第78回アカデミー賞発表。


プレゼンターというか、受賞者・受賞作を読み上げる人、
これはいつもハリウッドスターがその役を担う。
今朝のテレビでジャック・ニコルソンを見た。
なんてカッコいいんだろう、と思った。声もいいしね。
テレビで一瞬見ただけで、その圧倒的オーラが伝わる。
これが本物のスターってやつだ。

閑話休題。第78回アカデミー賞。
主だったところを順に追っていってみましょう。


作品賞★「Crash/クラッシュ」

「ブロークバック・マウンテン」が本命という空気があったが、
やはり「アジア人が撮ったカウボーイの同性愛映画」という、
二重三重に設置されたるハードルをすべて越えることは難しかったか。
女の子が撃たれる衝撃的なシーンが繰り返しテレビで流れています。
作り物とわかっていても、ああいうのを何度も見るのはなかなかしんどい。


主演男優賞★フィリップ シーモア・ホフマン『Capote/カポーティ』

38歳だそうで、もっと年上かと思っていた。これは褒め言葉。
もともと評価の高い人ではあったよね。個人的には「マグノリア」が印象的。
高校時代はレスリングの選手で、かなり強かったらしい。
そう言われるとなんだかすごく「レスリング顔」に見えてくる。
そういうのってあるんですよ。「なんかバレー部っぽい」とか思って聞いてみると、
ほんとに学生時代バレー部だったという女の子とかね。


主演女優賞★リース・ウィザースプーン
 『Walk the Line/ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』

ジュリア・ロバーツ、メグ・ライアンに続く「ラブコメの女王」だそうです。
ちなみに今回は逃したけれど、ノミネートのジュディ・デンチ。
「恋に落ちたシェイクスピア」のエリザベス女王役が良かった。


助演男優賞★ジョージ・クルーニー『Syriana/シリアナ』


「オーシャンズ11&12」等で有名なジョージ・クルーニー。
彼のフィルモグラフィを見るとなかなか豊富ですが、
個人的に一番印象に残っているのはロバート・ロドリゲスの
「フロム・ダスク・ティル・ドーン」だったりする。ごめんね、ジョージ。


監督賞★アン・リー『Brokeback Mountain/ブロークバック・マウンテン』


「監督賞」という賞の存在意義がよくわからない。
作品が評価されたら「作品賞」なわけだよね?
監督「のみ」の何を評価するの?演出?
それは作品賞とどうやって区別されているの?
作品賞がトータルなら、監督賞は一部?どうも謎なんですが。
「映画を撮る」ことが監督の至上命題なわけだから、
それは作品と切り離して評価できるものなのかなあ。
脚本賞はまだわかるんですけどね。


余談。そういえば某所で、
「アカデミー賞史上、最高作品と最低作品は?」みたいな問いがあって、
いろいろな人がいろいろな作品を挙げていたけれども、
(最高は「アマデウス」とか「カッコーの巣の上で」とか…)、
最低は「タイタニック」という声が多かった気がする。
面白いことに、人は絵作りの圧倒的技術ではなく、脚本、
つまりそこに提示された息づく人間の機微でもって映画を記憶するのである。

結局どんな作品でも、映画というものは、
「人間」について描かれているものだということなのだろう。


あ、本日34歳になりました。
「34」という数字はなぜか好きなので、
意味もなく嬉しかったり。
by shinobu_kaki | 2006-03-07 10:59 | 人生は映画とともに
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