朝青龍のモンゴル帝国。


ひとり無人の荒野をゆく。
そんな表現の似合う朝青龍の快挙である。
本名ドルゴルスレン・ダグワドルジ。通称ドルジ。
濁音の多い早口言葉のような名前。
四股名は「朝青龍明徳」。
野球も有名な四国の名門・明徳義塾高校出身だから「明徳」。
ちなみに「朝青龍」も近くの「青龍寺」からとっている。
モンゴル出身で、一家の男はみな、モンゴル相撲の強者。
遊牧民の末裔という「素材」を大相撲という「器」に入れたらどうなるか。
横綱の偉業は、そんな化学反応の成果だ。

江戸期の錦絵のような風貌、土俵の上の殺気は誰よりも鋭い。
「仕切りの時の僕の目を見ちゃだめだよ」と横綱、
世話になったおばちゃんに語ったらしい。
倦怠の時代に錯誤感漂う気迫も彼にとっては茶飯事、
稽古の量が飛びぬけて多い、わけでもないという。
その体躯を見るにつけ、「強靭」という形容が似合うと感じる。
やはり第一級の「素材」なのである。

ライバルと呼べる存在はいない。
長期政権には対抗勢力の存在があるものだが、
まさにモンゴルの、無人の平原をゆくがごとくの圧倒的連勝街道、
まだ26歳の大横綱は、日々いったい何と戦っているのだろうか。

朝青龍の7場所連続制覇、年間6場所完全制覇は史上初。
年間84勝というのも史上最多の新記録である。

で、話はまったく変わるけど、
26日に元世界王者のアランブレットにTKO勝ちした、亀田興毅。
彼はやっぱり、辰吉を意識しているの?(キャラとして…)
by shinobu_kaki | 2005-11-28 11:51 | エウレーカ!
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