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例外




「例外」でいたいね。
by shinobu_kaki | 2007-09-30 21:57 | 言葉は踊る。 | Trackback | Comments(2)

11時間。

昨日から今朝にかけて11時間寝た。

なんか久しぶりにたっぷり寝たという感じ。
そして昨日は朝イチでマイ・ゴッド・ハンドであるところの、
世田谷の鍼灸院へと駆け込んでチクチクと鍼を打ってもらった。
予約はとっていなかったが朝9時に思い立って電話してみたのだった。
「ダメもとなんですけど…」
「午前中なら空いてるよ」
すぐに着替えて、電車を乗り継いでいった。
先生をして「うーむ、これは…」というほどだったのが首まわり。
でも腰もそれなりだったので、やっぱりひととおり打ってもらった。
アカデミックな雑学が好きな先生とおしゃべりしながら治療、
「スフィンクスの鼻はなぜ欠けているのか?」
「欧米の車はなぜ右側通行なのか?」
などについて話したり、焚書坑儒と中国人のメンタリティ、
カースト制度とインドの近代化の関係性、
松茸のブランド価値の無為さなどについて話す。
「永谷園の松茸のお吸い物を入れて炊いたご飯に、
エリンギの刻んだの乗っけて食べると美味しいですよ」
今度やってみよう。

癒された身体に雨の日の涼しさが心地よい。
帰って食事をし、買い物以外は特に外出もせずに過ごしたが、
正直なところ昨日の午後はどのように過ぎていったのか覚えていない。
ただ、夕食のあとすぐに寝てしまったことだけは確かだ。
それが7時半くらいのことだから、今朝の6時半に起きたということは、
やっぱり11時間ほど眠ったということになるのである。
休みの日でも6時間ほどで目が覚めてしまう僕にしては、
例え普段から寝不足がちで疲れがたまっていたとしても、
子供のように11時間たっぷり眠るというのは珍しい。
それは鍼治療による癒しのせいもあっただろうし、
食事の時の1杯のビールのせいもあっただろう。
にわかに涼しくなった気候と雨のせいもあったかもしれない。

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11時間睡眠の途中で何度か、
短く目が覚めたようだがよく覚えていない。
なにか音楽が聞こえていたのだが、
どうやらヨメの聞いていた初音ミクだったらしい。
「ねえ、なんかシューベルトの『魔王』が聞こえた気がするんだけど」
「そうそう、初音ミクで聞いてた」やっぱりそうか。
それにしても夜中に「魔王」が流れている部屋というのは、
なかなかにシュールであると言わなければならない。

とにかくグッスリ眠って、ちょっと頭がすっきりしています。
やっぱり睡眠は大事ですね。

それから昨日ビデオを借りてこようと思って、
最寄りの、と言っても隣駅のレンタルビデオショップに行ってみた。
そうしたら営業時間のはずなのにシャッターが閉まっているじゃないか。
あまり流行っている感じがなかったのだが、ひょっとして閉店?
こないだ書店が1軒、閉店してしまったばかりだというのに、
次々と文化的カテゴリに属する店が無くなってしまって、
いったいこの街はどうなってしまうのだろう?

ああ、お腹が空いたね。なんか食べよう。
by shinobu_kaki | 2007-09-30 07:45 | ライフ イズ | Trackback | Comments(0)
ゆっくりするほど頭はクリアになる。
クリアにすれば、それだけ的確な判断ができるし、新しい発想も生まれる。
今までの経験から、とにかく体調を整えて頭をクリアにすることが、
「研究」にも「創作」にも不可欠なファクタだと思っている。
ただ、そうやってのんびりしている最中にアイデアが浮かぶようなことはまずない。
充分に休憩をしたあと、仕事を始めたときにはじめて思い浮かぶ。
やはり、頭が回っているときにこそインスピレーションはある。

森博嗣(作家・「MORILOGACADEMY」より)


アイデアを出す必要性がある時は、
一度思考を「ほぐす」というか、リラックスすることが必要だと思う。
リラックスしないと、対象について集中できないからだ。
緊張状態とはつまり一種の自意識過剰状態で、
上手くやろうとか、失敗しないようにしようとか、
要するに自分について考えている状態が「緊張している」ということなのだ。
リラックスしているときはそんな自意識から自由であるから、
目先の成果とか、結果にともなう他人の評価とか、
そういう私利私欲的なことから解放される「こともある」。
これは確率の問題かもしれないけれど。

あともう一つ大事なことだと思うのは、
リラックスの前に、一度その対象について可能な限り考え抜くことだ。
これ以上考えられないというほど考えて、
その上で精神をほぐすと、インスピレーションが降りてくることがある。
不十分なインプットで、正しくそして独創的なアイデアが浮かぶということは、
少なくとも僕は天才じゃないので経験上ありえない。

何かアイデアを形にしようとする時は、
対象に対してある種の謙虚さを持たなければいけない。
つまり今の自分自身が持っている情報や知識を総動員して、
決して労を惜しまない、それが「考える」ということだと思う。
by shinobu_kaki | 2007-09-26 12:22 | 言葉は踊る。 | Trackback | Comments(6)

さて、



シゴト終わった…帰ろう。


あ、晩ご飯食べ損ねてる。
何食べようかな。
by shinobu_kaki | 2007-09-26 01:11 | ライフ イズ | Trackback | Comments(2)
人身事故だか停止信号の影響だとかで、
今朝の電車はいつにも増して非常に混んでいた。
「満員電車」というのはちょっとした東京のシンボルと言えるほど、
非常に独特な悲哀の漂う、しかし正しく東京的な現象であると思う。

満員電車に押し込まれた状態というのは、
まともに考えればかなり人間扱いされていない屈辱的な状態なのだが、
通勤するサラリーマンにとっては毎日のことである。
どこかでそんな感情のスイッチを切って、淡々とやり過ごすほかはない。
それか、満員電車に乗らないですむ何がしかの選択をしなければならない。
遠くても自転車通勤にするとかね。時間ずらせる会社に移るとか。

いま日本は有事というか、いわゆる戦争状態ではないので、
かつてあったような直接的な悲劇を目の当たりにすることはない。
そういった意味では現代は平和と言えるはずなのだが、
もちろん悲劇というのは日々起こっていて、
それは形やスピードを変えた戦争のようなもの、と言えなくもない。
いや、戦争も日々の事件も規模は違うがどちらも悲劇である、
そんなニュアンスのほうが正しいかな。

満員電車も一種の悲劇と言えなくもないだろう。
そしてそれは戦争と遠いところでリンクしている。
なぜなら日本に、東京に、人間が多すぎるから渋滞が起こるのであり、
かつては戦争によって人口が調節されてきたという歴史があるからだ。
しかしもちろん、戦争が起こって人間が減ればいいと思っているわけじゃない。
人が死なないほうがいいか。人が多く死ぬほうがいいか。
そんな二択があるとすればそれは、人が死なないほうがいいに決まっている。
決まっているというか、それは一人のただの人間にとって大きすぎる問いなのだ。
権力者というわけではない普通の人間一人が守ることができるのは、
しょせん自分と自分の周りのほんの小さな範囲でしかありえない。

権力者といえば、今日にも福田首相が誕生である。
政治のことはそれほどインプットしていないしよく知らないが、
見るかぎり麻生氏はちょっとやんちゃな感じが否めない。
「漫画好き」とかのどうでもいい情報で世間に親しみを持たれているようだが、
二択の結果として福田首相という流れはとても順当な気がした。
福田氏は総理の女房役と言われる官房長官を務めた時期が長い
(在任日数1289日は歴代最長)。
そして官房長官は新聞記者への発表などを行う業務もあるため、
メディアへの露出が多く、その分国民に顔を認知されていた。
当時ニュースで福田氏の記者への対応を見ていたが、
どこかおちゃめというか、結構子供っぽい人だよなあと思ったけどどうかな。
これもあちこちで言われていることではあるが、
調整能力は高そう。だけどパワーはなさそうだよね。

もう9月も終わりだね。蝉も鳴かなくなった。
こないだまで真夏と思っていたのに、ずいぶんと時間が早く過ぎゆく。
時間は大事にしよう。
流されずに、時に流され、でも意識的に、意志的に、
毎日の時間を色濃く大事に過ごしたい。

命は、時間は誰にも有限だからだ。
by shinobu_kaki | 2007-09-25 10:52 | ライフ イズ | Trackback | Comments(2)
なにかが治っていく過程というのは、見ていて楽しい。
季節が変わるのに似ている。
季節は、決してよりよく変わったりしない。
ただ成り行きみたいに、葉が落ちたり茂ったり、
空が青くなったり高くなったりするだけだ。
そういうのに似ている、この世の終わりかと思うくらいに気分が悪くて、
その状態が少しづつ変わっていく時、
別にいいことが起こっているわけではないのに、
なにかの偉大な力を感じる。
突然食べ物がおいしく感じられたり、
ふと気づいたら寝苦しいのがなくなっていたりするのは
よく考えてみると不思議なことだ。
苦しみはやってきたのと同じ道のりで淡々と去っていく。

(よしもとばなな「ハネムーン」より)


ウェディングを行ったハワイには何冊か本を持っていったが、
そのうちの一冊を飛行機のどこかに置き忘れてしまったこともあって、
部屋にじっとしている時は常に何かを読んでいないと落ち着かない僕は、
残った本を何度か読んでしまうとすぐに本が恋しくなった。
もちろんワイキキは初めてだったし、そこらをブラブラするだけで
十分に新鮮なひまつぶしになることは知っているのだが、
オアフ島の陽射しはそれなりに強く、日がな外を歩いて過ごすには、
少々向かない日光の強さではあったのだった。

我々の滞在したモアナ・サーフライダーはいわゆるリゾート・ホテルであり、
中庭のプール、楽園のようなビーチ・バーなど、
それはそれは快適に過ごせるようなホスピタリティと言わねばならなかった。
でも、やはり一日のうちの何時間かは部屋で何もせずに過ごすことがあり、
そんな時に本があると退屈せずにすむのである。

僕はワイキキのどこかに日本語の本を扱っている書店があるのではないかと、
淡い期待を抱いて散歩がてらに探してみたのだが、
捕まえた道案内のガイド曰く、そもそもワイキキにはさしたる本屋はなく、
特に日本語の本が欲しければアラモアナ・ショッピングセンターへ行くべし、
とのことだった。僕らはお土産の下見を兼ねて、トロリーに乗って出かけてみた。

アラモアナ・ショッピングセンターはなかなかに広大で、
1階には大きなフードコートがあった。そしてやはり日本人が多い。
ひとつ大きなブックショップがあったが、そこで取り扱っているのは洋書ばかりだ。
日本語の本を求めてもっと奥へと進み行くと、そこにはブックオフがあった。
ワイキキの街のどこを探してもなかった日本語の本が、
ここには中古とはいえリーズナブルな価格でトコロ狭しと並んでいた。
僕は迷ったあげくに芥川賞受賞作の掲載された「文藝春秋」と、
宮部みゆき「龍は眠る」、そしてよしもとばななの「ハネムーン」を買った。

「ハネムーン」を買ったのはもちろん僕がハネムーンの最中だったからで、
それ以上のことは何もなかった。まあ、小説自体は題名から受ける印象とは違い、
それほどスウィートでメロウなものではなかったけれど、
相変わらず女性の一人称で語られるちょっとした「世界の秘密」は、
日本語に飢えていた僕にとって十分に満足できるものではあった。

「ハネムーン」はハワイ滞在中にだらだらと2回読んだ。
そして宮部みゆきの「龍は眠る」は帰りの飛行機の中で一息に読んだ。
同じ女性作家ながら、読むべきスタイルというか、
作品が読み手に強いる何か、というものがまったく違って面白い。
by shinobu_kaki | 2007-09-24 01:24 | 言葉は踊る。 | Trackback | Comments(4)

デジカメ帰還。

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我がコンタックスが修理を終えて還ってきました。

試し撮り。
by shinobu_kaki | 2007-09-22 21:51 | ライフ イズ | Trackback | Comments(0)
まずは仕事の話。
つまんないから、読みとばしたほうが?

今までさんざん「忙しい」とこぼすように書いてきたが、
密度という意味では今が一番忙しいのではないか?
というくらい仕事が見事に詰まっている。
睡眠時間は毎日3時間とか4時間程度で、僕としては恐ろしく短い。
これに、木曜日などはほぼ徹夜で始発帰り、
着替え&風呂の為に帰宅して1時間半だけ寝るつもりが、
目覚ましに気づかず3時間ほど寝てしまった。
それだって十分に短時間睡眠だ。

3ヶ月ほど前から会社がチーム態勢となり、
僕のとこにも2人ほどつけてもらって、主に3人で色んな仕事を回している。
この2人は経験はあるが会社としてはどちらも新入社員に近いので、
環境に慣れつついきなりハードワーキング、という感じでがんばっている。
どうしても仕事が詰まっているから、
それに合わせて僕の仕事もそれなりに早くなり、
最近入った人は、その進行のスピードに驚いていた。
「ほんっと早いですよね」
いや、そうではなくてですね、早くせざるをえないのですよ…。

昨日の後半はさすがに寝不足がたたったのか、
午後からずう〜っと頭痛がしていた。
頭がズキンズキンするなか、打ち合わせを重ねたり作業したりしていた。
終わったのは23時半くらいだったかな。
昼前に軽く食べたきりの飲まず食わず、さすがに最後は身の危険を感じたよね。

なので今日の土曜日は、仕事量的には出社したほうが良いのだが、
あえて身体を休める意味でも3人とも休日にした。
日曜、月曜と出社で、あれもこれもそれも仕上げなきゃならん。
さらに月曜の午後から別件の会議で、
その日の夕方はクライアントがチェックに来る。
やっぱ重なってんなー。いま、平日は仕事しかしてないからね。
(まあ、本ぐらいはすき間の時間に読んでいるが)。
濃いというかなんというか…。


それから嬉しい知らせ。
修理センターから「デジカメが直ったので、引き取りにきてください」とのこと。
ハワイで壊れたデジカメ、買い替えないといけないかと思ったけど、
1万円ほどで直った。あのコンタックスはお気に入りだからね。よかった。
あとで有楽町まで取りに行ってこよう。

あと、面白かったもの。
sorariumさんとこで見た、
国旗のデザインがリニューアルされるとしたら?
(上のリンクの「My Flags」からFlashに飛べます)
各国の国旗のデザインに、クライアントが赤字を入れてます(笑)
アメリカ合衆国「星が多すぎる」
スイス「十字は死を連想させるからダメ」
日本「赤が攻撃的すぎる」
フランス「記入欄(?)のスペースが十分でない」…などなど。
はっきり言っていちゃもんだよ!(笑)つか、国旗に記入欄はいらんだろ。
もちろんこれはユーモアで、面白いからいいのだが、
美意識のない素人のクライアントが、
デザインに口を出すと「台無し」になるという良い見本だよね。

クライアントは「世の中にこういう風に存在できるものにしたい」、
「人からこういう形で愛されるものにしたい」「こういう風に機能させたい」
そんな要望というか「想い」をハッキリ伝えてもらうだけで、
ディテールは創る人に任せないといけないと思うのだが。
「ここ、こうしたら?」なんて言うのは誰でもできるが、
デザイナーはもっと皮膚感覚含めトータルで創ってるもんだからね。
それは例えば、漫画のコマを一カ所だけ「こうしたいから」という理由で、
素人である別人が勝手に描き変える、というのに近い。
漫画が台無しになるのは目に見えている。
だから、美意識というか、アート意識の本当に高い人は、
宿命的に共同作業である広告をやりたがらない。
広告をやる人はもっと、コミュニケーションに興味があるんだと思う。


今日も30度まで上がるらしい。
窓から射し込む太陽の光が、じりじりと腕を焼く。
日本の9月ってこんなに暑かったっけか?
by shinobu_kaki | 2007-09-22 12:20 | ライフ イズ | Trackback | Comments(6)
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ワイキキはホテルばっかりだからね。
こうしてブラブラ歩いて、色んなホテルを見て回るのも楽しい。

これはハイアット・ワイキキ、
中央が3階までの吹き抜けになっていて、
ちょっとした滝のように水が流れ落ち、
きれいにライトアップされていた。
by shinobu_kaki | 2007-09-20 08:26 | チープ・トリップ | Trackback | Comments(8)

世界は個体ではない。

世界は個体ではない。

同じように、自分も、人も、
確固たるひとつの個体というわけではない。
それは流れ、常に姿を変えてゆく液体に近いものだったり、
空気のように目に見えない、
ぼんやりとしたあやふやな何かであったりする。

それは日々、まわりに触れることによって、
熱くなったり冷たくなったり、長くなったり短くなったり、
ざわざわと波だったり凪のようになったり、
あるいは流れ出てかさが減ったり、また増えたりもする。
そして時がたつと、心配しなくても
いつの間にかもとのかたちに戻ったりしている。

流れに逆らって無理に踏みとどまると苦しい。
誰が何をしなくたって、何もかもが自然に流れて行く。
そうして収まるべきところに自然に収まるようにできている。
あなたが心配しなくとも、流れはちゃんと続いていくし、
何かが損なわれたように見えたとて、
すぐに新しい流れがやってきて、
やがて忘却へと押し去ってしまうのである。
by shinobu_kaki | 2007-09-19 09:24 | 言葉は踊る。 | Trackback | Comments(4)

移動祝祭日


by Shinobu_kaki