正直、とても見ちゃいられない。
これらの中から採用を強いられた当時の企業の担当者の方、
どうもすみません。
申し訳ない気持ちでいっぱいです。

でもね、
ひとつ言えるのは、
この幼稚で煩雑で盲目的で自己中心的で独りよがりでへたくそな、
この若いデザイナーは、
へたくそなりに結構必死で、一生懸命こしらえていましたよ。
何日も何日も、徹夜したりしてね。

だから、いくらか大目にみてやってください。
10年たった今、
もう少しマシなものをこしらえるようになったみたいですから。

…しかし、へたくそだよなあ…(笑)
ホントすみません。
by shinobu_kaki | 2005-10-25 01:08 | ライフ イズ | Trackback(1) | Comments(2)
菊花賞をリアルタイムで見ていた。
歴史的瞬間、だと思っていたからだ。

ディープインパクトと武豊はしかし期待を裏切らず、
余裕すら伺えるような最後の差しで、見事一着を射止めた。
1倍らしい。意外性のなさと比例して儲けはない。
しかしそれこそが、この馬の偉大さを物語っている。

どいつもこいつも気性の荒い、
サンデーサイレンスの産駒としては大人しい馬だそうだ。
しかし、学習能力がズバ抜けているという。
人間で言えば不世出の天才というタイプだろう。
何年かに一度こういうタイプが現れるものだ。
ディープインパクトは、間違いなく伝説となる馬である。
それだけにリアルタイムで見ていたかったのだ。

日本シリーズは、ロッテが連続で大勝。
阪神は眠ったままという印象だ。
ロッテの8番サードの今江が、日本シリーズ記録を更新する、
8打席連続安打だそうである。
ロッテの4番のサブローだが、失礼ながら4番の器ではない。
しかしロッテの野球は常軌を逸していると言わなければならない。
4番に威圧感とカリスマ性がなくとも、
戦い方はいろいろである。
実際、ロッテはかなり強いチームである。

シリーズの趨勢はいまだ予断を許さないが、
今まで見ていて思うことは、
日本シリーズのような短期決戦においては、
ラッキーボーイと言われるような選手が現れるチームが強いということだ。
あと、ミスをしないこと。これに尽きる。
個人的に「分母分子論」という考え方があって(いつか詳しく語りたい)、
チャンスの少ない機会においては、
当たり前のようだが一度のミスが命取りになる。
ロッテのトリッキーな戦力を攻略するには、
阪神の顔ぶれはオーソドックスにすぎるのかもしれない。

阪神甲子園球場に移って、阪神の流れが変わるか。
シリーズではそういうことがままある。

見守りたい。
by shinobu_kaki | 2005-10-23 22:10 | エウレーカ! | Trackback(5) | Comments(8)
日本たまごかけごはんシンポジウムが行われるらしいです。

日本たまごかけごはんシンポジウム
ブログもあるようです。

僕も大好きですね。卵かけごはん。
朝ご飯はけっこうな確率で卵かけごはんだったりします。
うちはごはんが美味しいですからね(アキタコマチ)。
卵だけでもかなりいけます。

そこで、tadashiブログででも紹介の、
たまごかけごはん専用の醤油。
ほしいなあ。
by shinobu_kaki | 2005-10-23 11:14 | 最初の一皿、最後の一杯 | Trackback | Comments(8)

兄弟仁義

めざましテレビに窪塚洋介が出ていた。
今さら気づいたけど、窪塚って黒目がやけに大きい気がする…。
漫画「ねこぢる」のキャラみたいだ。

窪塚には弟がいて、こちらもタレントだ。窪塚俊介という。
兄は、例の飛び降りの件をはじめ言動に奇異な部分が目立つのだが、
慶応義塾大学卒業、休学してイギリスのリー・ストラスバーグ演劇学校に留学、
という経歴の弟はもうちょっと理知的なキャラだろうか。
でも、あんまり見かけないので正直わかりません。
でも顔は似ていた。ポジションとしてどうなのかな。
業界的には「窪塚の弟で、窪塚に似ていて、もうちょっとマトモ」とかいう記号だろうか。
芸能界は個性とポジショニングが大事と思われる中、
「似た顔を持つ男」である兄貴の存在は邪魔なのかどうなのか。
共存ってあり得るのだろうか。よく、わからない。

しかしながら芸能界には「兄弟(姉妹)タレント」というのは意外に多い。
ざっと挙げてみると、

● 高島政宏・政伸
● 前田愛・亜季
● おすぎ・ピーコ
● 安倍なつみ・麻美
● 中川家剛・礼二(中川家)
● 叶恭子・美香
● 市川実和子・市川実日子
● 柏原崇・収史
● 石田ゆり子・ひかり
● 藤井フミヤ・尚之
● 工藤兄弟
● 岸部一徳・岸部シロー
● 荻原健司・次晴

けっこういますね。
この中でも、
活躍していた二人がたまたま兄弟だった(と思える)タイプと、
または○○の弟(妹)だということでトクをしているタイプというか、
兄弟であることに存在意義のある人というのもおりますね。
誰がどっちのタイプとはいいませんが。

しかし、近代日本の生んだ最強の兄弟というのは、
やはり石原慎太郎・裕次郎にとどめを刺しますね。
この二人は濃いよなあ。
by shinobu_kaki | 2005-10-20 08:14 | エウレーカ! | Trackback(1) | Comments(15)

地震少年。

6時半に汐留を出てから、打ち合わせで青山へ。
ライター2人とボスと四人で、4時間を超える長い長い打ち合わせ。
その後、小さい打ち合わせを2本。
終電が迫ったのでお開き。
別フロアで黙々と働くみんなは、何人か泊まりこみ状態らしい。
大変だけど、納期を守るのがプロだからね。
お疲れさまです。倒れんなよ!

倒れるといえば、打ち合わせ中に大きな地震。
一瞬ドキッとしたけれど、日本人は地震慣れしている。
まわりも、それほど騒ぐでもなし。
しかしこんなことではオオカミ少年の末路のごとく、
本当にヤバい規模の大地震が来たときに、とっさに動けない気もする。
防災が「流行り」と言われてしまう昨今の風潮、
なにか間違っている気がしてならない。

古田、プレイイングマネジャー就任。
でもギャラは今とそんな変わらないらしい。まあ金じゃなし。
漫画家末次由紀、盗作疑惑。
疑惑、というかギルティ。有罪です。執行猶予なし。
検証サイトを見ても、まあ確信のもとにやってること明白。
作家の価値はオリジナリティにあることを思えば(広告屋は別ですがw)、
これは断罪されてしょうがない部分でしょう。残念。

新しい名刺ができました。
肩書きもちょっと変わって。うれしかばい。出向だけどな。
by shinobu_kaki | 2005-10-20 01:09 | ライフ イズ | Trackback | Comments(4)
とにもかくにも、ロッテよおめでとう!

帰ってテレビをつけたら、ちょうど最後のバッター・川崎が打ち取られるシーンだった。
ソフトバンク(という呼び方にまだちょっと慣れない)は、
誰がなんと言おうと城島の離脱が敗因だったのは間違いない。
得てしてプロ野球というものは、中心選手が欠けたりすることで、
チーム単位の集中力が増して突っ走ってしまうケースがあるものだ。
数年前の小久保離脱のホークスが好例である。
しかし城島はチームの要たる捕手で、しかもクリーンナップを打つ主軸なのだ。
ちょっと存在が大きすぎたかもしれない。
少し前のヤクルトにおける古田のようなものだ。

それにしてもバレンタインは名将である。
勝利の数を積み上げて勝ち星を競うペナントレースにおいて、
圧倒的に素晴らしい成績を残す。勝負師だ。プロの監督なのだ。
前述の「チーム単位の集中力」を演出することが、
プロ野球の監督の一番の仕事だと思うのだが、
この一点においてバレンタインはずば抜けているのではないだろうか。
そういった意味で、会話に関しては不自由だと思うのだが、
選手とのコミュニケーションがきっちり取れている。
「その気」にさせることに成功しているのである。

日本シリーズは阪神と千葉ロッテ。
10年ほど前にはそれぞれ最下位が定位置とも言われた2チームが、
日本一を競うことになった。
決戦のシリーズ、広岡達郎風に言えば「選手権」は、
10月22日の土曜日、千葉マリンスタジアムで始まる。
by shinobu_kaki | 2005-10-17 22:20 | エウレーカ! | Trackback(1) | Comments(13)

髪。

最近気になってしようがないのは、
アートネイチャーは高木豊氏に、
どういう言い方で仕事の依頼をしたのだろう?
ということだ。

「あなたがこの広告のタレントとしてふさわしい」
というニュアンスがヒジョーに微妙ですよねえ。
「失礼ながら」をつけるとかね。
「失礼ながら、ふさわしい」みたいな言い方(どうなのか…)。

ま、受けるほうも受けるほうで、
「…やっぱり俺にきたか…」みたいに思ってるところもあるでしょーし。

開き直って、自分から売り込むとかないのかなあ。
どうなの、高木さん。


…ということを、朝のフジテレビ「とくダネ!」を見ていて思いました。
どうしてでしょうね、小倉さん。


雨ですね。
by shinobu_kaki | 2005-10-17 08:18 | エウレーカ! | Trackback(1) | Comments(6)
アメリカには将来なんてないよ。
アメリカはぶっ壊れてしまうよ。
アラーの神が神罰をお下しになる。
暴力、犯罪、地震…ありとあらゆる悪行の代償を払わされることになる。
アメリカの命運は尽きてしまったんだ。

モハメッド・アリ(1975年「PLAY BOY」インタビューにて)


もともと「カシアス・クレイ」という名だったアリだが、
ムスリムであったことを公表して改名。
「カシアス・クレイ」のほうがセクシーで良い名だという人もいる。
引退後はパーキンソン病にかかり、
震える手で開会式の聖火を点火した姿はインパクトがありすぎた。
「元ボクサー」というには存在がちょっと巨大すぎて、
なんだか大統領レベルの威厳があったように思う。
アリは言わば、大統領でもかなわない「スーパースター」であったわけだけれども。

上記の発言は、最近のアメリカの状況を思うと、とても予見的で面白い。
アメリカにおいて栄光を勝ち取ったアリは、
「アメリカ市民」であること以前に、
黒人として、同時にアメリカを憎んでもいたのだった。
by shinobu_kaki | 2005-10-15 14:21 | 言葉は踊る。 | Trackback(1) | Comments(3)

移動祝祭日


by Shinobu_kaki