2006年 04月 04日
おじいさんの手帳。
席は満席。電車はゆっくり走り出す。
僕はドアの横に立ち、本を読み始めた。
ふと、見るつもりもなかったのだが、
すぐそばの席に座っているおじいさんの、
手帳を開いているのが目に入った。
カラーペンをいくつも使って書かれた、
おじいさんの手帳はとてもカラフルで、
しかもホワイトで修正してたりしてぐちゃぐちゃだ。
手帳の右下、スケジュール欄に、
黒の太いペンで書かれた1行があった。
しかも文字と同じ黒の枠で四角く囲まれてある。
そこには、こうあった。
「コンピューターをマスターしてみよう」
超なごんだ。
がんばれ、おじいちゃん。